PCメモリとフラッシュメモリ

質問

Windowsのシステムのプロパティに表示される
搭載メモリ量に認識されているメモリのことなんですが、

あのPC-2700とかDDR-SDRAMとかいうメモリの代わりに
ＳＤカードなどのフラッシュメモリを差し込む（仮の話です）
のとでは何が違うのでしょう。

容量だけでいうとＳＤカードも最近では安価で１ＧＢ、２ＧＢ
などが発売されていますが、
ＰＣメモリはＰＣの稼働に対してどのような機能や
装置がついているのですか。

フラッシュメモリやＵＳＢメモリに用いられる記憶装置と
何が違うのか知りたいです。

回答No.2

Hoyat · ベストアンサー

利用目的が違うのです。
フラッシュメモリはHDDと同じように
情報の保存の為に存在します。
（PCを落としてもデータは保持される）
翻って
>PC-2700とかDDR-SDRAMとかいうメモリ
は情報を操作する上での一時的に
保存すると言う違いがあります。
（作業が終われば消えてしまう）

要するにCPUを人に例えるなら
前者が本棚、後者が作業台と
でも言えば解りやすいかと思います。

ですので「メモリ」と名前が付いていますが
役割が違うのです。
前者が保存、後者が作業で使われるものなので
基本的には代用は出来ません。

ある程度の代用の手段はあるのですが
（前者を仮想メモリとして使う、後者をRAMディスクとして使う等）
アクセススピードが違うので
（USB2.0で最大480Mbps（約60MB/s）
　SDカードの書き込み速度が60倍速で約9MB/sなのに対して
　PC-2700で最大データ転送速度が約2.64GB/sです）
前者が後者の代用に使える状況は余りありません。
また後者も電源が落ちればデータ保持が基本的に出来ませんので
やはり代用として使う状況はあまりありません。
（別途バックアップが必要とか、保持電源が必要とかになります。）

お礼

Vistaの新しい機能の一つであるWindowsReadyBoostを知って、
それならば安価なフラッシュメモリでもメインメモリに
近い働きができるんじゃないの？と疑問に思ったのです。

しかし、転送速度のあまりの違いを実際の数値で示していただいた
おかげで、用途にあった性能が求められていることが
よくわかりました。

それにしても9MB/sに対して2640MB/sとは・・・。

丁寧なお答えをいただきありがとうございました。

回答No.3

noname#78947

>フラッシュメモリやＵＳＢメモリに用いられる記憶装置と何が違うのか知りたいです。

使用目的が全く違います。パソコンのメインメモリはCPUが処理するデータの一時保存用の領域でデータを電源が切れると保存しているデータは全て失われます。また、CPUの処理速度を生かすためにデータ転送速度が非常に高速でDDRメモリで一番低速なDDR-266(PC-2100)でも毎秒2.1GB(2100MB、CDで約3枚分)のデータを転送できます。

USBメモリやSDカードなどはデータの保存が目的の記憶媒体で電源を切ってもデータは保持されます。パソコンとのデータ転送の規格が低速なのでメモリ自体のデータ転送速度も遅いものを使用しているので非常に安価で購入できます。どんなに高速のタイプが発売しても接続規格で制限が掛かるので最大で毎秒60MB(CDの10分に1未満、現時点ではここまで早くない)までしかデータを転送できません。

一応、USBメモリやSDカードを仮想メモリになら割り当てることは可能ですがメインメモリと比べて遥かに低速なのでほとんど意味がありません。むしろ足を引っ張りパソコン全体の処理速度低下の原因になる可能性もあります。

パソコンの部品は目的別に専用の設計で作られているので本来の目的以外では性能を引き出せません。別の目的の部品を使おうとしないで本来の目的にあった製品を購入してください。

お礼

手元にあったminiSDカードの512MBとPCサイトのバルクメモリ512MB
を比べて、なんだかＰＣメモリがずいぶん大げさなものに
思えたのです（笑）。

転送速度にそれほどの差があったことを知らないでいたので
本当に目から鱗といったところです。

速度に限らず、用途にあった規格を備えるという意味で
メインメモリの性能の高さを知りました。

とてもよく理解できました。ありがとうございました。

回答No.1

nayu-nayu

ＰＣのメモリーは、いわば作業机です。
机が広いほど、作業はしやすいです。

ＳＤメモリーなどは、必要な記録を残しておくためのノートです。
作業机ではありません。

お礼

いち早くお答えいただきありがとうございました。

目的の違いによる仕様というわけですね。
とても参考になりました。