ニキビは、そのままにしておくと症状が進んでしまう皮膚の疾患です。「体調が悪い、病気かな?」と思ったら、病院に行こうと思いますよね?ニキビの場合も同じです。「ニキビかもしれない」と気づいた時点での受診をお勧めします。
どんな病気でも早期治療が一番。早く治療したニキビは、早くきれいに治りやすいということをお忘れなく。
また、赤くなって化膿したから手遅れということはありません。できるだけニキビ痕(あと)にならないためにも、皮膚科医に相談しましょう。
化膿した炎症性の赤ニキビがさらに進行すると、毛穴の奥の組織が破壊され、炎症がおさまったあとに肌表面に凹凸ができてしまいます。これがニキビ痕(あと)ですが、痕(あと)を残すニキビに「なる・ならない」の判断は容易ではありません。
大切なのはニキビを化膿させないこと、それ以上、悪化させないことです。ニキビ痕(あと)にならないためにも、できるだけ早めの受診を心がけたいです
患者さんの年齢や肌質、ニキビができた時期、経過やそれまでに行った治療、体調や生活習慣などを質問し、その人のニキビに適した処置やお薬で治療します。(詳しくは皮膚科での治療って?をご覧ください)市販のお薬やニキビ用の化粧品などでもニキビが軽くなることはありますが、なかなか治らないニキビになったり、ニキビがかえってひどくなったり、繰り返しニキビができる場合もしばしばあります。2008年には、日本皮膚科学会から日本初の「尋常性ざ瘡(ニキビ)治療ガイドライン」が発表されました。新しい治療を含めたいろいろなニキビ治療法の中から一人ひとりの患者さんに最適なものを選んで治療してもらえるので、ぜひ、皮膚科医に診てもらいましょう。
お礼
お礼が遅れてすみません; 詳しい説明ありがとうございます! 今のニキビ治療はこんなにも進んでいるのですね… ニキビで皮膚科に行くのはなんとなく恥ずかしい気がして、 今まで行っていなかったのですが、7964様の説明を聞いて行ってみようと思いました。中学生は医療費無料ですしね! お早くとても丁寧なご回答ありがとうございました!