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新社会人だけど仕事を辞めたい!切実な理由と対処法は?
記事の基になったQ&A
社会人1年目のあなたへ──
働き始めてまだ数ヶ月。なんとなく気分が晴れなかったり、「もう辞めたいかも」と感じていませんか?
それは決して甘えではありません。多くの新社会人がぶつかる“最初の壁”でもあります。今回は、そんなあなたと同じような悩みを抱える人たちの本音と、その背景、そして後悔しない選択をするための対処法を解説します。
どうしてこんなに落ち込むの?
不調には心や体、あるいは双方が関わってきます。
とくに5月~6月に不調が起こりやすい理由は以下となります。
まずは「誰にでも起こりうること」と受け止めたうえで、それぞれ自分に合った対処法を見つけることが大事です。
1. 新しい環境への適応ストレス
4月の入社から1か月が経過し、とくにゴールデンウイークなど長期休暇も挟まり、緊張が解け始める5月には、環境の変化に適応しきれず、仕事へのモチベーションが低下し、倦怠感や無気力感が起こる場合があります。また、新しい職場での人間関係の構築に悩み、孤独感や不安を感じることがあります。
2. 理想と現実のギャップ
学生時代に描いていた「やりがいのある仕事」「親切な先輩」「明るい職場」…それらが現実ではなかったとき、落胆と戸惑いを覚えるのは当然です。
ミスをすると「自分はダメなんだ」と過剰に落ち込んでしまいがち。自己肯定感が低下し、やる気や自信を失っていきます。
3. 自律神経の乱れ
季節の変化で寒暖差や気圧の変動が激しくなると、体温調節などを担う自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れやすくなります。これにより免疫力が低下したり、疲労感・だるさ・頭痛・不眠・胃腸の不調などが現れることがあります。
【参考サイト】
約43%の新社会人は入社3カ月以内に心の不調を経験⁉︎新生活がこころの健康に与える影響(一般社団法人 徳志会)
近年増えている“6月病”とは?(ITmedia ビジネスオンライン)
「辞めたい」と思った時に持つべき3つの視点
辞めたくなるのは自然な感情です。しかし、その感情に任せてすぐに決断してしまうと後悔することも。冷静になるために、以下の視点で一度立ち止まってみましょう。
1. それは「一時的な不調」ではないか
新しい環境に適応するには誰でも時間がかかります。数ヶ月のつらさが永遠に続くわけではありません。また、仕事以外の生活リズムの乱れや睡眠不足など、他の要因がないかという観点も必要です。体の不調がメインであれば、医療機関の受診も視野にいれてください。
2. 仕事内容なのか、人間関係なのか
業務がつらい、慣れない、厳しい、というだけであれば慣れることで改善される可能性が高いです。たとえやりたかったこととのギャップがあったとしても、いったん踏ん張ることで、自身の成功体験や、スキルの向上につながるでしょう。しかし業務とは直接関係のない人間関係、とくに過剰なパワハラやセクハラ、客観的にみても不当な扱いを受けているようであれば、業務に慣れても解消しない可能性があります。自分の今の状況が、不当であるのか、そうではないのか。自分自身では客観視が難しいため、信頼できる人や、相談できるサービスに頼ってみてはいかがでしょうか。
3. 辞めた後のプランはあるか
「とにかく辞めたい」と思っても、その後の進路が明確でない場合、さらに不安が募る可能性があります。また、人間関係は実際に職場で働いてみないと中々見えてきません。だからこそ、勢いではなく慎重に決断する必要があります。
以下、QAより引用
【質問】
新社会人になってまだ1週間と少しを過ぎたものです。 どうかあまいなどお叱りは承知ですが、アドバイスをお願いいたします・・・
私は高校のころ精神不安から中退し、大学へやっとあがり、親への恩返しと思い、就職をえたしだいです。(後略)【回答】
>社会人の大先輩である皆様に質問なのですが、
>入社して1年目での退職・転職は非常に厳しいようなのですが、
>具体的にどのように厳しいのでしょうか。ここはうすうすお感じになっているかも知れませんね。
(1)(決して理由はそれだけではないのだが、)忍耐力無しの烙印を押される
⇒相手、次の面接にいった会社側から、良い印象を持たれることは少ない
⇒結果、転職先が得にくい(2)嫌な環境だったら、辞めれば良い、という辞め癖がつく
⇒これが最大の厳しさ、勿体無さであると自分は思っています
社会で働いていると、心が折れそうになる経験も多いと思いますし、 学生の時のようにお金を払って学んでいるのではなく、お金を稼いでいるので、 嫌なことも多くあるでしょう。 お体の変調、家族のこと、本当に限界など、やむをえない理由はあります。 あなたあっての人生、仕事、生活ですので、退職、離職自体を止める気はありませんし恥じることは毛頭ないです。
如何せん、退職に傾きかけている理由が 「労働時間」「勤務内容」「周囲の環境」というものが多くを占めており、 まだご入社されたばかりということも鑑みますと、勿体無い感じがし、 上記の(2)に今後、ハマってしまわないかが正直心配です。自分自身も、23の春に就職した際は、その年の夏に早速 退職を考えるぐらいの気持ちのゆらぎを経験しました。
理由は恐らく同じです。
ただ、同期がいたことと、(当時は)きりのよい12月まで適当にやってみるか、で継続し 結果永くいました。結論は「辞めなくて良かった」という理由と一緒に数年後に転職 しましたが。ご自身の中で3ヶ月、半年、1年など、期間をくぎってがんばることはできますか?
