コンクリートは、地下躯体から打設を開始し、順々に上階に上がっていきます。例えば、10階建てのマンションの場合、とても大雑把に考えると、
工事開始→土工事(1ヶ月)→地下躯体打設(1ヶ月)→1階(1ヶ月)→2階→3階・・・→10階(計10ヶ月)→その他もろもろ工事(1ヶ月)
となり、合計でだいたい1年で完成します。(室内や外装などはコンクリートを打った階から順番に施工していきます)
コンクリートはご存知のように生物で、乾燥をゆっくりさせなければ品質が低下しますので、最上階の施工後も養生期間を見ることにします。しかし、この養生期間を短縮し、すごく急いでいる工事で、最上階に竣工と同時に入居する住むという条件が重なった場合、コンクリートを打設してから2ヶ月後に入居することになります。
一方で、コンクリートの内部の湿度は、だいたい1ヶ月もあれば十分に下がります。ですから、上記の条件の場合、住み始めた場合であっても影響はありません。
そもそも、現在の法律では24時間換気が求められますし、そこで人が暮らしている場合、人間の呼気や洗濯、風呂などの生活の影響のほうが圧倒的に大きいと考えられますので、新築マンションの場合、問題になることはないと考えます。
また、コンクリートの表面が湿っている現象を、コンクリートが乾いていないからであるという誤解があるようですが、これは断熱や換気から生じる結露であり、コンクリートの湿度を気にする必要は全くありません。
お礼
なるほど、気にする必要はないのですね。 ありがとうございます。 引っ越して2ヶ月が経ちますが、部屋の湿度はだいたい60%位を保っています。 きっとこれは別の要因で湿度がやや高くなっているのでしょうね。