• ベストアンサー

モーツァルト 2台のピアノのための協奏曲K.365

優雅な第二楽章で突然「えー!?」と、調子の外れたような箇所が前半と後半にそれぞれあります。 いずれもオケで主題が提示された後、ソロが始まって6小節目の一拍目の音です。 あと、中間部(ハ短調)でオーボエが出てきてから6小節目のピアノの音も微妙です。 モーツァルトは意図的に調子外れの音にしたのでしょうか? それとも装飾音(ターン)の付いた音符なので前後からこのような音にしかならないのでしょうか? お分かりの方、どうぞご教示ください!

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tattom55
  • ベストアンサー率52% (194/367)
回答No.5

同様の例は少ないとはいえモーツァルトやハイドンのソナタでは時々見かけますね。 少し奇異に感じてしまうのは我々が聞き慣れているパターンとは違うと思ってしまうからであって決して間違いではないと思います。 ひとつには「ターン」にたいするちょっとした誤解があると思います。 ターンは(ターン記号であれ小音符であれ)直前の音符を装飾するものであって、ターンの音をメロディに入れてしまうのは原則的にはアウトなのです。 ここのメロディの骨格は1拍目のCis→2拍目のDです。その過程に入れられている第1の装飾が付点リズムのEとD。さらにCisに対しての第2の装飾であるターンが加えられていると考えてみてください。 このEにナチュラル記号が付いていることが問題なんですよね。 この音を納得しながら弾く一つの解釈が和声です。 左手の和音をへ長調のIVの和音、つまり下からFBDと変えてみてください。そうすると聞き慣れた音がしませんか? このように左手の和声を変ロ長調のIではなくヘ長調のIVの転回形であるBDFと読むワケです。こうすると少し納得できないかな。モーツァルトはここで一瞬の軽い浮気をして音楽を楽しいものにしているんです。 ちなみにターンに関してはバドゥラ=スコダの名著「モーツァルトの演奏法と解釈」にかなり詳しく記述されていた記憶があります。読んでみてください。

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 楽典通りの和声が根拠なのですね。 古典では他にもベートーヴェンの作品にも一部見られます。 でも、モーツァルトがやると何とも冗談ぽくなるのは天才のちょっとした遊び心というか意表を突かれます。 装飾音、ターンに関してスコダの解釈本、機会があれば是非読んでみたいと思います。

その他の回答 (4)

noname#177763
noname#177763
回答No.4

gooウィキペディアを見たら、 2台のためのピアノソナタがいっぱいありました。 私の間違いでした。 ごめんなさい。

noname#157218
noname#157218
回答No.3

 「のだめ」に出てきた「2台のピアノためのソナタK.448(K.375a)」とは別の曲ですね。  聴いてみて、ちょっと意表を突く感じはしますが、これもありと思います。明らかに意図的にそう作っていると思います。モーツァルトは、ときどき意図的にセオリーから外れた悪戯をしますね。  コード的には、F7 → B♭dim → B♭ という動きです。  中間部の55小節目も、音とハーモニー上の位置は異なりますが、同じ動きだと思います。  楽譜は、下記の国際モーツァルテウム財団のホームページから無償で見ることができます。 (右上の NMA online → 確認ページで「yes」 → ケッヘル番号や曲種から検索) http://dme.mozarteum.at/DME/main/?

jupitan
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 URL参考になりました。

noname#177763
noname#177763
回答No.2

あれ~? そうでした~?? モーツァルトの2台のための協奏曲って1曲だけじゃなかったですか?

noname#177763
noname#177763
回答No.1

この曲は『のだめカンタービレ』の序盤に登場した曲ですね。 詳しく分からないので、マンガ喫茶などで読んで下さい。

jupitan
質問者

お礼

違います。 それは2台のピアノのためのソナタK.448です。 もっと沢山曲を聴いてください。

関連するQ&A

  • この曲何という曲かわかりますか??(多分、モーツアルトの曲です・・・)

