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オペラ座の怪人/クリスティーヌの心理

オペラ座の怪人(映画)の後半で, The point of no return のシーンは とても好きな場面なのですが、 この歌のパートでのクリスティーヌの心理が よくわからないのです。 なぜ、ファントムの仮面を舞台の上で剥いだのでしょう? 惹かれているふりをして彼を陥れたのでしょうか?

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回答No.3

『The point of no retun』 私もあそこのシーンを見たくて7回程リピートしたクチです(笑) で、これも個人的解釈ですが・・・(^_^;) ラウルの計画にとてもとても抵抗を感じながらも、一応舞台に立つ最初の時点では、彼女は健気に怪人を捕まえる事に協力しようとしていたと思うんです。だから舞台上に怪人が現れた時、ラウルの方に目線で合図をし、それまでの彼女とは別人の様に挑発的ともいえる視線で歌い始めます。警官の存在を知らせまいと自分にひきつけておく為に。 只それは「殺人を許してはいけない」という彼女の理性の部分でのお話。 いざ歌い始めれば、理性は脆くも崩れ去り、彼女の根底を捕らえている怪人の楽曲と声と魅力の前に抗しきれなくなって、トランス状態の中、歌の内容通りの壮絶な二人だけの世界が展開しちゃう。(ここのラウルは本当に可哀想・・・) しかし怪人に「クリスティーヌ」と呼ばれた事で彼女は正気を取り戻し(つまり理性を取り戻し)、振り切る思いで仮面を剥ぐのではないでしょうか。 あの泣きそうな笑顔は、どうしようもなく惹かれてしまい、また自分をこれ程愛してくれている相手に決別を告げねばならない、切ない万感を込めた表情かな~と思いました。 で、拒絶されたと思った怪人は傷つきシャンデリアを落として彼女を力ずくで略奪してしまうのではと・・・。 とは言っても彼女、決して振り切れるはずも無く、結局はラストに続くんですけれどね・・・。 ここのシーンとかラストのキスシーンとか、ヒロインの心理を考え始めると迷宮ですね。だからリピーター率高いのかも(^_^;)

freefree
質問者

お礼

わかりやすいご回答をありがとうございました。複雑な上に、興味深いシーンですよね。ファントムとラウルの間で揺れ動く心理が分刻みで変わるシーンなだけに目が釘付けです。アンドリューロイドウェーバーは、どのような意図だったのか・・・知りたくなってしまいます。 クリスティーヌ役のエミー・ロッサム、ファントムのジェラルド・バトラーの演技も、妖しくスタイリッシュで うまいなーと思いました。舞台ではここのシーンはあまり心に残らなかったのですが、映画では魅惑的に作られていて、どうも気になってしまいました。もうすぐ上映期間が終わってしまうので、もう一度観に行きます。

その他の回答 (3)

  • biwa9999
  • ベストアンサー率0% (0/4)
回答No.4

No.2に書かせていただいた者です。 No.3さんのを読んでなるほど~!と思いました。 が、それと前後して3回ほど観ましたが、 結局は正直、わからなくなってきました... クリスティーヌ自身にも、自分がどうしたかったのかそしてどうしてそう行動したかわからかったのでは、というところで落ち着いてます。 ファントムが舞台に出てきたのが第一予想外ですし、 あのラウルへの目配せも、どう見てもファントムにバレバレですし... 自分の意見も、希望的推測な面も大いにあった気がしますし、そしてそれでもいいなと思いまして。 freefreeさんもまたご覧になるんでしたら、 その感想も自分だけの物にされるといいと思います。 ではまた楽しみましょう。

freefree
質問者

お礼

どうもありがとうございます。ジョエル・シューマッカー監督のインタビューの中に、「ファントムは危険であり、抗えない魅力の持ち主であるためにセクシーさを徹底的に追求した」とありました。やはり、催眠的なほどまでの魅力・カリスマ性を持っているということで、クリスティーヌは彼の前では捕らわれてしまうんでしょうね。でも、葛藤して、我に返る。その辺の、こころの行き来が現れているシーンだと思いました。奥が深くてますます魅惑的な作品となりました。DVD発売が楽しみです。

  • biwa9999
  • ベストアンサー率0% (0/4)
回答No.2

もちろん個人的解釈ですが... クリスティーヌにはファントムを陥れようとする気持は皆無だと思います。 初めは本当に天使(もしくは父親の魂)と信じていて、進んでいく状況から、彼をそのような神聖な(おそれる)存在からひとりの人間として認めざるを得なくなっていく。 ドン・ファンの開演前に交わすラウルとのやりとりも、おそれよりは「私は(彼を罠にはめるようなことを)やりたくない」と言いたいように伝わってきます。 そして基本的に、彼の歌を聞いてる時の彼女は、常に夢心地なのだろう(笑)と思われますので、 The point of no returnでは、あの場ではあの歌詞のとおりになっていったのでしょう。 そうでなかったらラウルも呆然と涙ぐまないでしょうから。 アミンタ役のはずがクリスティーヌと呼びかけられ、仮面をとる寸前、とった後もクリスティーヌの表情(微笑)が変わらないので、彼を彼として受け入れたのではないでしょうか。 でもその後のくだりは、やっぱりファントムの天使的な歌がなくなると、我にかえってしまうのでは... 初めに地下で仮面を剥がす時は天使の正体が知りたくて、The point of~の時はうっとりしつつも天使とファントムを自分の中で一致させるためだったのでは、と思います。 そのあとの地下ではもうファントムを確実にひとりの人間として認識してるようですしね。だからAngel of musicと呼びかける響きがせつないし、あのキスシーンになるのだと。 私もあのThe point of~デュエットの場面がいちばん好きです。ファントムといる時のクリスティーヌは妙に美しいですよね。 あの場面のために、上映してる限りリピーターしてます!

freefree
質問者

お礼

どうもありがとうございました。確かに、ファントムの歌を聴いているときのクリスティーヌはまるで催眠にかかったようにうっとりしてますものね。 しかも、ラウルといる時より、女っぽくって美しい! なるほど、陥れるつもりはなかったのですね・・・・。 ファントムの絶望した視線から、ファントムを罠にはめたのかとみえてしまって。 もしくは、All I ask of you をあの瞬間にファントムが歌っているので、立ち聞きされたことがわかり、腹をたてたのかと深読みしてしまいました。再度注目しつつ、私も上映している限りリピートして鑑賞します!

回答No.1

もう後戻りは出来ないあなたを心から愛している だからあなたの全て受け入れる と言う意味で剥いだのでは? って言うのは私の解釈なんですが これを観て思ったのはクリスティーヌが心変わりが早くてもっとも人間味を帯びてる事と映画的にそろそろ見せたい?見たい不陰気だったからなのでは? この私の解釈や他の人の解釈を見れば見方が変わって面白いかもしれませんね

freefree
質問者

お礼

ありがとうございました。 やはり、ファントムを愛していたのですよね。すべてを受け入れるために仮面を剥ぐというより・・・映画的?なというか、ストーリー展開として、仮面を剥がされることが必要だったのはとっても納得です。 気になるクリスティーヌの女心です。あまりにあのシーンが美しかったので気になってしまいました。

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