「現美新幹線」はなぜ越後湯沢からの区間運行なの？

質問

ミニ新幹線のE3系を改造した「現美新幹線」が上越新幹線で運行を開始するようですが、なぜ東京～新潟の全区間ではなく、越後湯沢～新潟間の区間運行なのでしょうか？
それと、同じくE3系を改造した「とれいゆつばさ」も、福島（それも在来線ホーム）～新庄間の区間運行なのですが、なぜJR東日本のイベント新幹線列車は、東京まで運行せずに、途中の現地のターミナル駅からの運行なのでしょうか？東京や大宮からでもそのようなイベント新幹線列車に乗りたいのに、なぜJR東日本はそうしないのでしょうか？

回答No.2

platinum58 · ベストアンサー

「現美新幹線」「とれいゆつばさ」に限らず、「観光列車」と呼ばれるものは
現地に来てアクティビティとして楽しんでもらうこと、
また、閑散線区の需要喚起を目的としており、現地に来てもらうことを目指しています。
（俗に言う「客寄せパンダ」）
つまり、東京に「とれいゆつばさ」を乗り入れたところで、
東京から乗った客が宇都宮で降りて、
そのまま宇都宮線で引き返されたのでは全く意味をなさないのです。

現に在来線でも、「きらきらうえつ」「越乃 Shu＊Kura」「SLみなかみ」など
色々ありますが、現在、東京へ乗り入れているものは1本もありません。
（「SLみなかみ」に関しては、電気機関車牽引ながら上野始発だった時期はあります）

また、首都圏にはでこういった遊び心にあふれた列車を走らせるような余裕はないです。
特に東京～大宮（さらには、高崎・郡山あたりまで）は、ダイヤに余裕がなく、
「今後は通常の新幹線でも大宮折返しを検討する必要があるかも」と言われている状態で、
いかに少ない本数で多くの人を運べるかというのが至上命題になっています。
しかし、これらの観光列車はフリースペースを捻出するために定員が少ないです。
（既存車両を改造しているが、座席数を減らしている）
つまり、多くの人を運びたい区間なのに定員の少ない列車を走らせると言う
矛盾を抱えてしまうことになるため、走らせることができないのです。

回答No.1

noname#221359

以下が考えられます。
・東京～大宮間の線路容量（1時間に運行できる新幹線の本数とお考えください）が逼迫しており、東京発着が難しい状況である
・東京駅は東北新幹線・上越新幹線は4番線しかなく、現状では東京新幹線車両センターと上野駅地下ホームを使って列車を回しているため、観光列車を長時間停車させることができない
・カフェの営業の準備物が地産物か、準備に時間がかかる
・「とれいゆつばさ」の場合、福島駅14番線ホームに長時間停車させることは、上下線の「つばさ」を発着させるうえで好ましくない（山形新幹線は福島駅の14番線でしか発着できず、しかも奥羽本線との合流地点もそこまで近くない）
・単に全区間を運転する必要がない（団体の貸切列車ならともかく、現時点ではそこまでの需要があるとは考えられていない（貸切列車なら全区間運転時の費用を貸切費用に組み入れられますが、旅行商品なのでまばらに乗っている客と全区間を運転する費用が釣り合わない可能性があります、一般客に開放しても改造車なので座席も満足に座れないでしょうし））