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ネットワークエンジニアとは?技術職の未来を考える
OKWAVEに寄せられた質問をもとに、ネットワークエンジニアの仕事内容、日々の流れ、そして技術職としてのキャリアパスについてご紹介。未経験からの挑戦や現代のスキルニーズを掘り下げながら、その実態に迫ります。
1. ネットワークエンジニアの仕事内容とは?
ネットワークエンジニアの仕事は大きく分けて「インフラ構築系」と「インフラ保守系」に分類されます。
回答
インフラ構築系は1~2割、保守系は8~9割が主流です。構築ではネットワーク設計が一部を占め、手配や見積作成といった付帯作業が多く含まれます。保守系では、状態監視や月次レポート作成が主な業務となります。
現在ではクラウドやネットワーク仮想化技術の普及により、次のような新しい業務が増えています。
- クラウド基盤の構築と運用:AWSやAzureでのネットワーク設計。
- セキュリティ運用:ファイアウォール設定やサイバー攻撃対策。
- 自動化の活用:AnsibleやTerraformでのネットワーク運用の効率化。
2. 下流工程の日々と業務の流れ
下流工程における日々の業務は、ルーチンワークとトラブル対応を中心に進められます。
回答
日常業務としては、手順書に従ったチェック、トラブル対応、業者対応、機器追加・更新、出張対応などがあります。
現代の下流工程では以下が重点的です。
-
監視業務
ツール(例:Zabbix、Nagios)でネットワーク状況を確認し、異常時に報告・対処。 -
トラブル対応
通信障害や遅延問題の根本原因を追求し、ログ解析ツール(例:Splunk)を活用。 -
メンテナンス業務
ネットワーク機器やクラウド環境の設定変更、セキュリティパッチの適用。
これらの業務を通じて、ネットワークの基礎知識や問題解決能力が養われます。
3. 業務中の資格取得とスキルアップ
回答
保守・監視業務では待機時間を利用して資格勉強を行うことが可能です。
企業が社員のスキルアップを支援する制度が増えており、次のような取り組みが可能です。
- オンライン学習プラットフォーム:UdemyやLinkedIn Learningの活用。
- 資格取得支援:受験費用の補助や学習時間の確保。
- おすすめ資格:CCNA、AWS認定資格、CISSP、Pythonスクリプトなど。
業務中でも新しい技術を学ぶ姿勢が、キャリアアップの鍵となります。
4. キャリアパスと将来性
ネットワークエンジニアは、次のようなキャリアパスが考えられます。
回答
プロジェクトマネージャー、システム営業、管理職といった道が一般的です。
現代では次のような選択肢も広がっています。
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スペシャリスト路線
- ネットワーク設計やセキュリティ分野の専門家として活躍。
- CCIEやCISSPなどの高度資格を取得して、大規模プロジェクトを担当。
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マネジメント路線
- プロジェクトマネージャーや管理職としてのキャリア形成。
- チームリーダーとしてプロジェクトを統括。
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クラウドエンジニアへの転身
- クラウド関連のスキル(AWS、Azure)を活かしてキャリアをシフト。
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横断的キャリア
- 他のIT領域(アプリ開発、データベース管理など)への転身。
- ITアーキテクトやコンサルタント職に挑戦。
5. ネットワークエンジニアの現実と魅力
回答
華やかな仕事ではありませんが、ネットワーク以外の幅広い知識とスキルが求められます。
ネットワークエンジニアは地道な努力が求められる職種ですが、その分以下の魅力があります。
-
高い需要
デジタル化の進展に伴い、ネットワークエンジニアの必要性は増加。
-
スキルの普遍性
一度習得したネットワーク知識は、多分野に応用可能。
-
多様なキャリアパス
スペシャリストや管理職、コンサルタントなど柔軟な選択が可能。
まとめ
ネットワークエンジニアは、未経験からでも挑戦でき、スキル次第で多様なキャリアを築ける魅力的な技術職です。業務を通じて知識と経験を積み上げ、クラウドやセキュリティといった新しい分野にも対応できるスキルを磨くことで、将来の可能性を広げていきましょう。
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