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カメラメーカーとレンズの関係について

御存知の方も多いかと思いますが、日本にはガラスの溶解からレンズを作れる技術があるのは3社しかありません。ニコン・ミノルタ・コシナです(山崎光学を含めたら4社)。沢山のカメラメーカーがあり、数社のレンズメーカーがあり、数え切れない光学メーカーがありますが、ガラス玉そのものの製造はこの3社(4社)の製造により、各社独自の研磨とコーティング技術を持っているか、或いはOEM供給です。これだけ各社のレンズ性能が違うのに、元々は同じガラス玉ってのが面白いですね。OEM供給でもお金の掛け方によって別物のレンズになりますから、各社のこだわりも反映される訳です。3社の癖としてニコンような硬調系、ミノルタの軟調系、コシナの中間など様々(山崎は?)です。デジカメの製造で、殆どが家電メーカーのサンヨーのOEM供給(なんと!世界の90%のシェア)と同じようなもんです。最近はキヤノンが追随してますが、現実はサンヨーの独壇場です。そこで皆さんの御意見をお聞きしてカメラとレンズ選択の参考にしたいのですが、例えば私の知ってる限りではキヤノンのレンズは一部がコシナ製です。ライカは一部がミノルタ製です。しかし謎のメーカーが多いのが現状です。そんなウンチクを教えて下さい。

みんなの回答

  • kan3
  • ベストアンサー率13% (480/3514)
回答No.4

光学屋さんは結構横の繋がりが太いようで・・?。 私は詳しくは無いのですが、発注する側として聞いた話。 設計だけでなく、研磨技術でも、組み立て技術でも、あまりに多くの関門があり、それこそ切磋琢磨してるようです。 量産品は当たり外れが多い。ハズレは手放し、当たるまで買う。 ガラス玉と書かれましたがその種類は非常に多く、日々新素材が出来ています。 コダックに買い取られちゃったチノンとか昔のいい技術を捨て、半デジカメ屋になっちゃいました。 それはそうと、プラスチックレンズって未だに好きになれません。(安くて優秀なんですけどね) 良く自社で開発とか研究とか言ってるのは全然当てになりません。松下やNECのような大手だって多くは外注やバッテルとかの研究専門機関でやらしたりもしてます。 ズミクロン50/2大好き、ニッコール50/2も、 キャノンFD50/1.8、ズイコー58/1.2大好き(ボケー)。 沢山のレンズを使っていると、写真そのものよりレンズの評価をしたくなるのは私だけじゃないでしょ。

hughug
質問者

お礼

>光学屋さんは結構横の繋がりが太いようで・・?。 …ミノルタとコシナはそんな関係がありそうですよ。運送会社で勤めていた頃、コシナの通函がミノルタの堺工場宛てに輸送されてました。しょっちゅう見ました。しかも大量に。中を覗きたかったぐらいです。 >コダックに買い取られちゃったチノン …チノンは元々8ミリカメラのメーカーでした。8ミリがすたれてカメラに移行しましたが、知名度が低いと競争の渦の中で生き残るのは難しい。コダックはカメラ技術がありませんから、チノンのノウハウを買ったのでしょう。いい結婚だったと思いますよ。 >プラスチックレンズ …最初の開発したのはミノルタだったと思います。一眼レフのレンズにも採用されてますが、描写力は凄くいいですね。当時はミノルタの粋を結集したレンズとか。ガラスとなんら遜色ありません。カメラ付き携帯のレンズも100%プラスチックです。 かつてどこかのCMではあった“写真はレンズで決まる!”というフレーズ。私はその通りだと思います。またレンズの性能は、デジカメよりも銀塩カメラの方が顕著に出ます。あなたの御意見に賛同するところ大いにあります。大手が自社開発と語っても、実際はOEM供給やEMS生産がかなり多いはずです。どこまでが真実やら?極秘にしたい部分もあるんでしょうねぇ。回答ありがとうございました。