    けっこう有名な曲だと思うのですが、なんという曲なのかわからずもやもやしています。ピアノなどの楽器があるかた下記の音をちょっと弾いてみてください!!そして、何の曲かわかったら教えて下さい。 TVでチラッとしか聴いていないので、何調とかよくわかりません(というか、ちゃんと聴いててもわからないです・・・ごめんなさい・・・) 雰囲気だけでもわかればと思い記入します。 ソ(付点4分音符)シラ(16分音符)ソ(4分音符)1拍休符 ド#(装飾音符)レ(付点4分音符)ドシラ(3連符)ソ(4分音符)1拍休符 上だったらG Dur?かなと思うんですけど、Cis Durでもいいし、なんでも長調だったらコレかな?あれ?ちがうかな?って感じです。 文字でわかってもらうのって大変ですね・・・; わかる方いたら是非教えて下さい!! ちなみにそのTVは1月3日の夜中3時か4時ごろにあっていた外国の映画で男の人が演奏していました。多分、モーツアルトの映画なんじゃないかなぁ・・・と思います。(違うことをしていて耳だけでしか聴いていなかったので・・・) よろしくお願いします!

  • モーツァルト

    ◆「モーツァルト」・レクイエムの終末(合唱)フーガ。Allegro   における、 ◆「4声・2重フーガ」の「提示部」について、教えてください。「対位法。p274」 ------------------------------------------------------------- この楽章において、まず、先に「調」の確認です。 【質問(1)】。この「第1(2)主題」の調は、「Dm調」です。いいですか?      (1小節め。B・バス。「ラ~」の小節) 【質問(2)】。この「第1(2)応答」の調は、「Am調」です。いいですか?      (4小節め。S・ソプラノ。「レ~」の小節) ------------------------------------------------------------- では、“本題その1”です。 【質問(3)】。「第1主題」の「入り音」は、「ラ」です。        なので、この音は、「主調・Dm調の属音」です。いいですか?       (1小節め。B・バス。「ラ~」の小節) だとすると、 【質問(4)】。「第1応答」の「入り(受け)音」は、「レ」です。       これは、主題が属音のため「+4の変応」のため、主題のDmの主音です。いいですか?       (4小節め。S・ソプラノ。「レ~」の小節) ------------------------------------------------------------- では、“本題その2”です。 【質問(5)】。「第2主題」の「入り音」は、「ミ」です。        ■この音は、「主調・Dm調のVII・C#dimの第3音」ですか?  または        ■この音は、「主調・Dm調のV・A7の属音」ですか?       (2小節め。A・アルト。「ミ~」の小節) 上記の(備考・補足) ・この解釈により、「第2応答」の「入り(受け)音」の「シ」が、連動して決まるわけですが、       (5小節め。T・テノール。「シ~」の小節) ・「+5」で、受けている。。。ということは、 「第2主題のスタート」は、「属音」ではなかった。。。と推測できます。 ということは、 ・「第2主題のスタート」は、「主音」または「第3音?」ということになろうかと思います。 そうすると、「A7」ではなく、「C#dim」なら「第3音?」ということになるので、ここは 「主調・Dm調のVII・C#dimの第3音」だと思いますが、いいですか? とりあえず、「2重フーガ」について、ここまで教えてください。

  • ドヴォルザークのチェロ協奏曲で。

    ドボルザークのチェロ協奏曲が大好きで,これまで数回演奏を聴きに行きました。 第一楽章の第一主題は,まずホルンの独奏で始まりますよね。 ところが,国内のオケを聴きに行ったら,3回中3回まで音がはずれてしまって いるようで,随分がっかりしてしまいました。 (もちろん国内で5本の指に入るオケばかりですよ。) ベルリンフィルで聴いたときは,期待通りの演奏で大喜びでした。 ホルンを演奏したことがありませんので,まったくわからないのですが, 奏法上あるいは,フレーズ的に難しいのでしょうか。 それとも,指揮者が意図的に音が割れるような演奏を求めているとか??? 詳しい方どうぞご教授ください。

  • 曲のタイトルを教えてください(モーツァルト)

    モーツァルトの曲で、たぶん交響曲第○番といった感じのタイトルだったと思うのですが、短調で4拍子?の曲で、最初のメロディが、ミ(♭)レ  レーミ(♭)レレーミ(♭)レレーシ(♭)ーシ(♭)ラ  ソーソファミ(♭)ーミ(♭)レドードー という曲のタイトルを教えていただけますか?音の高さは1点ハからから1点変ロ?です。非常に分かりづらくてすみません。昔、合奏をした曲でcdが欲しいのですが、タイトルが分からず買えなくて・・・よろしくお願いいたします!   

