- ベストアンサー
一番有利なマイレージの取得法は?
教えてください。 現在、 *ノースウエスト *ユナイテッド *大韓航空 *中華航空 の各マイレージカードを持っています。 先日、ガルータを使った際にNWAのカードを使いましたが、NWAのHPを見ていると KEまでもがスカイチームになっています。 だったら、KEもよく使うのでNWAのカードを使ったほうがマイル数がたまることに気がつきました。 現在KEに7万マイル、チャイナに4万マイル、NWAには6万、UA2万ほどそれぞれたまっています。 今後、どのような使い方をすればより有効に使えると思いますか? よく行く先はハワイ、そのほか韓国、香港、LAXなどにも行きます。 飛行機はそのつど一番安いのを使います。 クラスは6時間以上の場合はほとんどビジネスです。 ちょっと、脈絡のない質問になってしまいましたが、皆さんの工夫を教えてくれると助かります。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「その時その時で一番安い航空券を選んで使う」のであれば、マイルの有効期限の長いマイレージプログラムをいくつか掛け持ちして入り、「どの航空会社になってもどれかには貯まるようにする」方法をお勧めします。要するに「受け皿を多くしておく」わけです。私もその方針でマイルを貯めています。 まずは代表的なプログラムの得失を整理してみます。 ●ノースウエスト航空"WorldPerks" 獲得マイルが無期限有効の上に、キャンペーンの設定も多くてマイルを貯めやすいプログラムです。申し上げるまでもなく「スカイチーム」加盟会社便の搭乗でマイルを貯められますが、マレーシア航空やガルーダ・インドネシア航空など世界規模のアライアンスに参加していない会社でも搭乗でマイルを貯められるのが特徴です。マレーシアやガルーダは日本からですと利用機会もそこそこある会社ですので、WorldPerksは入っておいて損はないでしょう。 一方、貯めやすくてかつ会員数も多いプログラムなので、その裏返しとして「特典航空券の予約が慢性的に取りにくい」という問題があります。経営状態はあまりよくなく、将来に不透明な要素があるのも気になると言えば気になります。 ●デルタ航空"SkyMiles" 獲得マイルの有効期限は「最終の加算または減算から24か月経過した年の12月31日」です。以前は「36か月経過した年の12月31日」でしたが短縮されました。 このほかチャイナエアライン(中華航空、CI)搭乗分を加算できる数少ないプログラムでもあります。チャイナエアライン搭乗分を貯められるプログラムは自社の"Dynasty Flyer"と中国南方航空の"Sky Pearl Club"がありますが、提携先の数やマイルの有効期限を考えるとSkyMilesが最善の選択と言えましょう。 一方でスカイチームの搭乗分を貯めるプログラムとしてはWorldPerksにかなり見劣りします。まず日本ではほとんどキャンペーンを行っておらず、マイルの貯め易さで水をあけられています。またノースウエストには日本語Webサイトがあって内容も充実しているのに対し、デルタは日本語Webサイトそのものがありません。 そして最大の問題は、大韓航空のエコノミークラス包括運賃(ツアーや格安航空券)の大半が加算できないことです。少々細かい話になりますが、大韓航空エコノミークラスの包括運賃のうち日本発韓国以遠行きの大半(*1)はVという予約クラス(*2)で発券されます。この予約クラスVはスカイチーム他社のプログラムでは加算対象外になっていることが多く、SkyMilesでも加算対象外です。予約クラスVでもWorldPerksやコンチネンタルの"OnePass"なら今のところ加算可能です。 「6時間以上はほとんどビジネスクラス」とのことですので、実際にはあまり気にしなくてよいと思いますが、韓国経由で中途半端に遠い場所に格安航空券で出かける場合は要注意です。韓国へのご旅行も多いとのことですが、日本-韓国の格安航空券は予約クラスLで発券されるので[1]、こちらはスカイチーム他社のプログラムでも問題なく加算できます。 [1] http://homepage3.nifty.com/timetravel/bookingclass.html [2] http://homepage3.nifty.com/timetravel/kakuyasukasanritsu.html ●大韓航空"SkyPass" WorldPerksと同じく獲得マイルは無期限で有効です。またベトナム航空搭乗分を貯められる数少ないプログラムです。ベトナム航空ご利用の予定があるなら継続してもよいでしょう。 しかし特典交換に必要なマイルがかなり多いのが短所です。また前出の「大韓航空・予約クラスV」の格安航空券も一応加算できるのですが、WorldPerksでは区間マイルの100%を加算してくれるのに対しSkyPassでは70%に減ってしまいます。スカイチーム搭乗分を貯めるプログラムとしてはやはりWorldPerksをお勧めします。 SkyPassが他のプログラムに優る点としては上級会員の資格の取り易さが挙げられます。他社プログラムで上級会員になるには、暦年で5万マイル程度搭乗する必要がありますが、Skypassでは累積マイルでこれを取れます。搭乗マイルの累積が50万マイルに達すると「モーニングカーム・プレミアム」会員に認定され、スカイチームでは「エリートプラス」として扱われます。 ●コンチネンタル航空"OnePass" コンチネンタルもスカイチーム加盟会社です。獲得マイルはWorldPerksと同じく無期限有効で、特典交換に必要なマイル数もWorldPerksと似通っています。日本語Webサイトの整備もかなり進みました。 すでにWorldPerksをご利用なら無理に乗り換える必要もないと思いますが、OnePassは台湾のEVA航空搭乗分を貯められる数少ないプログラムであり、EVAの利用が多いなら掛け持ちするとよいでしょう。 ●チャイナエアライン"Dynasty Flyer" 正直なところお勧めしにくいプログラムです。チャイナエアラインが世界的な航空提携グループに加盟していないため加算機会が限られますし、その一方で特典交換に必要なマイル数は多めです。ならば何とか気長に貯めてと思っても、有効期限が「獲得から5年経過した年の12月31日」と有限です。 現在のお手持ちのマイルは早い段階で使い切ることをお勧めします。またその後チャイナエアラインをよく利用するようであれば、その分の受け皿はデルタ"SkyMiles"とするのがよいと思います。 ●ユナイテッド航空"Mileage Plus" ユナイテッドはご承知の通り「スターアライアンス」加盟で、スターアライアンス搭乗分の受け皿としては使い易いプログラムです。マイルの有効期限は以前は「最終の加算または減算から36か月」でしたが、今年の1月に「最終の加算または減算から18か月」に短縮されてしまいました。貯め続ければ無期限ですが気を抜くと失効するのでちょっと注意がいります。 アメリカ系プログラムの中ではクレジットカード利用での加算がし易いプログラムで、この場合「マイレージ・プラス《セゾン》カード」と「マイルアップメンバーズ」の組合せ[3]が定番でしょう。クレジットカードを使い続ければ搭乗しなくてもマイルは半永久的に有効になります。 短所としてはWorldPerksと同じく、貯めやすくて会員数が多いプログラムなので特典航空券の予約が取りにくいことが挙げられます。また経営にも多少の不安定要素があります。 [3] http://www.saisoncard.co.jp/lineup/ca041.html 【全体を通して】 スカイチームでWorldPerksを、スターアライアンスでMileage Plusを軸として貯めるのが一般的な方法と考えます。これでカバーしきれない会社に乗ることになったらその時に改めて他のプログラムに入るとよいでしょう。 Dynasty Flyerは使い易いプログラムとは言いにくいので、マイルを消化して適宜整理することをお勧めします。その後にチャイナエアラインを使うことがあれば、改めてデルタ"SkyMiles"に入会して貯めればよいでしょう。スカイチーム会社のプログラムが(Skypassも合わせて)3つになってしまいますがやむを得ません。 Skypassは特典航空券交換に必要なマイルの多さがネックですが、マイル自体は無期限有効なので急いで消化する必要もなく、しばらく様子見でよいと思います。今後ベトナム航空に乗ることがあれば受け皿として使えます。 