写真店のアナログ機でプリントするメリットは？

質問

写真店で使用しているプリンターにはアナログ機（ロッキー）とデジタル機（フロンティア）があり、現在はデジタル機が主流のようですが、アナログ機を使うメリットとして、どのような理由が挙げられるでしょうか？

以前、アナログ機でプリントされて眠い絵のプリントを量産された経験があり、別の店でこの出来事を話すと、「アナログ機はデジタル機に比べて眠い絵になりやすい。」と言われました。

また、デジタル機はフィルムの情報を一旦デジタル化して、その情報をもとにプリントするそうですが、この場合、フィルムを使用する意味というか意義が失われませんか？

回答No.3

cheingwingman · ベストアンサー

光学式のプリンターでは、露出アンダーで暗いネガは、全体を明るく(薄く)しかできません。
フロンティアは、自動レベル補正のようなものが掛かるらしく明るいところをさらに明るくしつつ、暗い部分を黒く締めてコントラストをあげているようです。
また、シャープネスも掛かるようで、輪郭がパリパリしています。フワッとボケるはずの輪郭を強くしているので、２Lくらいの大きさにするとギスギスした感じがわかりやすくなります。
つまり、デジタルだと極端に言えば、写ったものとは違うものがプリントされていることになります。
光学式プリンターでは、明るさとカラーバランスを補正するだけなので、写ったまま引き伸ばしているはずです。適正な露出で撮られていれば、それほど見劣りがするとは思えません。
ただ、コニカミノルタのは肌色がピンクっぽくなったり、コダックはバランスが時々ばらついたり、というような癖はわかるので、フィルムやレンズの味を消している、とも言い切れないようなところもあります。
実は周辺減光補正なんていう項目もあったりしますが。
フィルムのほうがコンパクトデジカメで撮ったデータに対して、補正がしやすいです。
デジカメのJPEGデータでは、例えば逆光で顔が暗い場合でも補正をしようとしても「黒」が薄くなるだけで表情までは出てこないことが多いです。
ネガの場合は、一見顔が影で暗くても、明るく(薄く)すると表情が見えてきます。その場合、光学式では黒の締まりがなくなり、フロンティアでは暗部ノイズが出てきますが。
もちろんフロンディアはデジタル機なので、各種設定ができますし、自動補正の内容が明らかではないので、必ずそうだ、というわけではありません。

お礼

ご回答ありがとうございます。

>>シャープネスも掛かるようで、輪郭がパリパリしています。

プリントの作業現場を見せてもらった経験があるのですが、フロンティアを使えばプリントの仕上がり具合（硬い・柔らかい）を何段階にも分けて選択できるようです。パソコンの画面に色んなパターンの絵が現れて、その中から選択するようです。が、通常はあからさまな補正はしないようですね。