• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:お堂の下のお地蔵様)

お堂の下にあったお地蔵様とは?

mashumaro2の回答

  • ベストアンサー
回答No.1

こんにちは。 先の質問に対するお礼の御説の精緻さと洗練さにもう脱帽です。 私は多くをご教示いただき学ばせていただく身です。 他の方のより良い回答がつくことを願いつつも、 とりとめのない雑感に終始すること、御容赦下さいませね。 >篁・閻魔堂には小野篁像・閻魔像が安置されています。 >コンクリート造りのお堂ですが、 >そのほとんど床下といっていいような場所に小さなお地蔵様の石仏がありました。 京都に行くと、自分が碁盤上を移動する碁石のようだなあ、と思うことがあります。 長安の都より「輸入」されながら、何故直交的な街区概念があまり根付かなかったのでしょう。 日本の国土の条件により、道や門前沿いに街道沿いに発達してきた、或いは、 城下町の曲がり角、筋違(すじかい)、行き止まりなどは、防衛戦略上の意味合いが相応にあったと、事後的に結論付けたくなるのです。 そもそも長安には「六道の辻」に似た空間概念があったのかどうか。 ところで、もうすぐ「節分」ですよね。 ご存知でしょうが、豆まき(豆打ち)をおこなうようになったのは室町時代以降とされており、 「追儺」という大晦日の宮中儀式にゆきつくそうですね。 中国が源流とされ、神社や寺院で邪気や厄病を祓うもので、平安神宮や下賀茂神社、北野天満宮でも行われているとのこと。 神奈川県川崎市の「千蔵寺」は、本尊が厄神鬼王なので「鬼は内」と言うそうで、 「鬼は外」と言わないところは案外少なくないみたいですね。 豆には穀霊信仰による霊力があるとみなされ、災厄や邪気を鬼に見立てて豆の力で追い払うのだとか。 その「鬼は外!福は内!」の「外(ソト)」「内(ウチ)」の意味合いは、とても多義的ではないでしょうか。 「屋内」「内裏」「家内」「うちの=家の、親戚一族の」など、「奥さん」の「奥」や「表」「裏」と同様に興味深いです。 で、常々思っていたのですけども、「建前(たてまえ)」という言葉は、考えてみたら、建築の構造用語から来ているのかも。 そのほか、家屋にまつわる「敷居」「縁」も、調べてみると何か派生しそうな気も致します。 「敷居をまたぐ」の「またぎ」は境界の山の民「マタギ」にも通ずるような、違うのかしら。 いわゆる縁側は、いわゆるベランダ、バルコニーとは何か違う「ウチ」でも「ソト」でもない空間で、 たとえば、サザエさんのお隣さんなんて、家には上がらずとも縁側で一局交えたりなんかして、ちょっと曖昧で独特な空間とも言えそうで。 「縁(えにし)」という意味と「縁(ふち)」という意味合いもありますし、家に上がらせない「排他性」も感じなくもない。 あとは、「間(マ)」。 日本家屋の「間」の取り方も、良く考えると非常に面白いわけで。 単位だけではなくて、空間やタイミングとも意味がとれます。 それは拙い日舞の経験上、能、或いは歌詠みなどの芸能の「間」という微妙な「ゆとり」が、 どうやら「床の間」という、どこか中途半端で微妙な大きさの空間概念にも通ずるような気がするからなので。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%8A%E3%81%AE%E9%96%93 ちなみに「風水」における床下には、いったいどのような気の流れがあるのでしょう。 日本家屋と気候風土を鑑み、しかるべき空間の存在は不可欠のように思われます。 で、肝心のお地蔵さまは「床下」とのこと。 「床」とはいったい何を意味するのでしょうね。 「結界を守る」「鬼祓いをする」という意味合いが込められているのであるならば、 お地蔵さまがいても違和感がないとは考えられますでしょうか。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%8A (新宮熊野神社には遺構として、修験用の「長床」というのも残存しているようですね。) 最後に、肝心の「鬼」って…いったい何だと思われますか。 天狗のような形相、一つ目の恐ろしい妖怪、無害な得体のしれない精霊、時に泣き善を施す存在、祭りの主役…。 一体どこに住み、どこから来るのでしょう、たとえば山を下り、そして家屋や社にも神出鬼没で侵入してくるとか。 西洋の物語(3匹のこぶたの石の家、サンタクロースと煙突、オオカミと7匹の子ヤギの玄関扉など)では、 どこから不審者が侵入するかが容易に想像つきます。 逆に一見日本の木造家屋が隙だらけで頑丈ではなく、現代のセコムが必要なほどに、家のあちこちから不審者が侵入しそうな開放的なイメージが浮かびそうでもあり… …さりとて、「縁側」や「ウチ」の概念からは、玄関の外開きスタイル同様に、案外≪ソトに対して開放的ではない≫ような気もしてくるから不思議なのですよ。 以上、勢いだけで書き殴っている点につき、ご容赦くださいませね^^

