macharのプロフィール
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- 登録日2001/07/15
- 『源氏物語』の注釈
室町時代成立の源氏物語の注釈書である『河海抄』についての質問です。 「夕顔巻」にある一文「汗もしとどになりて、われかのけしきなり。」の「われかのけしき」に対して『河海抄』は、 夢たにも何ともみえす見ゆれともわれかもまどふことのしけきに万葉 として、『万葉集』にこの歌があるかのように書いてあります。 また、その後に、 案之此哥詞不叶古今我か人かと身をたとる世に此哥の心歟 とあります。江戸時代の注釈書『湖月抄』でも同じようなことが書かれてあるんですが・・・。 質問はふたつあります。 (1)『万葉集』にこの歌はある、という感じで書いてありますが、載っていませんでした。私の探し方が悪いのでしょうか? もし、この歌を知ってらっしゃる方がおられましたら、出所等教えていただけると嬉しいです。 (2)小学生みたいで恥ずかしいのですが・・・。 歌ではなく、その後の一文の意味が今ひとつ判らないので(汗)。教えて下さい・・・。そもそも読み下し文が甚だ怪しくて。 一応は考えてるんですけども。 「これ考ふるにこの歌のことばに叶はざるか。古今”我か人かと身をたとる世に”この歌の心か(よ)。《この歌を考えてみると”われかも”という歌の言葉の意味では『源氏』での意味とは違うのではないか。『古今』にある”我か人かと身をたとる世に”の歌の意味の方が相応しいか。》」 「歟」を疑問ととるか詠嘆と取るかでまた違うんですが。私の訳が思いっきり違っている可能性の方が高く(泣)。ご教授お願いいたします!!
- 源氏物語の若紫について
先日、学校の宿題で若紫のある部分を挿絵にせよというものが出されました。 尼君、髪をかき撫でつつ~初草の生い行く末も知らぬ間にいかでか露の消えむとすらむ までです。 先生が言うには「場面を絵にするのが難しい」ということなのですが・・・。 わかる方いらっしゃいましたら解説をお願いいたします。 また、2つの和歌の意味もわからないので教えていただけないでしょうか?
- 万葉集巻三、二七〇番歌について
「旅にして もの恋しきに 山下の 赤のそほ船 沖へ漕ぐ見ゆ。」 この歌は、万葉集巻三「高市連黒人旅歌八首」歌群の中の一首で、宮廷歌人である黒人が、旅をした際に詠んだ歌であるといわれています。 この歌には、歌中の「山下」を、地名と捉えるか実景と捉えるかという問題があるようですが、参考になるような意見、雑誌論文等を知っている方はいませんか? この歌群中の他の七首も、黒人の旅の歌であり、近江の地での歌が詠まれています。 僕は卒論でこの歌を扱おうと思い、夏休みに琵琶湖へ一日一食の貧乏旅行をしに行くことを決意しました。どなたか、ここだけは行っておいた方がいいぞ、という博物館等知っている方がおりましたら、教えて頂けるとありがたいのですが・・・