香港によく行かれるとのことですが、香港行きはどちらの航空会社をお使いでしょうか。もしワンワールド加盟のキャセイパシフィックやJALをお使いであれば上記のプログラムでは貯められないので、受け皿がもう一つ必要です。ワンワールドの受け皿をどこにするかは悩むところですが、JALマイレージバンクに落ち着くのではないでしょうか。キャセイパシフィック便の日本-香港、日本-台湾はこれまでJALマイレージバンクでは加算対象外路線でしたが、4月1日からは格安航空券も含めて加算できるようになります。 ワンワールド会社のプログラムでマイルの有効期限が長いのは、アメリカン航空の"AAdvantage"(最終の加算または減算から36か月)ですが、キャセイパシフィックの格安航空券は軒並み加算対象外になっています。香港が主な行き先の一つならAAdvantageはお勧めしにくいです。 【私の場合】 スターアライアンス便を使うことが多いのですが、行き先によりそれ以外の便も適宜使い分けています。メインに使っているのはANAマイレージクラブで、ANAおよびスターアライアンス他社の正規割引運賃以上を加算します。スターアライアンス便の包括運賃とユナイテッド便はMileage Plusに加算しています。スターアライアンスでは他にアシアナの"Asiana Club"にも入っていますが、これは韓国観光公社免税店での買物でマイルが付与されるということでとりあえず作りました(Asiana Clubのマイルは無期限有効)。 スカイチーム便はWorldPerksに貯めていますが、スカイチーム誕生よりはるか前に入会したSkyMilesに4万マイルほど残っていてどう使うかで悩んでいます。コンチネンタルのOnePassにも入っていますが、これはEVA便の受け皿としてのみ使っています。 ワンワールドは今のところ(4月1日から正式加盟の)JALマイレージバンクのみです。とりあえずJAL国内線分を細々と貯めていますが、4月1日移行はワンワールド他社便を利用する機会も増えそうです。ワンワールド各社のプログラムはどれも「帯に短したすきに長し」で、JALマイレージバンクからさらに手を広げるには二の足を踏みます。 *1 [1]のページの情報によれば、格安航空券でも上位の予約クラス(S)であれば他プログラムでも大半で加算可能のようです。逆に予約クラスQだとWorldPerksやOnePass、Skypassでも加算不可です。 *2 予約クラス: 同じ搭乗クラス(エコノミー/ビジネス/ファースト)内にもさらに販売管理上の細かい区分(座席数割当て)があり、この区分のことを「予約クラス」「ブッキングコード」などと呼んでいます。予約クラスは通常、アルファベット1文字で表されます。航空券は種別によりどれかの予約クラスに割り振られています。 予約クラスには高低の序列があり、予約の入りやすさ/アップグレードの可否/マイル加算率/航空券の値段などに差異があります。
その他の回答 (2)
- daiki-3da
- ベストアンサー率37% (150/402)
カードの数を減らしたいだけならデルタ航空(DL) のSkyMilesとマイレージプラス(UA) でいいと思います。 カードの枚数を減らすだけなら。 DLはスカイチーム加盟でCIと提携しているのでKE,CI,NWを1枚にできます。 でもマイルを生かしたいのなら#1さんの考えでいいと思います。 中華航空は台湾の会社のことですよね? #1さんのCAは中国国際航空のことになるので。 それにこの案も全く使えなくなるので(CAだと) 。
お礼
ありがとうございました。 なーるほど、CIが一緒になるのはいいですね。 参考になりました。
- kensaku
- ベストアンサー率22% (2112/9525)
NWAとUAに集約ですね。 もう貯めた分は、なんとか使うことを考えたほうがいいでしょう。 CAは、どうにもならないので、これも、なんとか使うことですね。 スターアライアンスはUAでもいいのですが、ANAの方が、使い道が多いかもしれません。 米系の会社は(他の国もそうですけども)、いつどうなるかわからない、というリスクがあります。日系ならば情報も早いかと思います。
お礼
ありがとうございました。参考になりました。
お礼
ありがとうございました。 丁重にご説明いただきたいへん参考になりました。