noname#163492
質問者

お礼

前回の質問では多くを学ばせていただきまして 心よりお礼申し上げます♪ 節分にはいつもどこかの寺社に出かけています。 鬼が大好きなんですよ~ 「千蔵寺」は「鬼は内」と言うのですね。 六道珍皇寺の開基とされる寺に千本閻魔堂がありますが ここでも「鬼は内」と言っていました。 で、千本閻魔堂狂言「鬼の念仏」が演じられます。 死者を裁く鬼が改心して念仏を唱えるようになるお話で 鬼に対してやさしいお寺です。 なるほど、「鬼は外!福は内!」の「外」「内」が多義的だというのはナットクです。 「建前(たてまえ)」という言葉が建築用語からくるというのも そのとおりと思います。 だいたい、神様のことを「柱」と数えることからして。 そうそう、千本閻魔堂の近くにある千本釈迦堂には 大工の棟梁の妻・阿亀の物語が伝わっていますし 近所には釘抜き地蔵なんてのもあります。 敷居をまたぐ→またぎ 縁(えにし)→縁(ふち) 間(マ)→空間やタイミング ふむふむ、ナルホドですね~。 おっしゃるとおり、そう考えていくと、我々の先祖が「床」に何を見たのか、 見えてくるように思いますね。 面白い視点を教えてくださってありがとうございます。 常世、というのが面白いなあ、と思いました。 >「結界を守る」「鬼祓いをする」という意味合いが込められている 確かにそういう意味があるかもしれませんね。 篁・閻魔堂に安置されている篁や閻魔様が地獄の住人であり ソレを護るかのようにお地蔵さんがいるということがなんか不思議。 確かにご指摘とおり、日本の家屋はすきまだらけで どこからでも鬼が入ってこれそうです。 呪術的な結界をはることで、鬼の侵入を防ごうとしたのかもしれませんね。 梅原猛さんによれば 法隆寺の中門の中央には柱がある。 門に棒(柱)を立てれば閂である。 したがって法隆寺は怨霊封じ込めの寺である、とのことですが。 新宮熊野神社の「長床」が修験用というのは、 床をどのように用いるのでしょうか?

noname#163492
質問者

補足

すいません、訂正です。 >篁・閻魔堂はコンクリート造りのお堂ですが、 記憶間違いしていました。 木造の間違いです。(汗)

関連するQ&A

  • 宰相だった小野篁?宰相って何ですか。

    奈良市虚空蔵町に弘仁寺という寺があります。 パンフレットによりますと 嵯峨天皇の夢に、老人があらわれて「奈良の南に霊山がある。もろもろの仏があらわれて、お経の声がたえない。ここに寺をたてて、衆生を利益されたい。」とおっしゃった。 嵯峨天皇はさっそく時の宰相小野篁にその地を探させたところ、夢と寸分違わぬ土地が見つかった。 そこで嵯峨天皇は小野篁に命じて815年に弘仁寺を建立したという。 弘仁寺という寺名は創建されたときの年号からつけられたものである。 とあります。 小野篁の生年は802年なので弘仁寺が創建された815年には13歳と若く、この話には矛盾があります。 それはさておき、ここに「時の宰相だった小野篁」とありますが、宰相とは何のことですか。 篁は847年に参議となっていますが、参議のことでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 京都の地獄にまつわるお寺を探しています。

