レコード会社を移籍したら、アーティストの自曲CDの販売権利はどうなっているの？

質問

往年の疑問だったのですが、レコード会社を移籍したアーティストはたくさんいますよね。
ですが、あるアーティストはデビューした頃の曲を移籍後でも平気でベストＣＤに収録していても、あるアーティストは全然出してない（収録していない）人もいますよね。

例えば、吉田拓郎はＣＢＳソニーからフォーライフ移籍後でも、ソニー時代のベストはソニーからのみのリリースで、フォーライフ移籍後はその後の曲のみのリリース。
またまた最近の新しく移籍後は今さらって気がするほどエレック時代の曲から、ソニーそしてフォーライフ時代とごちゃまぜでベストが出ました。

ところで、同じ仲間だった陽水は？っていいますと、フォーライフ移籍後でもいきなり昔の曲も平気で収録してＣＤ出していましたよね。
長くなりましたが、そのあたりのレコード会社と各アーティストとの契約はどうなっているのでしょうか？

私は大の拓郎ファンなので可能であれば、大昔のアルバムも復活して欲しいと思っているのですが・・・・・。
「アーティスト個人の思いにより」って言う事であれば、それでもいいのですが・・・・。
詳しい方どうぞ教えて下さい。

回答No.1

noname#5549 · ベストアンサー

こんばんは。
その手の事はJASRACにでも行けば詳しく分かりますが、
取りあえず、レコード会社には「普通」、原盤権があります。
つまり、そのレコード会社でレコーディングした音源に関する権利を保有しているわけです。
あくまで「原盤」ですので、楽曲の権利自体はアーティストが持つことが多く、演奏したり再録音することは自由です。

で、仰るように「ベスト盤」を出そうとなったとき、
移籍をしたアーティストは過去の音源を自由には出来ないので、
なかなかレコード会社をまたいだものはありません。
逆に移籍した途端に以前の会社がベスト盤をリリースする事がありますが、
往々にしてアーティストの意向とは無関係なので、
妙なジャケだったり選曲だったりします。

ただこの辺は契約次第なので、上手く権利を保有したまま移籍するアーティストだっているでしょう。
まあ、それをするには余程売れているか、制作会社を持っているか、大きな見返りをレコード会社に提示するかなので、
難しいですけどね。

お礼

humourさん、ありがとうございました。
やはり契約段階で色々あるのですね。

＞移籍をしたアーティストは過去の音源を自由には出来ないので、
なかなかレコード会社をまたいだものはありません。
＞逆に移籍した途端に以前の会社がベスト盤をリリースする事がありますが、往々にしてアーティストの意向とは無関係なので、妙なジャケだったり選曲だったりします。

なるほどですね。
この話は本当に納得です。
印税なんかも契約事項の中に入るのでしょうね。
ありがとうございました。

回答No.2

noname#29456

確かに「契約」次第という面は大きいと思います。

事務所によっては（たとえば「ヤマハ」「ビーイング」など）、
原版権を事務所が持つという契約になることもあります。
その場合は、レコード会社を移籍しても、
移籍した先のレコード会社から過去の音源を全部出し直すことも可能です。
でもこういうのは、まだまだ少数派のようです。

ただ最近は、「レーベルをまたいだ」ベスト盤を作るために
音源を他社から借りるということも多くなってきつつあります。
また、そういうことが比較的できるようになってきたのが、
ここ数年ぐらいの傾向です。

お礼

kamataroさん、ありがとうございました。

＞最近は、「レーベルをまたいだ」ベスト盤を作るために
音源を他社から借りるということも多くなってきつつあります。
＞また、そういうことが比較的できるようになってきたのが、
ここ数年ぐらいの傾向です。

なるほど最近はそういう著作権とか、自分のお抱えのアーティストだからどうこうっていう事が、ある程度融通がきくようになって来たのかな？って時々思いますね。
レコード会社の違う歌手が二人で歌うような事は過去にもありましたが、最近もっと増えたような。

近い将来行きの長いアーティストの大全集なんかも、自由に出るようになったらなおいいですね。
ありがとうございました。