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🙀中高生の8割がiPhoneを利用!?買いたくない親と欲しい子供のリアルな本音!
記事の基になったQ&A
便利でもはや生活にはかかせない存在となったスマートフォンですが、普及したからこその問題も出てきています。今回は中高生の実に8割が利用しているというiPhoneにまつわる調査を行いました!
第一章:なぜiPhoneは中高生に支持されているのか?
スマートフォンの利用率はこの15年間で4%→97%と大きく上昇しました。また、男性10代、女性の10~20代は7~8割がiPhoneを利用しています。それ以降の年代はAndroidの利用も多いですが、どうして若年層はiPhoneを選ぶのでしょうか。それぞれ理由を紹介していきます。
参考:調査概要 ―「2024年一般向けモバイル動向調査」―
参考:2022年5月スマートフォンOSシェア調査
1. 友達とのコミュニケーションがしやすい
iPhone同士であれば、「AirDrop」や「iMessage(青い吹き出し)」を使って簡単に写真や動画を共有できます。これにより、学校生活での情報交換がスムーズになり、仲間内でのコミュニケーションが円滑になります。
📌 Tips 📌
・AirDropとは?
AirDropは、近くにあるほかのApple製デバイスと写真や書類などのコンテンツを共有し、相手からも受け取ることができる機能です。Wi-FiとBluetoothを使って直接通信するため、インターネット接続やモバイルデータ通信は不要。通信料は一切かからず、オフラインでも利用できます。・iMessageとは?
iMessageは、Apple製デバイス同士でテキストメッセージや写真、動画、音声などを無料で送受信できるメッセージアプリです。やり取りされたメッセージは、青い吹き出しで表示されるという視覚的な特徴があります。
Wi-Fi接続中は完全無料。モバイルデータ通信中は通信量にカウントされますが、Apple製デバイス同士であれば、1通ごとの料金は発生しません。相手がAppleユーザーでない場合は、通常のSMS(緑の吹き出し)として送信され、通信料金がかかる場合があります。
2. デザインとブランドの魅力
Appleの洗練されたデザインやブランドイメージが、若者にとって魅力的に映ることも大きな要因です。また、カバーケースやアクセサリはiPhoneのものが圧倒的に多く、耐衝撃など実用的なものからおしゃれなものまで選択肢が豊富です。
3. みんなが持っているから
「周りの友達がみんなiPhoneだから自分も欲しい」という理由で選ぶケースも多いです。日本ではiPhoneの普及率が高いため、「同じ機種を持っていることで仲間意識を感じる」という心理が働くこともあります。ただ、さきほどのように「同じiPhoneをもっているから手軽にデータ交換できる」という側面もあり、集団のなかで一人だけ別の手段を言い出しにくいという人もいるかもしれません。
以下、QAより引用
【質問】
私は、現在Androidを使っています。近頃、iPhoneに買い替えたいと思い始めました。現在使用しているSIMをそのまま使えるとのことで、『iPhone 13 Pro Max』のSIMフリーを買いたいと願っています。ですが、私は中学生。親に相談し、「小遣いで買う」と強調しても承認される気がしません。かといって、無断で購入は流石にダメだと思います。どうすればいいでしょう?(後略)【回答】
とりあえず「小遣いで買う」といっても中学生でアルバイトもできないならそれは「親の金」ですよね。『iPhone 13 Pro Max』は安くても15万からなのでなかなか貯めるのも厳しそうです。また、「Moto g32」もまだ1年程度しか使っていないでしょうからちょっと厳しそうですね。(機種代金分割の場合はなおさら)ただ、すでに貯めてあるなら説得できるかもしれませんね。あとはiPhoneにしたことによって出費が増えたりスマホいじる時間が長くなったりしないことを説明できればもしかしたら…という感じでしょうか。
第二章:iPhoneじゃないといじめられるって本当?