  • 他に似たような曲があれば教えてください

    今までクラシックとは無縁だった私が(今更ですが)のだめカンタービレのCDを聞き、クラシックを少しばかり聞くようになりました。 特に好きな2つが、ベートーベンの交響曲第7番イ長調作品92の第一楽章 と モーツァルトのオーボエ協奏曲 ハ長調 K.314(285d) 第1楽章です。 なぜこの2つが好きかは上手く言葉には表せられないのですが、あえていうならば音が厚くて明るく軽快で聞きやすい感じでしょうか。 抽象的で申し訳ないのですが、上記のような曲で他にオススメがあれば是非クラシック初心者の私に教えてください。お願いします。

  • モーツアルトのおすすめCD

    自己改善にモーツアルトがよいと聞きました。 特におすすめの曲は以下の通りです。 ・セレナード 第13章 ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」(第1楽章~第4楽章) ・ディヴェルティメント ニ長調 K.136(第1楽章) ・弦楽4重奏曲 第17番 変ロ長調 K.458「狩」(第1楽章) ・交響曲 第40番 ト短調 K.550(第1楽章) ・交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」(第1楽章) これらの曲が入っているCDがありましたらぜひお教え下さい(特にジュピター)。 宜しければお願い致します。

  • 大河ドラマ「篤姫」のテーマ曲をお聴きになったことがある方へ

    よろしくお願いします。 N響が演奏している、NHKの大河ドラマ「篤姫」のテーマ曲のイントロ部分についてです。 4小節目の4拍目で、メロディーを演奏する楽器がオーボエからクラリネットに、さり気なく引き継がれているんですが、 これって、オケやブラバンの経験者、あるいは、それらをよく聴く人であれば、すぐ気づくことなのでしょうか?

  • ピアノ曲の題名が分かりません

    最近、住宅街を歩いていたら某宅からピアノが聞こえてきました。 以前習っていたので、聞いた事のある曲だったのですが、どの 作曲家のどの題名の曲かが分からなくてとてもモヤモヤしています。 恐らくある程度有名な曲の第二楽章とか第三楽章とかだと思いますが…。 音取りが出来るので表してみますとこんな感じです。 (最小限の音符だけです) 3拍子のリズムで… ♭シ  ♭シ♭レファ  ♭シ  タン    タタタ     タン  1     2        3   シ   ♭シド♭ソ   ♭シ  タン    タタタ     タン  1     2        3 ♭シド♭レ     ド     ファ タンタンタン    ターン   ターン 1 2 3      123    123 最初の2・3拍目の「タタタ・タン」のところは1拍目より 1オクターブ下です。 マイナーな質問ですみません…。 ピアノを習っていらっしゃる方やよくピアノ曲を聞かれる方で、 もし思い当たる曲があれば、ぜひとも教えて下さい!

  • ピアノの楽譜でシャープについて

    楽譜で疑問に思うことがあります。 ハ短調で「ファ」に最初からシャープがかかっています。 ある小節で「ファ」にナチュラルを付け、さらにナチュラルのすぐ右にシャープが付いています。つまりは、ナチュラルとシャープが並んで、その横に音符が書いてあります。 これはシャープをかけて演奏したのでいいのでしょうか? というより、そう演奏しているのですが・・・。 最大の謎は「なんで二つも付いているのか?」ということだけです。 独学な人なので分りません。簡単なことだとは思いますが回答お願いします。

  • ベルリオーズ 幻想交響曲 3楽章

    お尋ねしたいのは、タイトルの通り 幻想交響曲の3楽章についてです。 アマチュア市民オーケストラでオーボエを吹いています。 今度幻想交響曲を演奏する事になりました。編成について困っています。 この曲は 1stオーボエ+2ndオーボエ(アングレ持ち替え)の計2名だけで演奏可能でしょうか? 3楽章の冒頭で1stオーボエが舞台外で吹いています。 3人目のオーボエ奏者がいる場合は問題ないのでしょうが、2名しか奏者がいない場合、 「1st奏者は2楽章の間に舞台外に出て3楽章のソロが終った直後に急いで舞台に戻る」みたいな事がスコアに記されていますが、これって実際可能なのでしょうか? 色々なプロオケの演奏の映像を見ると、どのオケも3人目(もしくは4人目)の奏者が舞台外で吹いているようで、こんなバタバタ出たり入ったりしているものを見た事がありません。 2名の奏者で演奏会をした事がある方、いらっしゃいましたら、実際の状況を教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。

専門家に質問してみよう