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一眼デジタルのズームレンズはなぜ暗いのでしょう
コンパクトタイプの高倍率デジカメを使っていましたが、デジタル一眼の新製品が次々に発売され、購入を検討しています。 そこで、気になったことがあるのですが、望遠300ミリ程度のコンデジのレンズではf値が2.8~4.5位ですが、デジ一眼用で同程度の明るさのものは、かなり高価です。 室内での撮影を考えたとき、レンズの明るさは重要なのですが、室内撮りが多いのですが、デジ一眼よりもコンデジのほうが向いているということでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
質問者さまの考え方は正論ですが、デジタルに限って言えば必ずしもそうとは限りません。 本来明るいレンズとは、どれだけ多くの光を取り込めるか。です。 コンデジとデジタル一眼のレンズを正面から見比べてみてください。一眼のレンズの方が遙かに大きいですよね。暗いレンズでも一眼レフのレンズの方がコンデジより多くの光を取り込めます。 例えて言うなら、魚を撮る網。同じ明るさのレンズだったとして。 コンデジは虫取り編み。デジタル一眼のレンズは定置網、場合によっては底引き網(笑)。網にかかる魚の量が捉えられる光の量と思ってください。 全然違いますよね。 更に、デジタル一眼は撮像センサーの面積がコンデジの10倍もあるのでイメージセンサーで捉えられる光の量も数段上です。 これは画質に直結します。デジタル一眼だとISO800以上でもコンデジのISO400より綺麗だったりします。 感度を上げても画質が良いと言うことは、「暗い室内でも積極的に感度を上げることが出来る→シャッタースピードを速くすることが出来る→手ブレ&被写体ブレがおきにくい」ということです。これに明るいレンズを組み合わせればまさに「鬼に金棒」コンデジなんて足元にも及びません。軽さと大きさだけがアドバンテージですね(笑) これだけを見てもどちらが向いているかわかりますよね。 そういう基本性能(機能ではないですよ)を理解した上でチョイスしましょう。 更に言うと、AF一眼レフの方がピント合わせが速いので咄嗟のチャンスに即対応可能です。コンデジだと電源を入れている間にチャンスを取り逃がしてしまいます。 デジタル一眼は電源をONにした瞬間から撮影可能です。なので私は電源スイッチは常にONのままで、オートパワーオフ機能で2分後に電源を切るようにしています。電源ONの再開はシャッターボタンを軽く押すだけ。これですぐに撮影可能。 こういうところのレスポンスも月とスッポンです。 更に更に、バッテリーの持ちも月とスッポン。 コンデジは精々300枚ですが、デジタル一眼は600枚以上。実際には1千枚以上撮影可能です。ライブビューを使うと激減しますけどね(^^; 私が使用しているデジタル一眼レフは4GBのメモリカード3枚分撮影してもバッテリーゲージは減りませんでした。枚数にして2千枚以上(一回の撮影でです)。
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- foobar
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#2補足欄に関して #4さん回答にもありますが、撮影時の感度を上げてゆくとノイズ(画面のざらつき)が増えたり、暗い部分の締りがなくなって(濃淡の幅が狭くなって)きます。 で、撮像素子の小さいコンパクトデジカメと大きい一眼レフデジカメで、ノイズなどによる画質の低下があまり目立たない感度を比べると、一眼レフの方が高くできます。(どの程度の差があるかは、機種によるところも大きいのですが、、感覚的には、一眼レフの方が2倍から場合によっては4倍くらい高くできるように思います。)
- uu11212891
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コンデジよりデジ一は撮像素子が大きい為に同じ開放値の物の場合 口径を大きくする必要がありレンズの径が大きくなります、 大きい径のレンズを加工する為の精度、材質に経費が掛かります。 生産数の少なさも原因の一つです。 予算が限られていて仕上がりのサイズを大きい物を望まないのでしたら コンデジが良いでしょう。 デジ一でも中望遠域で単焦点なら安価な物もあります。 http://kakaku.com/item/10501010010/
お礼
ありがとうございます。 撮像素子が大きいから、大きいレンズが必要になり、大きいレンズは高いから、安いものはF値が大きく暗くなる、と言うことですね。 ということなら、フォーサーズが有利な気がしますが、それでもレンズの明るさ同じようなものです。 入門用のデジ一は、これ位でちょうど良い、というメーカー側の判断なのでしょうね。
- foobar
- ベストアンサー率44% (1423/3185)
室内など薄暗いところでの撮影では、F値だけでなく撮像素子の感度も重要です。コンパクトデジカメでは、一眼レフと比べるとISO感度が低め(高感度にしたときにノイズが目立ちやすい)なので、一概に「F値が小さいコンパクトの方が有利」というわけにはいきません。 (もひとつ、コンパクトカメラのレンズがF値が小さめなのは、小さい撮像素子を使うため、レンズの解像力を高くする必要がある、というのも関連しています。(F値が大きいとレンズの解像力限界は下がります))
補足
F値とISO感度についても書いていただいたので、その点についても教えていたたきたいのですが、コンデジでもデジ一でもISO1600位だと思います(私が見たものは)。なので、F値が大きいとシャッタースピードも遅くなり、室内では手ぶれを起こしそうな気がするのですが。
- softbankHawks
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F値はレンズの「レンズの焦点距離を有効口径で割った値」です。 コンパクトデジタルカメラは撮像素子が非常に小さいので、焦点距離が短くできます。 つまり、分子(焦点距離)が小さいので、分母(有効口径)が小さくても、F値を小さくできます。 レンズの値段って、おおざっぱに言うと口径(および重さ)にだいたい比例します。 で、リーズナブルな値段でレンズを作ろうとすると、コンパクトデジタルカメラの方がデジタル一眼レフよりも安く作りやすい、ということになります。 ちなみに、ここで書いている焦点距離は実焦点距離のことで、35mm判カメラ換算値とは無関係です。 例えば、IXY DIGITAL 2000 IS の場合、レンズの焦点距離は 35mmフィルム換算:36(W)-133(T)mm 実焦点距離:7.7(W)-28.5(T)mm となります。 で、室内撮影にどちらが向いているか、ですが、一般的に言って一眼レフの方が撮像素子が大きい分、高感度ノイズがコンデジに比べれば少なくできるし、そもそも、元々の能力に大きな差があります。 多少レンズが暗かろうと、圧倒的に一眼レフの方が有利です。
お礼
レンズと撮像素子の関係もあったのですね。ありがとうございます。よくわかりました。 ありがとうございました。 でも、暗いとシャッタースピードが遅くなって手ぶれしそうですが・・・。
お礼
詳しい説明をありがとうございます。 現在は、室内でペットのウサギを撮ったりしているのですが、ウサギは動きが敏捷なので、今使っているデジカメ(DMC-FZ5)では、望遠を使うとプレた写真ばかりになってしまいます。それで、新しいデジカメを買おうと思ったのですが、いっそデジタル一眼を思ったしだいです。 デジタル一眼の優位性を皆様から教えていただいたので、一眼への一歩を踏み出せそうです。 ありがとうございました。