• ベストアンサー

期待効用関数について

状態X,Yの下での条件付き財(x,y)の期待効用関数がEU=xyというのは、どういうことなのでしょうか? 私は今まで、期待効用関数はEU=pu(x)+(1-p)u(y)の形をしているものだと思っていました。 でも上の形だと、確率pやら個人の効用関数は分かりません。 この場合、特に指数もありませんから、確率は両方とも1/2と考えてもよろしいのでしょうか?

noname#233787
noname#233787

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

回答No1の訂正。回答No1の 「いま、関数f(z)= 2e^zを用いて、関数(*)を単調変換してください。すると、(*)は         f[0.5lnx +0.5lny] = 2e^[ln(xy)^0.5] = xy と変換されますが、あらためてf(0.5lnx +0.5lny)≡EUと書けば、求める「期待効用関数」      (**)     EU = xy を得る。厳密に言うと、この式(**)は期待効用関数(*)のf(z)= 2e^zによって単調増加変換された「期待効用関数」です。」 ⇒ 「いま、関数f(z)= e^(2z)を用いて、関数(*)を単調変換してください。すると、(*)は f[0.5lnx + 0.5lny] = e^[2×0.5ln(xy)] = e^ln(xy) = xy   と変換されますが、あらためてf(0.5lnx +0.5lny)≡EUと書けば、求める「期待効用関数」      (**)     EU = xy を得る。厳密に言うと、この式(**)は期待効用関数(*)のf(z)= e^(2z)によって単調増加変換された「期待効用関数」です。」 へ訂正してください。 

noname#233787
質問者

お礼

重ね重ねありがとうございます。おかげで充分に理解することができました!

その他の回答 (2)

回答No.2

>本当に申し訳ないのですが、自分は数学を今までさけてきて、f(z)= 2e^zの2という値がどうしてもよく分かりません。 ・f(z) = 2e^z = 2掛ける(eのz乗)です。eは自然対数の底(てい)といわれるもので、円周率Πと同じように無理数で、2.71828・・・という値をとる。自然対数関数f(x)=lnxはlogxとも書きますが、対数の底はeです。(底が10である対数を常用対数といい、これもlogxとも書きますがこれと混同しないようにしてください。)この関数は経済学ではよく使いますので、性質をよく覚えておいてください。性質のいくつかを書いておきます。    y = e^x ⇔ x = ln y e^lnx = x ln e^x = x y = e^x ⇒ y' = dy/dx = e^x y = ln x ⇒ y' = dy/dx = 1/x などです。 ・関数y = e^xのグラフは、xが0のときyは1の値をとり、xが大きくなるに従い、急速に上昇し、xが∞にいくと、yは∞に発散する。

回答No.1

あなたの期待効用関数の右辺pu(x) + (1-p)u(y) = zと書き、 u(x) = lnx、p= 0.5とすると (*)    z = 0.5lnx + 0.5lny = ln (xy)^0.5 となることを確かめてください。ただし、lnxはxの自然対数だ。いま、関数f(z)= 2e^zを用いて、関数(*)を単調変換してください。すると、(*)は         f[0.5lnx +0.5lny] = 2e^[ln(xy)^0.5] = xy と変換されますが、あらためてf(0.5lnx +0.5lny)≡EUと書けば、求める「期待効用関数」      (**)     EU = xy を得る。厳密に言うと、この式(**)は期待効用関数(*)のf(z)= 2e^zによって単調増加変換された「期待効用関数」です。関数f(・)はzの単調増加関数であることをたしかめてください(どうやって確かめる?)それから、効用関数の序数的性質を思い出してください。 効用関数の序数的性質とは、効用関数は単調変換しても性質は変わらない。つまり、(*)の右辺を最大化するのも、(**)の右辺を最大化するのも同じ結果に達する、ということだ。 なお、期待効用関数という言葉ですが、pu(x)+(1-p)u(y)ではなく、u(x)を指して言う場合もありますので、混同を避けるためにu(x)に対してははフォン・ノイマン=モルゲンシュテルン効用関数ということばを使ったほうがよいでしょう。このu(x)は一般に単調増加変換に対して一意的ではなく(つまり単調変換すると性質が変わる)、正一次変換にたいしてのみ一意的である(正1次変換しても変わらない)という性質をもっています。この辺の詳しいことは、岡田章「ゲーム理論・入門」(有斐閣アルマ)の第2章第3節「期待効用仮説」をお読みなさい。

noname#233787
質問者

補足

とても丁寧なご回答ありがとうございます。 本当に申し訳ないのですが、自分は数学を今までさけてきて、f(z)= 2e^zの2という値がどうしてもよく分かりません。 経済学を離れたところの質問で心苦しいのですが、簡単にでもいいので教えていただけませんか?

