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百貨店を元気にするためには?
こんにちは! 最近、ショッピングモールなどが増えてきて、 百貨店の存続が危ぶまれていると聞きました。 そこで、百貨店で何かイベントなどを通じて 売上をあげる方法などはあるでしょか? 自分が考えたのは、ベタですが例えば 「世界のアクセサリー」 世界各国から人気のあるアクセサリーを 集めてきて、販売する。
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世界のアクセサリーを一堂に会して,一大キャンペーンをやったぐらいでは百貨店を元気にするためには、焼け石に水ほどにもなりません。なぜなら、今日の百貨店は単なる売上高の低下というだけでなく、構造的な不況事業だからです。その理由としては次のようなことが幾つか挙げられます。 まず最初は、流通ルートの変化によるものです。百貨店は過去から生産元からの直結した仕入れ体制ではなく、総代理店や代理店などといった伝統的な流通経路を経た仕入れ体制を固持してきました。なぜなら店頭での販売価格が一般の商店と比べて高くても、それでも百貨店のブランドの力と信用とで無事に売れていたからですし、万一の商品トラブルなどはほとんど代理店に責任を押し付けられたからです。 しかし、今日ではスーパーや量販店などを中心に生産者から直接仕入れて販売する方式が一般化しています。この方式では代理店などが取り分とする中間マージンが掛からないことから、驚くほど格安な値段で新鮮であり最新の商品を消費者に届けることができます。 百貨店は自分のブランドにうぬぼれていた結果、こうした直接仕入れ方式に遅れを取ってしまったのです。産地やメーカーなど仕入先はもはや大型スーパーや家電量販店といった新しい大量販売店に押さえられてしまっていて、今は百貨店もやっきになって直接仕入れに駆け回っているようですが、もう手遅れのようです。 もうひとつの理由は、もはや大衆が百貨店の立派で華やかな店舗に魅力を感じなくなってしまったことです。 ひと頃前なら、一般市民は、時には一番いいものを着て、気分も一新して、大きく華やかな百貨店に行くのが楽しみなものでした。そこには目を奪うばかりの多彩な商品が並び、エレベーターやエスカレーターがあり、食堂もプレイエリアもあり、しかも一般の家庭にはまだ普及していなかった水洗トイレもあったのです。だから百貨店は一般市民の夢の殿堂であり、百貨店で買い物をするのもまた夢の行為だったのです。 でも、今は違います。エレベーターもエスカレーターもレストランもプレイエリアも、こんなものならどこにでもあります。水洗便所も珍しくありません。モダンな建築デザインならスーパーにだって見られますし、大理石張りの柱などは街のパチンコ屋ですら見られます。となれば、百貨店でしか感じられなかった大きさや豪華さなどは、今では大した集客力にはつながらなくなっているのです。 まだあります。百貨店の主な営業は実は店頭販売ではありません。外商部などによる大口顧客相手の営業が実は大きな販売力を持っていたのです。しかし、今日では百貨店の包み紙に一般消費者が魅力を感じなくなりました。値段が高い百貨店の商品よりも実質的な産地直送商品の方に嗜好が移り変わるに連れて、百貨店の店外営業は影響力を失ってしまいました。 こうして見てますと、百貨店に元気になって貰うには、一般大衆がふたたび百貨店の魅力を見直すしかないことが分かります。魅力とは何でしょう。価格、お値段はスーパーや量販店ほどには安くは出来ません。たとえ同じ価格で仕入れても、あれだけの店舗と設備と社員数を抱えていたのでは、それにかかる経費は膨大なものになりますから、それだけ考えても同じ価格で販売することすら出来ないからです。ましてや、たとえばユ○○ロなどのようにお値段の割安な商品を扱っていたのでは、あの大きな所帯は到底維持できません。 それではもっと高級化するとか専門化するとか、いえ、これも無理です。ブランド品や高級な商品は今日では直営店か高級店で買うのが常識になっていますし、テレビやカメラやパソコンといった商品はむしろ家電量販店のほうが専門的な知識も豊かならサービスも徹底していて信用がおける気がするぐらいだからです。 こう考えたら、百貨店の未来は無いに等しいのです。大手の百貨店が店舗を閉じ、替わって、その場所で家電量販店が店舗を開く、そして結構繁盛している、これが時代の流れであり、今日の百貨店の実際の姿だろうと思います。
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高級品だけを売っていれば成り立つ時代ではない。スーパーやショッピングモールに客が集まるのはなぜか直ぐ分ります。もう百貨店としてあぐらをかいている時代ではないと思います。売り方、品揃えを変えていくべきです。
お礼
ご回答ありがとうございます! 今は百貨店も工夫しないと売れない時代なんですね。 しばらくは百貨店が流行ることはない気がしてきました。
- negitoro07
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百貨店は、日本が発展する中で、外国の製品や近代的な生活用品を紹介することに存在意義がありました。 でも、今はそういう意義がなくなっています。 むしろ、製品や分野を絞って、情報を収集し、商品を知れる専門業者の方が強くなっています。 時代の流れです。百貨店の存続そのものを絶対視すべきではないでしょう。 あなたのアイデアも結局、百貨店という業態を救うものではないですよね。
お礼
ご回答ありがとうございます! 今の時代、百貨店を救うのは難しい気がします。 自分のアイデアも一時的なものですし><
- lile
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今の百貨店は時代の流れに流されすぎだと思います。 消費者の安物思考が高まっているからといって百貨店にユニクロを入れるとか もう、百貨店の存在意義を百貨店が見失っている様に思います。 もっと百貨店のアパレルのバイヤーの教育に力を入れて 本物を取り扱っていくべきです。 今の百貨店は他力本願すぎます。 ただの場所貸しでしかありません。 イベントですか ユニクロとの期間限定コラボレーションでもやれば売れるんじゃないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます! 確かに! 百貨店にユニクロを入れれば売れると思います。 しかし、それだと百貨店の意味ってなくなるって ことですよね。 今の時代、百貨店は流行らない気がしてきました。
お礼
ご回答ありがとうございます! 詳しい解説ありがとうございます! 自分は百貨店の知識などなかったので とても参考になりました。 Nannetteさんの意見を読んで、 自分も百貨店は今の時代には合わないと思いました。 将来百貨店関係の仕事をしたいとも思っていましたが、 考え直そうと思います。 流行らない業界で働くのは厳しいと思うので・・・