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歌って努力ではなく才能ですよね?

八代亜紀さんはインタビューでボイトレなんてやった事ないと言っていましたし、米良美一さんは子供の頃にいた寄宿舎の風呂で歌っていたのを職員が聞いて驚いたとか。 他にもそういうエピソードは沢山ありますよね。 という事は、ボイトレや努力なんかより才能、センスなのではと思ったのですが、どうなのでしょうか? 最近の歌が下手なアイドルもボイトレをしていますが、上手い人は元から上手く、下手な人はまあ聞けるかなレベルにしかならない気が。

みんなの回答

  • ftyn
  • ベストアンサー率65% (535/811)
回答No.5

音楽が好きな者です。感じたことを書かせてください。 「天才」という言葉がある様に、幼い頃からすごい歌をうたったり絵を描いたりする人はいますね。生まれながらの才能、天分というのは確かにあると思います。これは生まれつきの才能のない人には決して得られないものですし、その差は埋められないという点では「努力なんかより」というのは当たっています。 「生まれつき」ということでは、体のつくりもそうでしょう。生まれつきいい声を出せる人もいますし、肺活量があることも歌をうたうのに有利です。これは才能というより「恵まれた」というべきでしょうか。 ただ、八代亜紀さんや米良美一さんが「努力」をしていないのかと聞かれれば、それはまた違う(あなたがそう思っているのではないでしょうけれど)。八代亜紀さんがボイストレーニングをしたことがないというのは初めて知りましたが、それでも他の歌のレッスンはしているでしょうし、普段歌ひとつうたわず、楽譜を見ただけでいきなり舞台にぶっつけ本番で間違いなくうたってきたわけでもないでしょう。 米良さんしかり、才能はあったとして、それを維持したりさらに伸ばしたりする努力、舞台やレコーディングで才能を発揮する努力はしてきたのではないでしょうか。 八代亜紀さんの場合、それはボイストレーニング以外の何かだったのかもしれません。 「才能を発揮」ということでは、才能は持っているけれどそれを表現する技術や知識がなくて埋もれていった才人もおおぜいいたと推測します。 「大器晩成」という言葉があります。スーザン・ボイルはかなりの年になってから脚光を浴びました。下積み時代が長く、地道にレッスンを重ねてきたのでしょう。彼女が天才だとすると、それを発揮し他者をハッとさせる何かを若い頃は持っていなかった。天才を見せる手段を長い時間をかけて獲得していったのでしょう。 山口百恵は、デビュー当時のレコードを聴くとヘタクソです。今の一般の人でももっとうまい人がおおぜいいるぐらい。それがぐんぐんうまくなって、他の誰とも違うクールな情感を表現できるまでになりました。あの人はただのアイドルではありません。 わたしはクラシック音楽を聴く者です。指揮者の朝比奈隆やピアニストの内田光子も、若い頃ニブチンでパッとしなかったけれど、年を取ってからすごい演奏を聴かせました。彼らの音楽に、わたしは天才的なきらめく才能というよりは、石をひとつひとつ地道に積み上げた、てこでも動かない力を感じます。 そういう、大器晩成型の人だって結局は才能があったんだよ、と言われればそうかもしれない。ただ、才能があるのかどうか、若い頃には分からない。今はヘタな人が将来大化けする可能性もゼロではありません。やはり努力は必須なのでしょう。 音楽家ではありませんが、エジソンは「天才とは99%の努力と1%のひらめき」と言っていましたっけ。この「ひらめき」とはまさに才能、センスです。それを、時間をかけても自分の中に発見できる人には才能があると言えるでしょう。 天才というと、モーツァルトの様に幼い頃からとんでもない仕事をやった人が思い浮かびますが、そんな才能を発揮できた恵まれた人以外の人たちに才能があるのかないのか、本当のところは死ぬまで分からない。もしかしたら死んでも分からない。 このご質問は歌謡曲の歌手についての様ですね。歌謡界、芸能界の事情もあるでしょう。この世界はパッとして売れなければじきに淘汰される。本人や、特にそれを取り巻くプロダクションやテレビ局などがお金を稼ぐのが命題だからです。 この様な世界では、大器晩成型が才能を発露するまで待ってはくれません。早熟の「神童型」だけがもてはやされる。 さらに、そもそも歌のうまいヘタなど二の次の場合もあるでしょう。才能などどうでもいい、顔や衣装や踊りのビジュアル重視で、歌はそこそこうたえればいいという様な。アイドルはまさにそれなのではないでしょうか。 芸能界は、才能のあるなしを測るには向かない世界なのかもしれません。 才能は、うたう側にだけあるのではありません。聴く側にもある人もない人もいます。才能のない人に、そもそも歌手に才能があるのかないのかの見分けがつけられるのかどうか。クラシックを聴くためか、わたしはこのあたり厳しく見ています。 歌をそれらしくうまそうにうたうのはトレーニングで何とかなるかもしれない。音楽にインスピレーションを感じ、即興的にちょっとした声色の変化や、音程やテンポのゆらめきでニュアンスをつけるのは才能、センスと言えるでしょう。 我々にそれらをとらえる才能があるのかどうか。 音楽が好きなので音楽を語るのも好きです。思うままに書いてしまいました。どうぞご参考までに。

回答No.4

売れるヴォーカリストであれば、絶対に才能を持って生まれていると思います。 一方で、ヴォイストレーナーに自分の発声を矯正してもらう人多いはずです。

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