「iPhoneじゃないと仲間外れにされる」「Androidを使っているとからかわれる」といった話を耳にすることがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
実際に、特定の学校やグループでは「iPhoneじゃないとダサい」といった風潮があることも報告されています。特に、AirDropやiMessageを多用するグループでは、Androidだと使えないため「不便だ」と思われることがあります。
一方で、スマートフォンの機種によるいじめが社会問題になっているほどの事例はほとんどなく、多くの中高生は「どのスマホを持っているか」にそれほど関心がないとも言われています。昔と比べて、SNSやLINEなど、iPhone・Androidの区別なく使えるアプリが主流になっていることも理由の一つです。
もしスマホの機種が原因でいじめが起きるとしたら、それは単なるきっかけに過ぎません。根本的な問題は、特定の価値観を押し付けたり、多様性を受け入れない環境にあります。そのため、スマホの機種選びよりも、子どもが健全な人間関係を築ける環境を整えることが重要です。
以下、QAより引用
【質問】
僕は中学一年生。現在スマホはandroidの「Moto g32」を使用。以下の理由から、スマホをiPhoneに買い替えたいと思っている。・周りがみんなiPhone
・友達に「androidか…」と冷められた
・今のスマホのカメラがあまり好きじゃない
・外見、画面のデザインが好み
・iPhoneを購入して推しのケースにしたい
(後略)【回答】
Moto g32は微妙ですね、、 ただ候補の5万円台のiPhone13って心配ですね。。 (美品とありますが安すぎな気がします) 予算内ならPixel7aの中古がオススメです。 あとは、 Moto g32なので写真や使い勝手悪そうなので、 買い替えたくなる気持ちは分かりますが。 (デザインも微妙ですね) ただ周りもiPhoneだからはハア?ってなります。 言わないほうが良いでしょう。 思い出を残したいから、 もっと綺麗に写真が撮れてサクサク動くスマホに変えたい! とだけ言ったほうが良いかと。
第三章:子供に「iPhoneが欲しい」と言われたとき、親はどうするべき?
子供から「iPhoneを買ってほしい」と頼まれたとき、親としてどのように対応すべきでしょうか?単に「みんなが持っているから」という理由で購入を決めるのではなく、いくつかのポイントを考慮して判断することが大切です。
まずは理由を聞く
- 「本当にiPhoneでなければならないのか?」
- 「何に使うために欲しいのか?」
- 「友達との関係で不便を感じているのか?」
こうした質問をすることで、単なる流行や見栄ではなく、実際に必要性があるかどうかを見極めることができます。
メリットとデメリットを理解する
メリット | デメリット |
---|---|
友達とのコミュニケーションがスムーズ | 価格が高く、家計の負担が大きい |
Appleのセキュリティが高く、安全に使える | 修理費用が高い |
親がスクリーンタイムで利用時間を管理しやすい | 「高級品」に慣れると、次回も高価なものを求める可能性 |
購入の条件を決める
もしiPhoneを購入する場合、以下のようなルールを設けると良いでしょう。
- 予算を決める(最新モデルではなく、型落ちモデルや中古も検討)
- スマホの使用ルールを作る(使用時間、アプリの制限、SNSのルールなど)
- 責任を持たせる(壊したり、無駄遣いしないことを約束させる)
iPhone以外の選択肢も検討する
iPhoneが欲しいと言われても、Androidの優れた機種を提示することで「本当にiPhoneじゃなきゃダメなの?」と再考させることも重要です。最近ではGoogle PixelやSamsung Galaxyなど、高性能でコストパフォーマンスの良いAndroidスマホも増えています。
以下、QAより引用
【質問】
中学生の娘がiphoneにしたいと言い出し、見守り機能のことも考えて私もiphoneに機種変更しようと思っています。LINEや電話帳、写真な音楽などのデータは移行したいのですが、DOCOMOの店に行って手続きする前にやっておいたほうが良いことはありますか?
まとめ
iPhoneが中高生に人気なのは、使いやすさやブランド力だけでなく、友達とのコミュニケーションが円滑になる点が大きいです。ただし、「iPhoneじゃないといじめられる」といった話は一部の環境に限られ、大多数の子供たちは機種にこだわっていません。また、二十代、三十代と年齢が上がるごとにブランドの優位性は薄れていきます。
筆者はスマートフォン導入は社会人から、iPhoneユーザー15年ほどですが、Android友人や職場とのコミュニケーションに困ったことはありません。ただ、修理費用が高いという点については、耐衝撃のケースをつけ、ひび割れ防止フィルムをつければコンクリートに落としても、現状全く壊れないので、その点をカバーすればあまり心配ないでしょう。
とはいえ、子供の「みんなと一緒がいい」という不安や実際の友人とのコミュニケーションに感じるへだたりは、大人が思っているよりもずっと大きいもの。「高いから」「必要ないでしょ」と切り捨てるのではなく、話し合った上で決めることが重要です。
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