貿易黒字の通貨安。新興国のインフレの原因
貿易黒字だと通貨高になると思い込んでおりましたが、新興国の輸出企業は商品の代金をドルで稼ぎ出すのでそのドルを自国通貨に変えるかどうかは罰問題であり、それは自国の国力もしくは自国通貨が信用できる場合であったり、もしくは預金金利がインフレ率を上回っている場合でなければ貿易黒字でもその国の通貨は高くなるとは限らないのではないでしょうか。
ましてやその企業が純粋な自国企業ではなく多国籍企業である場合、その国を発展させる意思は薄く単に労働力の供給所ととらえている場合、むしろ稼ぎ出したドルは新興国通貨に変えられて新興国に投資され(その際新興国通貨のレートが上昇)するのではなく、むしろ本国に投資されたり本国の安定資産の購入に向けられ、貿易黒字になっても新興国の通貨の上昇札力は働かないのではないでしょうか。
また、ASEANを主に(BRICS)でもですが、インフレ傾向の理由は何故でしょうか。
輸入の割合を考えると資源価格がインフレ率に直結するとも考えにくいし、また最近は資源価格も一息ついたのでその懸念は薄いように思います。
株価を維持し、外資にそっぽを向かれないため、もしくは外資の利益を確保するために流動性を過剰にに供給し国民にはインフレに泣いてもらおうとしているのでしょうか。