可能なら、それで一度トライしてみて下さい。
勝手に期限を決めると、がんばれたりするからです。
「この仕事を一生やるのか・・・」的な辛さもあると思いますから。引用元:新社会人の残業問題と退職・転職の考え方| OKWAVE
【質問】
この春に大学を卒業した新社会人ですが、上司が苦手です。 これは私がまだ社会を知らないからだと思いますが、聞いてください。(後略)
【回答】
お疲れ様です。大変ですね(`´)
私もそんな上司の元働いて、4年目になりました。
おかげで、受け流す術を身につけました。やはり、最初は聞いてもないことを「言った!」と責められ、 自分のミスを私のミスにしたり…と、ひどかったです。理不尽でした。
嫌味で、弱かったあの頃は泣かされたこともあります。でも新人さんが入ってくると、 そっちに目がいきますよ。
その上司の理不尽さが嫌で辞めていく人は何人もいます。
残った人に共通する点は…そうですね、しいていえば、皆いい人です! 突っ込まれたときは、 それぞれクール対応、おちゃらけ対応。落ち着き対応。マイペース対応…まさに皆バラバラです。
ご質問者様も、せっかく正社員で入社されたのですから、 今辞めるともったいない気がします。
絶対に、新人さんが入ってくると、上司の対応が変わります。
なので、少しの間我慢して下さい(*^_^*)辛いかもしれませんが・・・【回答】
社会に出れば学生の時と違い、自分と気が合う人間とだけ接していればいいというわけにはいかないのが常です。 社内でもそうですし、クライアントでもそうです。 確かに、自分にとって嫌な人との仕事はストレスも溜まりますし、怒りを覚えることも少なくないでしょう。 しかし、こういうことを一つずつ乗り越えていくことで、人間としての成長も、またビジネスマンとしての成長もあるわけなので、今の上司との関係もそのための修行の場として捉え、頑張っていってください。 逆に、そういうことすら乗り越えられないとなると、この先どこに行っても社内外で同じような問題にぶつかった時、それを克服できない軟な人間になってしまうと私は感じます。 ストレスやプレッシャーがある環境に身を置いたり、置かれたりする中で結果を出していくことで、タフな自分をつくっていけるものだと思いますよ。 要は、物は考えようで、考え方次第でプラスとしていけるものです。
後悔しない選択をするためにできること
「辞める」「続ける」どちらの選択にも意味があります。大切なのは、自分の気持ちと向き合いながら、できるかぎり後悔の少ない行動をすることです。そのためには、どうすればよいのでしょうか。
1. 相談する
信頼できる人(友人、家族、先輩、恋人、カウンセラーなど)に話すことで、気持ちが整理され、視野が広がります。近い人には話しづらい、という場合には、OKWAVEのようなQ&Aサービスの検討もご利用ください。
2. 小さな成功体験を積む
完璧を目指すのではなく、「今日は挨拶がちゃんとできた」「書類をミスなく出せた」「電話応対が前よりもスムーズにできた」といった、「入社のころよりもできていること」などで小さな達成感を積み重ねていきましょう。
3. 一度立ち止まって休む
心療内科の受診も選択肢の一つです。心と体が回復すれば、また違った景色が見えてくるかもしれません。
以下、QAより引用
【質問】
新社会人 毎日憂鬱で不安です 皆さんはどのように乗り越えましたか?? ここで新卒営業職として 実家を出て就職したものです。(後略)
【回答】
簡単な答えを言うと「逃げ出せ」です。
沼にハマったらどうします。
浸かっているか、沈むか進むか脱出する(逃げ出す)しかないです。>休みの日でもあと何時間後には仕事、、、 と考えてしまい気が休まりません。
サザエさん現象ですね。
