素人の上司の指示に従う理由が分かりませんが(笑)。
商業印刷向けの原稿なら、該当の印刷会社の指示を仰ぐのがいちばんです。
今は印刷会社も仕事の取り合いですから
多少不備な原稿でも印刷会社側で使えるように作り直すのが普通のようです。
が、発注者にそのフィードバックがないために
「この原稿作りで通用する」と思い込んでいる場合が多いです。
印刷会社(受注者)側もその後の受注に差し障りがあるような苦情は
敢えていいませんから、発注者側から「教えてもらう」ようにして
正しい原稿を搬入できるようにしないと
いつまでも印刷会社から軽く見られてしまいます。
軽く見られると言う事は、言い換えればその印刷会社への発言力が弱くなる事です。
EPS配置がどうして基本なのか、は
私も教わった側ですから本当の処は知りませんが
それが基本(標準)となっているのなら
素直にそれに従うべきだと思います。
敢えてそれに逆らう必要も意味も感じられません。
印刷側の言い分では「それが最もトラブルが少ない」そうですから
それを前提にして仕事の流れが組まれているのではないでしょうか。
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「原寸配置」については、それがデータサイズが最も少なくなるからです。
尤も、小さな画像を配置後に拡大すれば、そのほうがデータサイズは小さくなりますが
それは品質の悪化を招くだけのものですから意味があるとは思えません。
それと、例えば配置画像を縮小した場合、
その後に何かの事情で配置画像を差し換えようとして「入れ替え」を実行すると
新しく配置した画像にも前回の縮小率が適用されてしまいます。
その際に前回配置した画像が縮小されたことを知らない人が作業をすれば
縮小された事も分からないまま作業が完了してしまう事になります。
そのようなトラブルを避けるために「配置は原寸」が基本になっています。
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製造現場が最も困るのは「原因不明のトラブル」です。
その中には基本仕様を守らない原稿の搬入が原因になる場合が多くあります。
発注者にすれば「たったそれだけ」の事でも
製造現場のトラブルは生産工程全体に影響することですから
できるだけ基本に従った原稿を搬入するように心掛けるべきだと思います。
そうする事で印刷現場への発言力も増しますから
長い目で見れば発注者の利益になることだと思います。
お礼
ご丁寧なアドバイスありがとうございます。 印刷所さんと直接やりとりをして、ただしい原稿の作成方法をいちから教えてもらおうと思います。 ありがとうございました。