◆『キャンディ』(同タイトルいくつかありますが、ヒース・レジャー主演の方)
薬物依存に陥った若いカップルの悲劇。
やめようともがき苦しむ二人の薬絶ちのシーンは悲痛です。
でもそれ以上にもっと痛いのが、ボロボロになった娘を見て
「私の美しい娘に何が起こったの!」と叫ぶ母親の姿です。
一緒にいるのがダメだと判っているのに離れられないカップルは共依存だったのかもしれません。
◆『トレインスポッティング』
ドラッグによって身を持ち崩す若者たちの悲惨な青春。
痩せて目がギョロギョロになり、幻覚に怯えて叫ぶという薬の影響力に脅威を感じさせられました。
◆『レクイエム・フォー・ドリーム』
これも薬によって破滅する人々の物語。
ヤクの打ちすぎで腕が土色になり、切断しなくてはならなかったり。
幻覚に踊らされて街を駆け巡り、毛も抜けて、果てはロボトミー手術を施されてしまったり。
一番薬は恐ろしいと感じさせられた映画でした。
◆『GIA 裸のスーパーモデル』
実在したモデル・ジアの人生を描いたドラマ。
ドラッグ中毒に陥り、更正施設で激しい苦しみを見せます。
あんなに美しかった容貌が変化していくさまは、見ているこちらも苦しくさせます。
◆『裸のランチ』
これは少し趣旨が異なりますが。
ヤク中で有名だった作家バロウズの、トリップした精神世界を描いた異色作です。依存者の心情というか、その常人には理解できないものが映像化されて圧巻です。
と、依存者の苦しみや容貌の衰え・変化などが中心に描かれた作品ばかりになってしまいました。家族の支えや闘病などの要素はどれも薄いかもです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 どれも気になるものばかりでしたが、『レクイエム・フォー・ドリーム』から見始めたいと思います。 もし、"家族の心情を描いた作品"をご存知でしたら、教えて頂けないでしょうか? 宜しく御願いします。