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ピカソの絵は下手にしか見えないのですが

抽象画というのがどうも分かりません。ある事象に対して己の感覚の趣くままに表現しているのはいいのですが、絵だけみると小学生の絵に見えて仕方ないのです。 ピカソは言うに及ばずゴッホもルノアールも本物を何度か美術館で見ましたが「ちょっと上手いね」くらいにしか感じられません。(写実画か抽象画か分かりませんが。。) 名画をけなすと「芸術を解しない無知な人」と言う風潮はおかしいと思うのですがどうでしょう? というか「本当にあなた達はこの絵の素晴らしさが分かってるの?」と思ってしまいます。 仮に抽象画が「真実として素晴らしい」とすると99%くらいの人はその真実が実感できないんじゃないでしょうか?

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  • n_kaname
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回答No.7

抽象画と一口に言っても色々ありますからね・・・ でもやっぱり、ゴッホとかルノワールとかモネとか有名な人の筆遣いって、その辺の子どもとはやっぱり違うと思います。近くで見ると絵の具がテキトーに置かれてるのに、遠くで見るとしっかりした絵になってるところとか・・・ 日本の美術館はあまり近づいてみる事が出来ないので残念ですが。 で、ピカソのキュビズムですが、アレはやっぱり凄いと思う。既に出てますが、例えば一人の人間ならば多方面から描いています。 人間って相手をただ正面から見た場合でも、側面や笑った時の顔を想像することが出来ますよね。平らなキャンバスの上ではそれが再現できない。けれどそれを表現する手法と利用した絵が凄いのです。 「ゲルニカ」なんか良くわかんないけど怖い。 この「わかんないけど、絵だけで感情を伝えられる」のはやはり技があるからだと思いますし。わたしにはとてもじゃないけどキュビズムは使えません。フツーのごく普通の絵をどうしても書いてしまう。以外と「実際に見える物」を無視して描くというのは難しいのです。 「名画」の基準は何でしょうね。 値段の高さ? 値段なんて誰かが付けた物であり、時代によって変化するのもの。絵に出しても良いと思える値段がその人にとっての価値なのだから、何か訴える部分がなければその人には無価値でしょう。 名画を決めるのは結局自分ですが、手法を知っていれば居る分だけ凄さの幅は広がります、「子どもの落書きみたいな絵」だと思ってしまうのは、ただ絵の値段が高いから素晴らしい絵だと思っている人と同じで、やっぱり無知なんだと思いますよ。 しかし色々知った上で「わたしはこんなつまんない絵いらねーや」と思うのが、名画といわれるものの見方だと思います。 ちなみにわたしはどんなに高くてもムンクと後期のゴッホの絵はいらないです(笑)

sasuke55
質問者

お礼

>「名画」の基準は何でしょうね。 そうです!ここなんですよ! 感性で評価するものですから、評価する人が多ければ多いほど名画といって差し支えない、と言う民主主義で決まっているとは思えないんですよね。 「自分だけ評価の名画」であれば個人の好きでいいんじゃない?と思うんですけど世界的評価を受けている名画は世に出るタイミングとか投機の並にあったとかそういう要素も多分にあるんじゃないでしょうか?

その他の回答 (13)

  • burigeido
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回答No.14

ピカソ、私は好きです。でも、全部のピカソ作品が好きって訳でも無いです。 実際、よく言われるような“芸術を理解していない人”だと自分は思います。学がある訳でもなく、絵画に携わってきた訳でもないのですし、それにピカソが好きでも、彼の素晴らしさを本当に理解している、とは自分は言えないと思うので。 ピカソを好きになった理由は、素晴らしいからとかではないのですが、ピカソの描いた泣く女という絵を見て、真正面からではなく、違う角度から見たら、本当に悲しそうに泣いているように見えたので、何だか面白いなって思ったのがきっかけだったと思います。それまではよく分からない謎な絵でしかありませんでした(笑) 名画の基準は正直分かりません。 人が居るだけ、その人の感性もありますから、誰かが素晴らしい!と大絶賛しても、他の人から見たら、ただの落書きでしかない絵と言われる絵も、それもどちらも本当の事だと思います。 相手が同じ様に理解しないから、それが芸術を理解出来ない無知な人という人が居るのであれば、それはその人の驕りであり、芸術への冒涜なのではないか・・・と感じます。 まぁ、芸術を本当に理解している訳でもない私が、このような事を言うのも驕りなんでしょうけどね(^^; 有名な名前だけが一人歩きするのではなく、どこがその作品の素敵な所なのか?など、そう思える人がそう感じる人とその作品について語れたら、作り手にとっても一番幸福なのではないかと、生意気な意見かと思いますがそう考えています。