  • takuma_h
  • ベストアンサー率59% (435/736)
回答No.3

パナのライカレンズに関しては http://matsushita.co.jp/ism/fz1/index.html のサイトの連載の13回14回にある程度書かれています。 ライカはレンズ関連、パナはデジカメの基盤やCCD関係の 技術を互いに補完し合う様な提携関係をずいぶん前から結んでいます。 ソニーの方もサイトの開発者インタビューなどで 今回のレンズ設計が・・・などと 自社で設計してることを示す文面もありますし 私は以前大型家電店につとめていた時 パナ、ソニーの各メーカーの人間から 直接「自社設計で自分のところで作ってますよ」 という話も聞いたことがあるのでまちがないです。 基本設計をソニー、パナが行って設計図や試作品 をカールツァイス、ライカに見せて 要求に満たない部分をまたソニー、パナが設計し直して・・・ という手順を繰り返し繰り返し行って作られています。 この2つのレンズの名門の銘を冠したレンズですから 相当厳しい基準をクリアーしないといけないので かなり大変みたいです。 ただ、カールツァイスのT*コーティングに関しては カールツァイスのスタッフがコーティング材を肌身離さず持っていて コーティング作業だけはカールツァイスのスタッフが行っている なんて噂もありますけどね(笑) そういえば先日日本での発売が発表された ライカのデジカメDIGILUX2は レンズ以外のデジタル部分はパナのパーツが そのまま使われています。 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1202/leica.htm こちらのサイトの上部にある写真がライカから発売されるデジカメ、 一番下にある写真が今年の春頃発売予定のパナのデジカメです。 ボディーのカラーリングとグリップなどの一部の形状を除いて 全て共通パーツで作られていることが分かると思います。 最終的な画質の調整はパナ、ライカがそれぞれ独自に行いますので 発色などの画質の傾向は違ったカメラになるでしょうが。

hughug
質問者

お礼

疑問が払拭されました。これだけ確かな情報なら間違いありません。名門メーカーでも変われば変わるもんですね。これも御時世かも…。とっても参考になる御意見ありがとうございました。

hughug
質問者

補足

因みにコンタックスカメラのツァイスレンズですが、京セラではガラスの溶解からT*コーティングまではドイツで施行して、組み立ては日本で施行しています。だからレンズが『made in japan』になってます。それゆえレンズが高い。高過ぎて欲しくても買えないのがツァイスなんですが、松下のようなことをしたらもっと安くなるのに何故しないのでしょうねぇ?中古市場では値崩れしてますが、それでも高い…他社の新品レンズが買えるんですから。ツァイスには私も憧れてます。ありゃ確かに途轍も無いレンズですよ。

  • takuma_h
  • ベストアンサー率59% (435/736)
回答No.2

パナのカメラは全てレンズも自社生産してるようですが 普通のレンズまでプレス成形してるとは思えませんけど。 非球面レンズを研磨で製造するのと プレスするのではコストと品質の安定の面で プレス成形の方が有利みたいですが 通常のレンズは研磨した方がコストが安いんじゃないでしょうか・・・ ホントのところはどうなのか工場を見てみたいですね ちなみにソニーもレンズは自社生産してますよ。 まあ買ってきたガラス玉を自社で研磨してるんでしょうが。 ソニーはカールツァイス、パナはライカの銘が打ってある レンズを搭載したデジカメを多く発売してますが ライカ、カールツァイス社の基準を満たし 名前の使用を許されているだけで設計から製造まで全て ソニー、パナソニックがやってます。 現在デジタルカメラの主要パーツを自社製品だけで 作ることができるのはパナとソニーぐらいです。 デジカメの肝であるCCDのほとんどは 松下かソニーのOEMですから。 ちょっと主題からずれちゃってますが参考までに。

hughug
質問者

お礼

回答ありがとうございました。さて、さて何ですが、 >ソニーはカールツァイス、パナはライカの銘が打ってあるレンズを搭載したデジカメを多く発売してますが ライカ、カールツァイス社の基準を満たし 名前の使用を許されているだけで設計から製造まで全てソニー、パナソニックがやってます。 これはどこで知ったのですか?あのツァイスやライカが…私はまだ半信半疑です。あんな頑固で歴史のある名門メーカーが、そう簡単に自社ブランドを提供するとは思えません。レンズの性能にしても門外不出の技術がありますからねぇ。凄く驚愕しています。 私からの情報は以前カメラ店に勤めていましたから、業界の裏情報や最近は新聞等の経済欄が主ですが。

  • takuma_h
  • ベストアンサー率59% (435/736)
回答No.1

パナソニックのデジカメに搭載されてる非球面レンズは 研磨するのではなくプレス成形によって作られてますね。 山形の工場で自社製造してるそうです。

hughug
質問者

お礼

へぇー!そんな製法があるんですか。松下は家電メーカーであって、カメラメーカーではありませんから、研磨技術は持ってないと思います。違った工程でレンズを製造してるんですね。殆どの家電メーカーのデジカメは、レンズだけはOEMのはずです。因みに携帯電話のレンズの90%はコニカ(現・コニカミノルタ)製です。コニカ独自の技術により今尚トップに君臨してます。回答感謝します。

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