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なんで「ド」は基準音なんでしょう
ドは時代時代によってピッチは違ったのでしょうけども、一種「基準」ですよね。なぜならドをトニックとする長音階は臨時記号がつかない。この臨時記号がつくと、その音はどんどん特殊化していきますよね。レ♭なんてトニックにしたら♭×5にもなって、なんか馴染みうすになっていきます。 なんで「ド」は基準になりえたのでしょうか。その周波数に人間特有の 共鳴音域があるとかそんな理由なのでしょうか。
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なぜ「ドレミ…」という「ド」を主音とする慣習ができたのか? それについては、別宮貞夫著「音楽の不思議」にはおよそ次のようなことが書かれています。 主な音の上に協和三和音、つまり長三和音ができる旋法は限られる。ギリシャのドリア旋法、教会のフリギア旋法、つまり、「ミ」の音を主音とするものはその点で失格であって、この条件を満たすものは、「ド」を主音とするもの、「ファ」を主音とするもの、「ソ」を主音とするものの3つである。このうち「ファ」を主音とする旋法「ファソラシド …」は、ファの完全四度の音が存在しないという欠陥がある。また、「ソ」を主音とする旋法は、長三和音はできるが、大切な完全五度音「レ」の上には長三和音ができない。ところが、「ド」を主音とすれば、完全四度、完全五度の音が存在し、しかもその上に長三和音をつくることができる。また、「ド」を主音とすると、隣接音「レ」「シ」との動きが非常に自然に感じられる。主音から計って完全四度上の音をもつもので自然な和音のつながりを可能にするものは「ド」を主音とする旋法しかない。
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- Pyratus
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No.6です。 なぜ、ピアノの真ん中の鍵盤の「ド」があの周波数なのかというご質問ですね。言い換えると、なぜ C が音の高さの中心になりうるかという問題ですが、これは中世にまで遡らねばなりません。 中世において実用的な声楽の音域の最低音が G であったらしく、中世の理論家 グイド・ダレッツォ(11世紀)はその最低音を γ (ガンマ)として、その次の音から ABCDEF と名づけました(ヘクサコード=6音による全音階的音階)。 すると、γABCDEF の中央、C がその頃の声楽の実用的な音域の中心にあったことがわかります。それまで中心にあった A を二つ落としたのです。 また、グイド・ダレッツォはそれ以前の音名が2オクターヴに渡って A-P (Jは除く)とされていたのを、1オクターヴに改め、上下のオクターヴのを区別するためには、A a a′a″という表記を用いています。 参考資料: 芥川也寸志 「音楽の基礎」
お礼
よくわかりました。やっぱり声楽的な実用性の問題からきていたのですね。ありがとうございます。
ピアノの調律する場合、最初に 真ん中の”ド、C”から合わせるのではなく、そのスケールの ”ラ、A”から合わせ始めます。オーケストラの音合わせでも ”A”を使いますね。ピアノの場合、そのAを基準にして、他の音を合わせて行くようです。ピアノの調律を何回も傍で見ていたことがあります。現在は440Hz を”A”としておりますが、バロック音楽を専門に、古楽器などを使う楽団などでは、435Hzを基準とするところもありますね。
お礼
なんでAなのかはまたなぞです。そしてどうやって現在の時代時代のDOはその周波数に決められていたのか、Aがもとなのでしょうか。
- thepianoman
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これも中世の教会に戻ります。当時、音階には6つしか音が無く、それらは、Ut, re, mi, fa, sol, la でした。今のドレミファソラシドはそこに由来します。 で、その6音の音階を5度上や5度下に移調する練習が行われました。今に例えれば、ハ長調を基準として、5度上のト長調や、5度下のヘ長調を歌う練習をやったわけです。 Ut (後のド)のピッチが決まっていたわけではありません。A4が440Hzと決まったのは20世紀に入ってからの話しです。従って歴史的に見ても物理的にも、Ut と A4 には何の関係も無いと解釈して差し支えないと思います。
お礼
中世音階からの理屈で考えると見えてきますね。勉強になりました。「ラ」の基準周波数とは関係ない話なんですね。utのピッチはやはり可変的で時代時代でなんとなく決まってそれが聞きなれた周波数ということになっていったんでしょうかね。
- tom0120
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たぶん、錯覚してるんだと思いますが・・・ 長音階は臨時記号がつかない・・・? 使うように思いますが・・・。 12音、全て、使っていいのですよ。(^^ ハ長調でも。 臨時記号がつくと、その音はどんどん特殊化・・・ そうですか? ただ、長音階が、平行移動するだけです。 なのでハ長調で書く必要もありません。 ニ(レ)を、基準に考えても、いいです。(^^;
お礼
ハ長調の構成音としては8音ですよね。 一応何も付かないものを基準としているはずです。
- yozephy
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新生児の産声は「ラ」の音であるということを聞いたことがあります。 日を経るに従ってだんだん低くなるそうですが。 そこらへんと何か関係があるかも、と何の根拠もないのですが思いました。 見当はずれでゴメンナサイ。
お礼
私も聞いたことはあります。関係ありそうでよくわからんですね。
- akuhijrwq
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基準はラ(A)[440Hz]かと思うのですが。 オーケストラのチューニングもAで行うし ピアノの調律も、基準は440Hzです。 なぜかはしりませんが。
お礼
ラはそうですよね。
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