回答No.13

芸術と言うのは自由なものであり「こうでなければいけない」というような常識は存在しなく、何をやっても許されるんだ、ということがピカソの絵で感じることが出来ます。 私にとってはとにかく訳の分からない中から理由なき圧倒感を感じさせてくれるものです。

  • Kon1701
  • ベストアンサー率24% (1445/5856)
回答No.12

ピカソの絵ですが、正直な話、わかるとはいえません。 ただ、”時間と空間を超越した絵”という説明を何かで聞いて、そのつもりで見たらなんとなく、少しわかったような気がします。 たとえば女性を書くとすれば、普通は見たとおりに書くわけですが、そうではなく、右から見たり左から見たりしたのを1枚の絵にまとめる、と言った感じです。 そう思ってみていると、なんとなく・・・。 でも、ピカソに限らす、似たような絵を見ていると、ふと違う一面が浮かぶことがあるんです。もっともっと絵を眺めたら、わかるかもしれないな、と感じることがあります。(それ以上進まないまま、○○年経ってますけど)

noname#10563
noname#10563
回答No.11

ええ さっぱりわかりません。 ピカソの絵にお金を払いますかと聞かれたら,私なら渋ります。 ゴッホはなんとなく好きです。 絵くらいは自分の価値観で楽しめば良いと思います。 世の中の「名画」と言われるものをすべて好きになるのは いくらなんでも無理でしょう。

noname#18887
noname#18887
回答No.10

「抽象画」は技術を誇示するものじゃありませんから 下手でも構わないし、それを下手と評価することも構わないと思います。 が、それはその作品への適切な評価ではないと言う事も分っていなければいけません。 私が学生の頃に、抽象画の模写をしようとして 教授に「その作品の生まれた背景まで模写できるか?」と言われたことがあります。 つまり、抽象画の表面だけを模写しても意味がないという事です。 ですから、同じように抽象画を評価しようとしたら、 作品だけでなく作者や時代背景までを含めた評価をする必要があります。 その上でピカソの作品群を見れば 「上手い下手」以外の別の見方が出来てくるだろうと思います。 ● 技術面で言えば、彼の初期の作品には 並の具象画家が及びもつかない、技術的に優れた作品がたくさんあります。 その彼が、その高い技術を捨てて(隠して?)抽象画の世界に入った理由は?などと考えてみると、 単に「ピカソの作品だから上手い。下手なわけがない」などと 通り一遍の感想しか持つことのできない固定観念的な評者たちより ずっと彼の作品の本質に迫ることができそうな気がします。 ● ある事象や具象を評価するには「自分だけの評価」を持つことが大切です。 「ピカソの絵は下手にしか見えない」で大いに結構だと思います。 そこからスタートして、様々な知識や経験を経て新しい評価に行き着く。 それが「評価する」ことの楽しみや醍醐味なのじゃないでしょうか。 ● ルノアールなどの具象画家については あれはあれで、真似しょうとしても簡単にできるものではありません。 「ちょっと上手い」程度かもしれませんが、 その「ちょっと」が、なかなか辿り着けない遠くにあるんです。これは実感です。 模写でさえ難しいのですから、自分がその場にいて絵筆を持ったとしても あの観察力や表現力に及ぶかどうか・・・やはり上手いんだと思います。

sasuke55
質問者

お礼

なんだかとても感心してしまうご回答でした。ありがとうございます。 皆さんのご意見を伺っていると抽象画にも様々な技法が使われており、並の人には描くことは出来ないだろうとのことでしたが、抽象画とは?と言う定義は一先ず置いておいて、筆を一度も持ったことの無い人が己の人生や世界観を見事に描ききってしまったとしたらその人こそ本当の芸術の天才なのかもしれないですね。 それ作品がどう評価されるかは別の話ですがw あ、別の話にしてしまったら見事に描ききった証明にならないですね。。。