    彼氏が幼い頃、両親と共に行ったらしいのですが、 そこは閻魔様か地獄にまつわっているようなお寺で、 舌を抜かれているところや、熱湯釜に入れられているようなところなど (うろ覚えのようですが、地獄絵図のワンシーンのようなもの) の像がずらりと並んでいたそうです。 舌を抜く台?のようなそういう場所もあったそうで。 色々と調べて、千本えんま堂(引接寺)さんと六道珍皇寺さんが 閻魔様を祀っているお寺だとわかったのですが、 上記のような彼氏の記憶と一致する情報がなく・・・ 幼い頃の記憶なので情報が少ないですが、 どなたか心当たりがある方いらっしゃいませんか?? 悪戯坊主だったのでそれで連れてかれたのかどうかはわかりませんが、 本人曰く、参った帰りは怖くておとなしくしていたそうです(^^; 行ってみたいと思っていますが、どこなのかがはっきりしません。 どなたか情報よろしくお願いします!

  • 天武帝が持ち込んだ鬼道とは?

     『少年陰陽師』から遡ること200年前の平安初期を舞台に全5巻という短すぎるお話だった『篁破幻草子』(全5巻)の完結巻で「天武帝が鬼道を倭(日本)に持ち込んだ」とあり、『少年陰陽師 動画之書』の巻末に収録されていた文庫未収録短編集の中の1つ「鬼夜来」で“嵯峨の帝は陰陽師が大嫌いだった”と死後も冥官を勤める篁が言っていましたが、「鬼道」とは「陰陽道」のことですか?  因みに、天武の帝は篁の前世です。闇に呑み込まれた部分が悪鬼・朱焔となり、閻羅王(閻魔大王)が人界を救うために天武の魂を割って無事だった部分が転生して小野篁として生を受けたという設定です。

  • 堂「思われてる

    初めて質問をさせていだきます。 半年ほど前に知り合った彼のことなんですが、1度食事に行きました。 すごく気になって好きになったんです。(彼は私が好意をもっていることは確実にわかってます。) 次に会うことがなかなかできなくて。 頻繁にっ連絡を取り合っていたんですが、取り合ってるうちにちゅーしたい、だきしめてほしいと軽々しいことを言ってきたり、どこか連れて行ってと言っても朝までだとか。軽々しいこともあって、連絡をしなくなりました。 2ヶ月くらい経ってから、いきなりメールがきまして。 ちょうど気持ちも落ち着いてきていたので、びっくりでまた気になり出してしまって。 彼はきっと私のことはなんとも思ってないんだと思うんです。 こっれどうなんでしょうか?

  • ほんやら堂のなまけたろうについて

    ほんやら堂の『なまけたろう』のデザイン担当の人を教えてください。お願いします! また、できればでいいですが、なまけたろうの開発にかかわった人たちがどれほどいたのか、教えてほしいです。

  • お地蔵様

    来年、新築を予定しています。 建築メーカーを決め、後は土地なのですが、お気に入りの土地のことで悩んでいます。その土地の東側に道を隔てて公園があるのですが、その公園の北側に南向きに子育て地蔵尊がやぐらにまつってあります。土地の中心からちょうど北東の位置にあるのですが、依然、風水かなにかの本で、お地蔵さんなどを見下ろすような場所に家を建てるのはいけないと書いてありました。私自身は無宗教ですし、気にしない人は気にしないんでしょうが、私の母も信心深く、そういうことを凄く気にします。高い買い物ですから後で後悔はしたくありませんし、ちょっと悩んでます。じっさい、このような土地に家を建てるのは良くないのでしょうか?南側には平家を隔てて河川があり、東側は道を隔てて結構広い公園と、環境は凄くいいのですが.... どなたかそのへんに詳しい方、アドバイス頂けないでしょうか?

  • お地蔵様って

    何故赤い帽子とまえかけ??をしているのですか??

  • おじぞうさん

    おじぞうさんに頭を下げますか?

  • 五地蔵について

    五地蔵について  先日、小さな版画数点を購入したのですが、その中に六地蔵ではなく、五地蔵の絵がありました。調べてもよく分かりません。意味があるのか、版の関係なのか、教えてください。

  • お地蔵さんに

    こんにちは高校女子です。 私はいつも学校の行き帰り近所のお地蔵さんに挨拶します。 今日の帰り グミをお供えしました。 グミじゃダメでしたか??