同じ厚さの生地でも、堅さ？が違うのは何でしょう

質問

例えば、１５デニール以下だととにかく柔らかい感じですが、３０デニールの生地だと触った時、硬く感じる（ごわつく感じ）物と柔らかく感じる物があるような気がします。
気のせいでしょうか。それとも何か違うのでしょうか。

回答No.2

drmuraberg · ベストアンサー

釣り糸のテグスは太いほど硬く感じるのにお気付きと思います。
繊維と糸もこれと原理は同じです。

繊維の太さはデニールで表されます。
30デニールの繊維は15デニールの繊維の√2倍の太さです。
これに対して、硬さの目安となる剛性は太さの4乗に比例します（材料力学）。
つまり、30デニールの繊維は15デニールの繊維の4倍硬いのです（√2の4乗）。

さて、糸は複数本の繊維が撚り合わされて作られますから、同じ太さの
糸にするために必要な本数は、おおむね、
30デニールの繊維5本の糸に対し15デニールの繊維7本からなる糸、
ということになります。
剛性の違いを補うほど細い繊維の本数は増えないという点が硬さの原因です。

太い繊維と細い繊維からなるアウトドア用品の長所短所は次の様になります。
１）太い繊維、ゴワゴワしているが、１本の強度が強いため破損しにくい、
　耐候性が高い（光で外から劣化するため）。用途、ザック等。
２）細い繊維、軟らかく肌触りが良いが、繊維がダメージを受けやすく、
　　耐候性が低い。極細繊維は撥水効果も持っています。用途、衣類等。

お礼

なんかわかりました。
ありがとうございます。

回答No.1

tadagenji

デニールの意味はご存じですか？

化合繊の糸の太さの単位で、9000ｍ当りのグラム数で、Ｄであらわします。
例えば、１５Ｄの糸は　9000ｍ当り15ｇある糸で３０Ｄは、30ｇと言う意味です。

重いほどごわごわします。

補足

例えば、３０デニールのＡ商品と３０デニールのＢ商品どっちも素材がナイロンとなっているのに、ＡよりもＢの方がごわつく。
という感じです。
おなじ３０じゃないの？と思ったのですが。
さすがに厚さは触ってわからんですね。