  • pangnya
  • ベストアンサー率36% (109/296)
回答No.9

NO.4です。 ひとつ思い出したことがあるので書かせていただきます。 実は私の友人に、有名な書家がおります。 彼は高校時代の同級生でしたが、休み時間など、いつも指で空中に丸や四角を書いていました。 私が、何やってるのと聞くと、練習と言っておりました。 ある時、数学の時間に、彼が黒板に図を描くことになりました。 その時、私やクラスのみんな、先生までも含めてビックリしました。 彼は全くのフリーハンドで、無造作に図やグラフを描いたのですが、それはもう、完全に製図器でも使って描いたのではないかと思えるほど、正確な図でした。 丸は完全な真円で、どうみても、コンパスで描いたとしか思えない物でした。 そんな彼が書家になり、書いている字は、字の大きさもバラバラで、縦の行も斜めにずれてしまっているようなもので、まるで、下手な小学生が書いているようなものです。 だけど、よーく見ていると、何だかとても味わいのあるものに見えてくるのです。 勿論私は、彼が、知らない人が見たら絶対に印刷された活字としか見えないような字が書けることを知っています。 だからこそ、私には、彼の一見下手くそな書が、とても味わいのある物に見えてくるのです。

sasuke55
質問者

お礼

ふーむ、最初は誰が見ても普通に美しいと思えるもの=綺麗に整った図形や文字、を修練するのですが、それは万人の共通認識の美しさであって自分個人の表現としての美しさではないので(自分の個性の芸術ではないので)自分なりの表現にシフトしていくのですかね? 自分なりの表現を行うにはいろんな表現技法を知らないと出来ないと。 そのための技術なのでしょうか 技法=手段  表現=目的 と言う感じでしょうね

  • 8942
  • ベストアンサー率13% (188/1414)
回答No.8

確かにピカソの描いた抽象画は私もわからない。 けど、彼の絵の実力は凄い。  昔、MacのコンピュータのCMの一場面でガラスか何かの透明な板に、多分闘牛の牛だと思うんだけど、彼がその牛を一筆書きで描いているシーンがあった。  正直に神を見た思いでした。ほんの一瞬の間に まるで写真をトレースしているかのように躍動感のある牛をさらっと描いていました。  その時悟りました。 この人の抽象画は私にはわからないけど、今見た ものすごい技術とセンスで駆使して作られた作品に違いないと。見る人が見れば神を感じるような作品に違いないと。  誰か素人の描いた抽象画とピカソの描いた抽象画の違いを私にわかりやすく説明してくれないかな?

sasuke55
質問者

お礼

ある意味抽象画は技術で描く物ではないのか技術が必要なのか分からなくなってきましたw 抽象画の芸術性を「キャンバスに描かれた絵の具が構成する形」として捕らえるべきではないのであれば、逆に言えば作家の思想やメッセージや哲学や激情を表現しきっているのであれば、つたない技術で描いた作品でも最高の抽象画なのではないかな?とも思えます。 正解はないんですけどねw

回答No.6

私も判りません。 が、「判る様になりたいな」とも思います。 まあ、異性に関する好みのタイプと一緒で、どれだけ周囲が「キレイ」「可愛い」「すばらしい」って騒いでも、こればっかりはね(^_^;)。「正解」とか「模範解答」があるわけでも有りませんし。 それと私の友人が抽象画の意義について(多分受け売りだと思いますが)こんな事を言ってました。 「実在する本物をそっくりそのまま写したいのなら写真で充分。存在し得ないモノを描けるからこその絵画。抽象画はその最たるモノ」 私は写真撮影も好きなのでこの言葉に少し引っ掛かりも感じます(笑)が「なるほど」とも思いました。

sasuke55
質問者

お礼

ちょっと違うかもしれませんが、存在しない物を表現する価値と言えば極端な話マンガやフィクションの映画に通じるかもしれませんねw(全然違いますか・・・)

