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サイレントランニング
サイレントランニング10代の頃に見た映画なのですが、非常に記憶に残っています。たまたまスカパーで放映していて見て、再び感動すると同時に、幾つか疑問がわいてきました。 ・地球政府はなぜ、森のドームを爆破するように命じたのか? ・ひょこひょこ歩くロボットの動き(これが、惚れ惚れするほど暖かみがあって記憶にあるんです)にうなったのですが、CGでもない時代に、なぜあれほどまでの動き(今でも2足歩行のロボットは最先端の技術ですよね!)ができたのか? 最後に、ロボットがひとりで一所懸命世話をしているシーンが泣けます・・・
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- Nightbreaker
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私は淀川さんの「日曜洋画劇場」で79年に見ました。 日本劇場公開は86年なんで、テレビのほうが 早かったんですね。トランブルの労作「ジュピターマシン」 の特撮も劇場で見れば迫力あったんだろうに… 当時「映画宝庫」(78年刊行)のSF特集に特集記事 が載っていました。 計画放棄は予算の関係、という記事を見た記憶がある のですが、asunaro5さんのおっしゃるとおり、もう 誰も環境の保護に興味を持たなくなってきたのかもしれません。 事実主人公が地球の環境破壊を自分と同僚になぞら えて「無関心と非寛容」となじるシーンがあったよ うな・・・ 始めのうちはみんなでポーカーしたりして仲良かっ たのにね。 ヒューイたちロボットは「ケニー」(87年)の ケニー・イースタディ君のような両足の無い俳優の 方たちが演じています。実際ロボットの着ぐるみを 被って腕でロボットの足を動かしています。これは スチールで確認済みです。 ちなみに「遊星からの物体X」(82年)で医師が腕 を食いちぎられるシーンも実際に腕の無い人が担当 しています(食いちぎられるカットで医者役の俳優 と入れ代わっている)。 ジョーン・バエズの歌も泣かせますね。当時渋谷の 「すみや」(輸入レコード専門店)で買ったLPは 宝物です。 ラスト、主人公がヒューイに言う泣かせる台詞、 「子供の頃ビンに手紙を入れて海に流した…、あれはどこかに届いたかな…」
サイレント・ランニング、懐かしいですね、ローラ・ダーンのお父さんのブルース・ダーンが主役でした。 ・ドーム爆破命令の意味 再緑化計画の意味は、実は本編では語られていないところなのですが、いくつか可能性は考えられそうです。 1)食料問題を解決するために行っていた。 2)あの時代の公害問題への対応 3)ある種のプロパガンダ 実の所、3番が一番可能性があると思われるのです。 劇中、僅かに流れる政治的指導者の声明らしきものを聞くと、非常に全体主義的な閉塞観を感じさせるような内容なのです。 あれだけ、手間暇かけて予算をかけたプロジェクトをいとも簡単に取り止めることと、計画凍結ではなく放棄であるところからも議会や何かの表決という感じには思えないのです。 そう考えると理由は、指導者が無駄だと感じただけという気もするのです。それよりか、錠剤みたいな食料を量産すればいいやみたいな。 なんとなく、京都議定書にサインをしなかったアメリカの未来にも見えたりして。 ・ヒューイ、デューイ の動きについて 彼らは、俳優の着ぐるみです。背の低い俳優はミゼット俳優と呼ばれていますが、その彼らです。 ちなみに、これを参考にしたとかしなかったとか言われる R2-D2 は、同じようにミゼット俳優さんが中で演じています。 #1 の人のオススメの「ソイレント・グリーン」も懐かしい作品ですね。こちらはチャールトン・ヘストンで未来の食料問題の話でした。ラストはちょっと衝撃的かも。
- asunaro5
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私もこの映画は、大好きです。本当、ラストシーンは泣けますよね。 >・地球政府はなぜ、森のドームを爆破するように命じたのか? 地球の再緑化の為、残しておいた物でしたが予算が掛かり過ぎる、または、再緑化に興味が無くなった。で、爆破指令が出たと思います。(主人公以外の乗組員も、やる気無し。だったし。(笑) ) >・ひょこひょこ歩くロボットの動き・・・ あれは、純粋に小さい人(俳優)が中に入って、演技をしているはずです。(スターウォーズ・ジェダイの復讐に出て来たイウォーク族を演じていた人達みたいな・・・) 余談ですが、大阪万博の第2のシンボルとも言えた「エキスポタワー」を真似て、この映画の宇宙船(ヴァリーフォージだったかな?)をデザインしたらしいと言う話を聞いた事があります。 (参考URLは、エキスポタワーのHPです。) 同(’70)年代の映画で「ソイレントグリーン」と言う映画もお勧めです。(この時代は、この様な感じの映画が多かった様ですね。)