kuroujiのプロフィール

@kurouji kurouji
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  • 登録日2010/01/13
  • 母の米寿祝い

    母が近々米寿の祝いを迎えます。私は一人っ子の独身女性で同居しています。 亡くなった父親の親戚とは、父が生きていた頃からあまり親しくしておらず、現在では年賀状のやりとりだけの付き合いです。 母は大家族の末っ子で、晩婚で結婚するまでは兄弟や甥、姪の面倒を随分見ていたと思います。結婚してからも実家から精神的に頼られていたことは幼心にみて間違いないと思います。しょっちゅう誰かが相談に家に来ていました。 私が小学生から中学生位までは、母は親類の誰彼の病気見舞いに毎週のように実家に帰っていました。 母の実家のいとこたちとは私はかなり年が離れています。私と同い年の子どもがいるいとこもいます。しかもいとこたちはみな兄弟が多人数です。一人っ子は私だけです。 子どもの頃はいとこたちと仲良くしていましたが、年の離れたいとこたちが家庭を持つようになると、その兄弟の所帯同士で仲良くするようになり、私はその中に入りづらくなってしまい、その寂しさから足が遠のくようになりました。どうやって仲間に入っていけばいいかわからなくなってしまったのです。うちとけにくくなった親戚づきあいよりは、年も距離も近い友達を作ればいい、と思うようになっていました。 母は面倒見のいい分、口うるさい面もあり、また愚痴っぽい面もあって、年取ってから頼りにならなくなると、煙ったいだけの存在になってしまったようです。親戚には遠慮のないことを言う母も、人付き合いは苦手なので親しいお友達もいません。 今ではほとんど誰も母を訪ねてくれなくなり、電話の一本もかかってきません。誰かのお葬式か法事に私が行くときだけ、まるでテープを再生したように「お母さんどうしてる?気にはなってるんだけど」「みんな忙しいんだから気にしないで」という空しい社交辞令が交わされるだけです。 子供のころからおばさん、と呼んでいる年の離れたいとこが「あんたのお母さんが偉そうに言うから悪い、この状態を招いたのは本人」と言います。私がいとこたちの中に入って行けなかったことも「あんたが悪い、努力が足りない」と言います。口うるさいことは言っても、みんな母を頼っていたし、娘の欲目とはいえ母が色々面倒を見てきたことは間違いないのに、と思います。 「あんたたちのやり方が悪かった」と、自業自得といいたげだったいとこは、それでもまだ一番私たちと行き来があり、様子を見に来てくれます。 それでも母が少し調子が悪かった時は、私が仕事があるので一日だけ見守りをしてくれたものの、「施設を探しなさい」という意見しか言いませんでした。 母はその後回復し、介護サービスを受けながら私と同居して順調に過ごしています。そのいとこも、その後はコーラスだ老人会だと忙しくて来る暇がないそうです。 もう、私が義理を欠かないだけの付き合いをするしかないのですが、法事などの度に、各家庭同士の仲のよさを見るにつけ、母がかわいそうになります。独身で、孫の顔を見せてやれない自分が不甲斐なく、申し訳ないです。 今度、母が米寿の祝いを迎えます。ささやかに二人で祝ってもいいのですが、一度くらい誰か親戚を呼んであげたいと思います。 「米寿の祝い」というとお祝いを要求しているみたいなので、例のいとこをさりげなく食事に誘う、という形にしようかな、と思っているのですが、もしご意見ありましたらお聞かせいただけないでしょうか