  • yoko3333
  • ベストアンサー率35% (47/134)
回答No.5

私もいわゆる「抽象画」はよくわかりません。 一色に塗ったくった上に一本線を引いただけで、なぜそれが「時の流れを あらわしている」ことになるのか・・・とか。 「なんじゃそりゃ」って感じです(^_^;) ただ、ピカソの絵のいくつかは好きですし、ルノアールの絵は大好きです。 (ルノアールのは抽象画じゃないですよ。念のため。) だからと言って、「好きじゃない」「どうとも思わない」という人に対して 「芸術を解しない無知な人」とは思いません。「好みが違うんだな」と思う だけです。 私がルノアールの絵の素晴らしさを本当に分かっているのか、と言われれば そんなことは分かりませんが、「好きだなー」と思って、美術館に行って 本物を前にすれば時間も忘れてぼけーっと見とれてしまう、ということで 私としては充分です。 たぶん、抽象画を「純粋に」好きな人たちも同じで、「ああ、なんか好き だなー」って思って見ているだけで、真実がどうの、とか、あまり考えない んじゃないでしょうか・・・。 (好きになってから「もっと理解したい!」と思って背景を勉強することは あると思いますが。) 質問者さんがお好きなのがどういう分野かわかりませんが、例えば好きな 歌があったとして、「私はこの歌の真実がわかっているか?」「なぜこの 歌なのか?」「本当にすばらしいものか?」なんて考えますか?

sasuke55
質問者

お礼

理屈でなく感性で楽しむ物なのですよねw >質問者さんがお好きなのがどういう分野かわかりません >が、例えば好きな歌があったとして、「私はこの歌の >真実がわかっているか?」「なぜこの歌なのか?」 >「本当にすばらしいものか?」なんて考えますか? 考えませんw でも例えば私の好きな歌に10億の値が付き、多くの人がその金額で納得するのであれば(再販できない無形の歌そのものに歌がついたと思ってください)皆はその歌をわかってるのか??と思ってしまうでしょう。 皆さんのご意見で気付いたのですが、10人10色の感性で評価する物に莫大な金額がつくことが疑問だったのかもしれません。

  • pangnya
  • ベストアンサー率36% (109/296)
回答No.4

えーと、ピカソ美術館とか、ピカソの画集などはご覧になったことがあるでしょうか。 ピカソに限ったことでは無いのですが、ピカソも抽象画ばかりを書いていたわけではありません。 画集等を見れば分かりますが、すばらしい写実画も多く残されています。 つまり、有名な抽象画家さん達は、描こうと思えば、何でも描けるような、すごい技術力を持っているわけです。 そんな、彼らが、何故ああいう、一見子供が描いたように見える絵を描いたかというところに、彼らの思想や、感性があるわけです。 ですから、同じような絵に見えても、単に下手な絵しか描けない人が描いた絵と、本当は何でも描ける実力を持っている彼らが、描いた絵では、意味(思想?)が全く違うわけです。 つまり、彼らにとっては、精密な絵?では表現しきれない何かを表現したいという衝動?があったからこそ、ああいう絵を描いたのです。 ちなみに、クラッシックの前衛音楽なども、一見、出鱈目な雑音としか聴こえないものもありますが、実はそれを演奏している彼らは、世界でもトップクラスの演奏技術をもっており、当然、普通の曲は何でも弾けるだけの実力を持っています。 彼らの場合も、ピカソなどの抽象画家と同じように、普通のメロディーや演奏方法では表現しきれない何かを表現しようとして、あのような雑音を奏でているわけです。 簡単に言いますと、まったく同じに見えるチューリップの絵でも、大画家が描いた場合と、幼稚園生が描いた場合では、その絵の意味が全く違うということです。 ですから、その思想性?までをも理解しようとしないと、かれらの芸術は、単なる子供の作品にしか見えません。 だからと言って、誰にでも、その思想まで理解しろと強要しているのではありません。 その裏に隠されている思想を読み取ってまでしてでも、感動したいと思う人はそうすればいいし、そんなものはどうでもいい、私には現実に表面に見えている物が下手にしか見えないし、そんなものに感動などできないという人もそれはそれで自由だと思います。

sasuke55
質問者

お礼

他の方のご回答にもありましたが、単純に絵だけ見るのではなく、作家の心情や背景を知らないと魅力半減以下なのですね。 なんだか抽象画は芸術と哲学の狭間にあるような感じですね。

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