”企業が終身雇用する意味は?”
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会社に対する忠誠心を養うとともに
社員同士の結束、一体感を醸成する
ためです。
いわば、企業一家、という思想です。
家族類似の団体、ということにして
集団としての力を発揮させようと
するものです。
”年齢だけ高くエラそうで給料が高い人間なんか、本当はいらないでしょう。”
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その人だけを見れば、たしかに不要です。
しかし、社員を全体的に観れば必要です。
人間は独りでは非力です。
しかし団結すると、神や仏も驚くほどの力を発揮する
のが人間です。
人間はその団結力で食物連鎖の頂点に立っている
訳です。
その団結力を発揮させる為の技術の一つとして
終身雇用制があるのです。
中国の社会学者が、日本人と中国人を20年に渡って
比較研究したことがあります。
その結果、行動力など、全体的には中国人の方が優れて
いる、という結論がでました。
それで、その学者は頭を抱えました。
「じゃあ、どうして中国は日本に敵わないのだ?」
それに台湾の小説家が答えました。
独りなら中国人は竜で日本人はブタだ。
しかし、三人集まると中国人はブタに、
日本人は竜に変身するからだ。
日本企業の国際競争力が下がった原因はいくつか
ありますが、終身雇用が崩壊してきたからだ、という
説もあります。
”大企業とかも全部部門事に子会社化してしまって企業本体は
オフィスビルに社長と役員のみにしてしまって、
子会社の利潤はギリギリにしておけばいいんじゃないですか?
そすうると簡単に首切れる”
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そういう社員を大切にしない会社はおおむねダメ
会社です。
社員を大切にしない会社は、社員に裏切られます。
企業秘密も漏らしますし、もっと良い会社があれば
簡単に転職してしまいます。
そもそも真面目に仕事をしなくなります。
こんな無能な俺でも、あんな無能な奴でも大切にする
会社だ、ということで頑張るのです。