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ギターのアルペジオで弾く長渕の『乾杯』のEmコード
ギター初心者向けの本のアルペジオ編に長渕剛の『乾杯』がありました。途中、イントロや歌詞で言うと「(時に)は傷付き、時に(は喜び)」や「(肩を)たたき合った(あの日)」の所でEmコードが出てくるのですが、Emのアルペジオって意味があるのでしょうか? Emでは4・5弦を押さえるのに、アルペジオなら音としては6→3→2・1→3弦の開放弦を鳴らすんですよね?それなら押さえる意味がない気がしたんですが…教えてください。
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>Emでは4・5弦を押さえるのに、アルペジオなら音としては6→3→2・1→3弦の開放弦を鳴らすんですよね?それなら押さえる意味がない気がしたんですが…教えてください。 たまたまその時に、押さえた弦を使わない場合でも、常にコード表のとおりに押さえなくてはいけません。 そのときにたまたま使わないからと言って、コード表のとおりに押さえないと、いつまでたってもコードが覚えられません。また、押さえないと響きが悪いし、応用性もありません。 まず、譜面の上のコードネームの隣にある押さえ方の図は、「コードダイアグラム」と言って、「ダイアグラム活字」というものがあり、初心者向けの「Em」のコードダイアグラム活字というものは、第四弦と第五弦の第二フレットに黒丸がついていて、他は開放弦と決まっています。 それで、実際にその弦を使わなくても押さえるように示してあります。 「Em」と書いてあるのにダイアグラム活字が曲によって色々な押さえ方を示してあると初心者は混乱します。 ギターのコードグラム活字は、ローポジションのEmについては、黒丸二つと四つの白丸(開放弦)で示すと世界的に決まっています。 これは、二人で演奏するときなどには、第一ギターがアルペジオで、第二ギターがストロークプレイをするときや、アルペジオ上級者が、右手の親指の音を、第六弦→第五弦→第四弦などと変化させていくときの参照にも便利です。また今後色々な曲をレパートリーにしていくときに、コードネームだけを見て伴奏ができなくてはなりませんが、「Emはこのように押さえるものだ」として覚えていかないと応用が利きません。Cコードのときも、アルペジオで使わないからと言って、第四弦を押さえないということはしません。やはり使っても使わなくても第二フレットの「ミ」を押さえておくものです。 それから、これが大切ですが、ギターの弦は、「共鳴」あるいは「共振」と言って、弾いてない弦も、ブリッジやナット、フレットや指板、ネック材などを通して、更には空気を介して、鳴っている弦の振動が伝わって、一緒に震えています。 この共振を利用すると響きが豊になります。 先ほどのEmですが、コード表のとおりに、第五・四弦の第二フレットを押さえて、強く第六弦の開放を鳴らすと、第二フレット「ミ」を押さえた第四弦が一緒になって激しく震えていることが分かります。 しかし、第四弦が開放弦だとピクリとも動きません。また、同じ様に第六弦を強く弾き、弾いた直後にその親指で、第六弦の振動を無理に止めると、ヒューンというEmコードの響きが残ります。コードをきちんと押さえていると、すべての弦が共振するので、その響きが残るのです。コードをきちんと押さえずに同じ事をしても、妙な響きが残るか、貧相な響きにしかなりません。 このような様々な事情があり、コードは、そのときにたまたま使わない弦があっても、コード表に示されているとおりに押さえる方が良いのです。 また、コードチェンジのときには、早い目に前のコードを放棄することは非常に大切で、これを「アンティシペーション」と言ってちゃんとしたギター教室なら教えてくれます。 Emなら開放弦しか弾かないのですから、なおさら早い目に指を上げてしまい、次のコードの姿に指の姿勢を変えて遅れないようにします。またアルペジオの場合は、「まず親指の音を出す」それから「出てくる順番に他の弦を順番に押さえていく」ということで良いのです。 すべての指を押さえてから、やっと右手がスタートするのではリズムに遅れてしまいます。 音楽はリズムに支配されていますので、左手が間違っていても音楽的には間違いではありませんが、右手が遅れるとリズムが乱れるので、その場合はもはや音楽とは言えません。バンドで演奏している場面を想像すると分かります。 常に機械の様に動く右手が優先で、左手はそれに遅れを取らぬ様に工夫しながら押さえて行きます。 しかし、初心者はまったく逆に、左手が優先で、右手は親切にも左手がコードを押さえ終わるのを待っているのです。右手のこの優しさがギターの上達を妨げています。 http://okwave.jp/qa/q6737341.html
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- hiroki033
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こんばんは。 私も初めて演奏をした曲が乾杯で、同じようにEmの押さえについて疑問を持ちました。 学校の授業でしたので、押さえずに弾くクラスメイトもいました。でも、上級者は皆さん押さえてましたよ。 開放のまま弾いても関係ありませんが、コード移行の時に、初心者がきちんとコードを押さえる練習になります。 最悪Emが押さえれなくても曲は続けれますので、きちんと押さえる習慣をつけておくと、自信がついて上達も早くなると思います。 乾杯をマスターするだけなら開放のままで練習し、ギターの上達のためなら押さえることをおすすめします。 将来弾きたい曲は、押さえなくてもいい曲ばかりではありませんから。
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1小節の中でG→EmやEm→A7というのは今の私には難しいのですが、学校の授業でも同じだったんですね。回答ありがとうございました。
- yusuke0428
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弾かない弦を押さえることはない…まぁ当然です。 Emのように、押さえる弦が少ない場合には、 そういうことが時たま出てきます。 ただ、間違って押さえていない弦にさわってしまうと 不協和音が出ますよ。 4弦なら、Em7thですから、なんとなく聞き流せなくもありませんが 5弦のA線にさわってしまうと、ほんとに変な音になります。 まあ、Esus4という音にはなりますが、通常はベース音では出しません。 なので、弾かないなら、無理ムリ押さえることもありませんが、 慣れないうちは保険の意味で押さえておいた方が良いかもしれませんね。
お礼
早い回答ありがとうございます。やはり本が間違ってるワケではないんですね。
お礼
共振やアンティシペーションという言葉を初めて知りました。そもそもコードチェンジの時は開放弦を弾くモンなんですね。 まだ人差し指から小指まで順番に押さえる感じですが、スムーズに出来るように頑張ります。回答ありがとうございました。