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月旅行について
今、アポロ13を見ています。ふと思ったのですが、35年も前の技術力で、月に行って帰って来れたのに、その後、全然月に行かないのは何故なのでしょうか? 今の技術力なら、安全に行ける(素人の考えです)と思うのですが・・・莫大なコストはかかりそうですが・・・。 また、私は信じたくないですが、「本当は行っていない! 写真は合成、特撮だ!」とかいう話も、ちょっと前に耳にしました。真偽は分かりませんが、昔ならともかく、今なら月はもちろん、火星くらいは行けますよね? こんな子供みたいな疑問ですが、どなたか、宇宙とかロケットに詳しい方、教えて下さい。
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>莫大なコストはかかりそうですが 2年前のブッシュ大統領の新宇宙計画では月長期滞在計画とそれに付随するミッションで数千億ドル必要になりそうだとのことです。 仮に3000億ドルとしても32兆円・・・。 人間が行って調べるほどの価値があるのならば予算は付くでしょう。 しかしアポロ宇宙船が月に行ってなにか実利があったでしょうか。確かに科学的な話とアメリカの国家の威信という利益はあったのですがそれ以上の物は無かったですよね。 国威に関しては極端な話、1機月に届けば良かったので12号以降はおまけです。 サターンロケットは月旅行に特化した全長100mにも及ぶ芸術品でした。膨大な手間と予算が必要でした。 H2やアリアンロケットのようなコストという概念はありません。 アポロシリーズのあとはアメリカも実利をとったのでスカイラブで宇宙空間での実験、研究に移行しました。 そして現在のスペースシャトル計画、ISS(国際宇宙ステーション)に進んでいくわけです。 まあこのスペースシャトルが大失敗だったので月旅行なんて話が全く出来なくなってしまったと思いますが。 >今の技術力なら、安全に行ける ソフトウェアとコンピュータはそうでしょう。 製造技術も進んでいます。 ロケットそのものは60年代後半からそれほど進化していない(というよりも原理的にも構造的にも一緒)ので危険な代物であることには変わりありません(いつ爆発してもおかしくない液体を大量に積んでいる) アポロよりは安全でしょう。(13号のような事故の確率はぐっと減っている) >火星くらいは行けますよね これは何ともいえません。月面基地かラグランジュ宇宙港あたりから大出力エンジンで大量の貨物と共に発進。 予算とやる気ですね。 往復1年以上の長期旅行になりますので。
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- ucok
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皆さんがお書きになっているとおりですし、小学生の時にアメリカでアポロ11号の月面着陸をテレビで見ましたが、「人が月に降り立つ」という出来事は、一般人にとって、ものすごくインパクトがありました。日本でも盛り上がったようですね。 ただ、次の月面着陸になると、注目度も激減していましたし、今は毎年のように、もっと広々としたスペースシャトルで宇宙に飛び立っては、あんなにいろんな実験をしているのに、大した注目は浴びません。たぶん、今、月に行って降りて帰ってくるだけでは、予算に見合わないでしょう。火星に行ったら確かに面白そうですが、アポロ11ほどのインパクトは望めないと思います。 アポロ計画の最大の目的は“宣伝”だったんじゃないでしょうか。でも、今ほど技術が発達していなかった時代の人々に希望を与えてくれた有意義な宣伝ではありました。今は何でもできそうなだけに、あまり盛り上がらないかもしれません。
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ご回答ありがとうございます。確かに宣伝であったと思います。「アメリカが一番!」と思っている、アメリカらしい宣伝ですね。でももう一度、火星でもどこでもいいので、「宣伝」して欲しいですね。
- green1957
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もし、機会がありましたら「人類、月に立つ」というドラマを見てください。 DVDで出ているかもしれません。映画「アポロ13」から派生した大長編ドラマです。 このドラマを見ると、当時のアメリカの悪戦苦闘ぶりが良くわかります。傑作です。 アポロでっち上げ説の番組なんかより遙かに面白いです。 takazousanさんの疑問にも、しっかり楽しく応えてくれるはずです。 DVDが無理なら原作の小説が出ていますので、よろしければそちらをどうぞ。
お礼
ご回答ありがとうございます。この土日に早速探してみます。活字は苦手なので、なるべくDVDを探します。
- yoneda_16
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50年代末、アメリカは宇宙開発競争でソビエト連邦に遅れをとっていました。ソ連は世界初の人工衛星を打ち上げ、有人宇宙飛行をなしとげました。また当時のソ連は経済的にも飛躍的に発展しており、いずれアメリカを追い抜くと考える人もいました。それらが欺瞞に満ちた情報であり、実態とかけ離れたものであることが明らかになるのはもう少し後の事です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%96%8B%E7%99%BA%E7%AB%B6%E4%BA%89 こうした背景の下で、「アメリカの方が遅れていると思っている世界に成果を見せ付けて、ソ連を打ちのめす」(ケネディ大統領の発言)ことを目的に、プライドを守るためにアメリカが巨額の税金をつぎ込んだのがアポロ計画です。その費用は莫大で、アポロ計画全体では1969年の貨幣価値で254億ドル(2005年の価値では1,350億ドル)かかりました。だいたい14兆円ですか。国民はこれを熱狂的に支持しました。 1970年代に冷戦の緊張が緩和すると、これだけ多額のお金を競争につぎこむことが国民に納得されなくなりました。だからアポロ計画は終わったわけです。 ブッシュさんは有人火星探査計画を立てています。 http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20040115301.html でもこれを支持する声はあまり聞こえてきませんね。新聞などでも大きく取り上げることはありません。 技術的に可能であっても、多額のお金をつぎ込むことを国民が支持しないと実現はできません。60年代にはその支持があった、でも今は無いから行かないということです。
お礼
ご回答ありがとうございます。仰る通り、ブッシュ大統領は、ケネディー大統領よりかなり支持率は低そうなので、火星どころか、シャトルで地球の周りを回るぐらいで、いっぱいいっぱいですかね・・・。
お礼
ご回答ありがとうございます。あのスペースシャトルが失敗だったとは驚きました。また、火星まで往復1年以上ですか? 私ならおそらく、2,3日で嫌になりそうです。火星でそれなら、太陽系外への旅行なら、下手すれば生きて帰って来れないような感じで、観光どころではないですね。