関連するQ&A

  • よろしくお願いします。効用関数、価格弾力性について

    経済学始めたばかりでどうすればいいかわかりません。 誰か詳しく教えていただけませんか? 助けてください><! 消費者Aの効用が2財の消費に依存し、効用関数がu(x,y)=2xy+yとする。(x,yはそれぞれの財の量) 第一財(x)の価格をp1、第二財(y)の価格をp2としてAの所得をMとする。 ・Aの第一財、第二財に対する需要関数は?p1,p2,Mで表せ。 ・第一財の価格弾力性及び第一財の第二財に対する交叉価格弾力性を求めよ。

  • 効用関数・・

     効用関数がU=4xyで、所得が10、x財の価格を1、y財の価格を1とします。xとyのそれぞれの消費量はいくらになるかを解くときのポイントはありますか?(所得の全てをx財とy財の購入にあてます)

  • 経済学の効用関数について

    2財x、yを消費するある個人の効用関数が u=2xy2乗 (u:効用水準 x:x財の消費量、y:y財の消費量) x財の価格が1、y財の価格が4、所得が24。 (1)予算式を記せ。 (2)X財の限界効用、Y財の限界効用を求めよ。 (3)効用を最大にするX財、Y財の組み合わせを求めよ。 (4)実現される最大の効用を求めよ。 (5)所得が30に増大したときのx財とy財の弾力性をそれぞれ求めよ。 という問題が学校の課題ででたのですが調べても解き方が全くわかりません。 どなたか教えていただけないでしょうか

  • 期待所得・効用,確実性同等学を求めよ

    途中式含めてお願いします 所得yに対する効用がu(y)=long2yであるとする。 確率1/2で所得が64になり確率1/2で所得が1024になるというリスクに直面している。 1.期待所得を求めよ 2.期待効用を求めよ. 3.確実性同等学を求めよ 4.リスクプレミアムを求めよ

  • 効用関数や生産関数のmin{・}という表記について

    現在、経済学の勉強をしています。 効用関数や生産関数の最大化・最小化問題を解いたりする問題をやっているのですが、効用関数の書き方にはいくつかありますよね。 よくみるのが、例えば u=x^・2y とか u=10・x^1/3・y^2/3(コブ=ダグラス型関数) などです。 こういう式だと、予算制約式(費用関数)を作って、yについて解いたものを効用関数(生産関数)に代入して、求めれば良いということは分かります。 でもときどき、 u=min{2x,y} のような形を目にします。この場合、どのように問題を解いたらいいのか分かりません。 意味は、おそらく「2xまたはyを最小化する」とか「2x、yのうちいずれか小さい方で効用は決まる」といった意味だと思うのですが、そのばあい、予算式の変形→効用関数に代入、というプロセスもよくわからなく、式の立て方が分かりません。 どなたかこの表記について教えてください。

  • 効用関数の取りうる値について

    指数効用u(x)=-exp(-hx) ,h>0 は負の値をとりますが、効用関数は負の値をとってもいいのでしょうか。  

  • 効用関数について

     ミクロ経済の問題でわからないところがあるので教えてください。 効用関数U=20x^1/2+yが与えられていて、Px,Pyは共に1で、所得水準mは150です。このときの最適な消費量が求められません。  それぞれを偏微分してMUx=10x^-1/2,MUy=1、 これを10x^-1/2=Px/pyと置くところまでは求めたのですが、この先の計算の仕方と最適な消費量yの求め方がわかりません。 指数の計算もあまり自信がないので、そこについても詳しく教えていただけるとありがたいです。  加えて、m>100Py^2/Pxと置いたときの需要関数の求め方も教えていただけるとありがたいです。 どなたかご教授ください。

