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ニュープリント版について
映画のDVDを買おうと思っているのですが、ニュープリント版とそうでないのと、両方発売されているものは、どういう違いがあるのでしょうか? 値段は一緒でした。
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今晩は。これはちょっとむつかしい問題ですが、およそこんなところだろうと言うものを書いてみましょう。 話が遡りますが、映画館で掛けるフィルムはポジ・プリントです(そのまま光を通せば実際に目に見ているのと同じ映像が映る)。その元になる撮影時のフィルムはネガですね。 次に、昔ならともかく今では、オリジナルのネガは撮影した時の1本しか存在しないのですから、これを直接利用してプリントを作ることはしません。大元のネガから数本の複製ネガ(デュープ、と言います)を作ってこれを実際の作業に使用します。 ポジ・プリントの作成でも、ビデオ化(これも用語が有るのですが思い出せません。現像所のサイトに説明があるように思いましたが、今回私は検索なしで回答することにします)やDVD化に際しても、そのデュープ・ネガが用いられます。 ところがこのデュープ・ネガも使用しているうちに切れたり傷が付だりして傷む場合もあります。また、カラー・プリントの場合、どんなに保管時の温度・湿度の管理を注意しても、やがて色が褪せてきます。 そういう状況が有るということを理解した上でこの質問について考えるとこんなふうになります。 今回新たに費用を掛けてニュープリントを作成し、より良いオリジナルに近い状態の映像で再現することが出来るようになりました。 おそらくこんなところでしょう。 ニュープリント版を出すのに、旧来の物を回収しなかったのは手抜きのような気もしますが、その辺は良く判りません。 最後に念のために訊いておきますが、ディレクターズ・カット版とか、ノー・カット版とかということではないですよね?
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- ichien
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ではもう少し推理の続きを。 アマゾンで検索すると3件ヒットします。発売はすべて同じ会社です。 ・1998年 多分DVD化はこれが初めてだったのではないでしょうか。 ・2001/01/25、ニュープリント版発売。 おそらく↑の旧版がある程度売れて採算が十分取れたことと、そちらの画質に関してケチを付けられたため、ニュープリント版を作成して再発。 ・2002/07/25 パッケージを現在では主流になっているトール・タイプ(細長型)にしたものを並行販売。 02年版でニュープリント版と銘打たなかったのは、既に1年半も経っていることが理由の一つ。 残るもっと大きな理由は、通常「ニュープリント版」と言う際には、そのソフト化や映画館での上映の為に作成したのだという特別な意味が有ります。きちんとその慣習を守れば、02年版でこの言葉を使うと看板に偽り有りとなります。 おそらくこんなところでしょう。会社側としては「ニュープリント版」の売り文句も捨てがたい、のかもしれません。
お礼
2度も回答、推理していただき、ありがとうございます。今まで以上に映画を楽しむことができそうです。
補足
回答ありがとうございます。とても詳しく書いていただいて、質問してよかった、と思います。 これを読んだら、すっかりニュープリント版の方がいいんですね、って思うのですが、なぜか、ニュープリント版でない方の発売が後だったんです。なぜだったんでしょう? ちなみに"禁じられた遊び"なんです。 > ディレクターズ・カット版とか、ノー・カット版・・・ の違いではなかったです。