対処法は以下に有りますが、即効性と確実性は有りません。
https://www.my-career.jp/mycarticle/archives/1985私はずっと実家暮らしですがそれでも質問者様と同じような不安をかかえ克服しようとしましたが無理でした。
最初の仕事も質問者様と同じく営業職で数字が全て。
顧客からクレームが来れば休みでもお詫びに行かされていました。反省会と言う名の飲み会では午前様でくどくどとお説教、同僚は上司に脱いで革靴で頭をシバかれていました。
事務所には、グラフが掲示され営業成績が一目でわかるし、売り上げ伝票の数字が翌日の朝礼で上から順に読み上げられ、最後の方は名前を呼ばれず「以下は仕事をしていない奴だから名前を呼ぶ必要はない」と言われる始末。
休日は部屋でぼんやり窓を眺めて一日が過ぎ、夕方には涙がとめどなく流れ中々寝付けない日々が続きました。
一年を待たず、製造業に転職しましたが、ここでも数年後にはクレーム処理が主たる仕事の品質保証部に配属され内部からは煙たがられ、外部(メーカー)からは怒鳴られという生活が続き、会社の電話が鳴ったりFAXが流れる度にクレームでは無いかと怯えるようになりました。
転職しても、性格が変わらないと同じかもしれません。
しかし、人間は経験をする生き物です。
1年目の失敗を2年目にしないようにすれば失敗の数と質は変って行きます。製造業の時のクレーム処理で感じたのですが、100のクレームがあったとしてその原因を掴んで対策をしそのノウハウを次に生かせば同じクレームと類似するクレーム、更には潜在化しているクレームの芽を摘み取ることが出来ると言うことです。
これは営業にも言えますし、全ての仕事にも当てはまります。
それまでは待ちと言うか、相手の動きを伺って動いていたのですが、経験則から積み重ねた事案を元にこちら側から動くようになってからは少しはミスも減り、ストレスも軽減されました。と、ここまで書きましたが新社会人である質問者様は社会にも慣れなくてはならず、会社組織にも客先にも、上司にも慣れなくてはならず大変だと思いますし、余裕は全然ないと思います。
今、仕事をしだして3ヶ月目くらいだと思いますが、まずは自分なりに一生懸命6ヶ月頑張ってみませんか。
それは無理だよと思うなら次の職を探して見ましょう。
焦らずに3ヶ月から半年のスパンで考えてみてください。
そしていざ転職する時にもう一度考えましょう。その時には入社から半年ないし、1年経っているわけです。
頑張って築き上げた今までのキャリアを無にして転職しても悔いは無いかと己に自問自答してください。
悔いが無ければ転職してよしです。
質問者様は、6ヶ月頑張れないと言っているのに何だかんだ言って6ヶ月以上働かせようと言っているじゃないかと憤慨されるかもしれません。転職先を見つける、逃げ場所があると言うことをモチベーションにしてもう3ヶ月ないし、6ヶ月キャリアを重ねて今の仕事に向き合うことで二つのメリットが生まれます。
今の仕事を続けられるかどうかと言う判断が明確になると言うのが一つ。
もう一つは、社会人としてのキャリアは半年以上、ひとつの会社で継続して積めたことで社会が何たるかを朧気ながら知ることが出来、更には転職先には続けて務めて貰えると言う安心感を持ってもらえます。
後3か月から半年を目途に仕事に向き合い、沼を抜け出しましょう。
まとめ
「辞めたい」という気持ちは、自分自身を守ろうとする心の声でもあります。無理に押し殺すのではなく、その声に耳を傾けながら、自分にとって最善の選択を考えていくことが大切です。
焦らず、自分のペースで進んでいきましょう。
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