  • 期待所得の求め方

    期待所得の求め方 ある人の所得の効用関数はU=√y yは所得でUは効用 この人の来年の所得は不確実で 1/2の確率で500万円 1/2の確率で700万円のとき 1、この所得からの期待効用いくらか 2、期待所得の効用と所得からの期待効用はどちらが大きいか 3、この所得に対するリスクプレミアムはいくらか 答え、1 2441 22449 3、41519円 どうしてなるのか教えてください

  • CES型効用関数の偏微分なのですが、

    CES型効用関数の偏微分なのですが、 効用最大化のラグランジュ関数、 Λ=x1(x2^-ρ+x3^-ρ)^(-1/ρ) +λ(I-p1x1-p2x2-p3x3) をx2で偏微分したとき、 ∂Λ/∂x2=x1(x2^-ρ+x3^-ρ)^(-1/ρ -1) x2^(-ρ-1) -λp2=0 となるのがわかりません。指数部分はどうしてこのように偏微分されるのでしょうか? 無理関数の微分など色々考えたのですがわかりませんでした。 どなたか知恵をお貸しいただけたら幸いです。 よろしくお願いします。

  • 資産選択期待効用最大化

    微分の計算と微分する変数についてわからないので質問します。 今所得Wを持つ次郎君がこの所得を2つの不確実な資産に振り分けて持つことを考えて、ここで2つの資産はタイプAとタイプBとして、簡単化のためどちらの資産もα1の確率で収益率r1、α2の確率で収益率r2が得られるものとします。 ただしα1+α2=1、r1≠r2です。所得Wをそれぞれの資産に振り分けてもつことを考えるために、Wのβの割合をAに1-βの割合をBに振り分けるものとします。 α1^2の確率で収益は(1+r1)βW+(1+r1)(1-β)W=(1+r1)W。 α1α2の確率で収益は(1+r1)βW+(1+r2)(1-β)W。 α1α2の確率で収益は(1+r2)βW+(1+r1)(1-β)W。 α2^2の確率で収益は(1+r2)βW+(1+r2)(1-β)W=(1+r2)W。・・・(1)と場合分けして、次郎君の効用関数は、u=U(x)でU'(x)=dU/dx>0また次郎君は危険回避的と考えて凹関数、すなわちU''(x)={(d^2)U/d(x^2)}<0とします。(1)より次郎君の期待効用は、 EU=α1^2U{(1+r1)W}+α1α2U{(1+r1)βW+(1+r2)(1-β)W}+α1α2U{(1+r2)βW+(1+r1)(1-β)W}+α2^2U{(1+r2)W}・・(2) Wを2つの資産に配分する最適なβは(2)の期待効用を最大にするβですから。その1階の条件は、ここからがわからない数式です。 dEU/dβ=U'{(1+r1)βW+(1+r2)(1-β)W}[(1+r1)W-(1+r2)W]+ U'{(1+r2)βW+(1+r1)(1-β)W}[(1+r2)W-(1+r1)W]=0・・・(3)と教科書には書いてあるのですが自分は、2つのU'の前にα1α2が必要だと思います。α1α2はβの関数U(β)の係数だと思うからです。 さらに(3)を満たすβがEUを最大にするための2階の条件、{(d^2)EU/d(β^2)}を求めると、U''(x)<0とr1≠r2より U''{(1+r1)βW+(1+r2)(1-β)W}[(1+r1)W-(1+r2)W]^2+ U''{(1+r2)βW+(1+r1)(1-β)W}[(1+r2)W-(1+r1)W]^2<0と教科書に書いてあります。 U''(x)<0よりU''{(1+r1)βW+(1+r2)(1-β)W}とU''{(1+r2)βW+(1+r1)(1-β)W}が負となる。と考えましたが、微分する変数xとβと違っているのでU''(β)<0としていいか疑問がのこりました。 どなたかdEU/dβにおいてU'の前にα1α2が必要かいらないかと、U''(β)<0としていい理由をおしえてください。お願いします。