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住宅ローンが返せない、借りれないに陥る前に 住宅購入のタイミングはいったいいつがいいのか。 住宅ローンをいつ組めばいいのか、いつなら組めるのかといった点からみていきたい。 もちろんそれぞれの家庭で家族構成や人生設計、預貯金、頭金に用意できる額などが違うので一概にはいえないが、ここで気を付けなければならないのが自分が何年ローンを払い続けられるか、適切に見極めることだ。 子供が小さい頃は教育資金もかかることから、毎月の支払額を低く抑えるために最大３５年ローンを組む人も多い。 その場合仮に３５才で３５年ローンを組めば、返済が終わるのは実に７０才である。 本当に可能だろうか。 もちろん、退職金などでの繰り上げ返済を念頭に入れているだろうが、退職金が確実に出るなんていう保証は今の日本にはどこにもないといっていい。 それに定年を迎える頃にも、子供の結婚や住宅購入の援助、自分や配偶者の病気など、まとまったお金が必要になることは意外に多い。 ローンの返済時期を慎重に検討するのはもちろん、もう一つ注意しなくてはいけないのが、本当に融資が実行されるかどうかだ。 普通に会社勤めをしていれば住宅購入を決意さえすれば住宅ローンを組める、当然のように銀行から融資が実行される、と楽天的に考えている人も多いかもしれない。 確かに住宅関係の広告には甘い言葉が躍る。 しかし、実際はそんなに甘くない。 たとえば転職してから数年しか経っていないような場合は、銀行の審査が通らない場合が多い。 転職が珍しくない現在、これが意外な落とし穴になり、結局住宅ローンを組めず賃貸のままで暮らしていくというパターンもあるのだ。 つまり今後転職を考えているような場合には、転職前に住宅購入、住宅ローンを組むことをおすすめする。 そしてあと何年間払っていけるのか現実的に無理なく計画をたてるといいだろう。 ぜひともベストなタイミングで、念願のマイホームを手にいれたいものだ。