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動かせる原発は動かそう!

kenchinの回答

  • kenchin
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回答No.29

補足の部分を見逃しておりましたので、回答が遅くなったことをお詫びします。 >何より、現場を知る人からの意見ををテーブルにあげ >言われるように議論すべきと同感します。 ええ、願望というだけでなく、そのプラントの面倒を毎日見ている人間の意見は役に立つ場面があると思うです。 別段、現場の意見を全部尊重しろ!という事ではないですしね。 何より.......。 現場の人間って、プラントに何かあったら文字通り命がけで何とかするんですよ。 後天的な教育もあるんですが、それだけ電力の安定供給の重要性と自分の責任を自覚していますから。 実際、私の先輩も何人か殉職しましたし、私自身も「あ、ここで逃げないと死ぬな~」と思いながらも、事故現場で踏ん張ったことはありますし。(決して私が特別な存在だったわけでなく、多くの現場作業員がこういう意識だとは断言できます。) >ちなみに、福井原発の事故は、実は想定内ではありませんでしたか? >あまりにも、対策が幼稚のような気がします。 う~~~ん......。 隠す心算は全くありませんし(必要も無いですし)、知る限りのことを中立的かつ冷静に述べたいと思うんですが。 想定に使う資料がどれだったか?という問題かと思うんです。 資料が一つなら数字は一つなんですが、資料が複数ある場合は数字も色々出ますし。 今回の潮位でいうと、中には想定に使ったものより高い値を示唆している物も当然有ったでしょう。 (建設時に出ていなくても、後で出る場合も含めて。) そして、技術屋のカンとして「もうちょっと高めの数値を想定した方がいい」と考えた者も居たかも知れないです。 ただ会社組織が決済しますので、「私のカンです!」では話は通らない。 となると、「より高い値を示す資料が、説得するに十分な根拠(論理性)」を持っていたのかどうか......。 ここで一つ思いだすのは、宮城県でも堤防が破壊されたことです。 あれこそ、およそ最悪の事例を想定として作っているはずなんですが、今回はその堤防が「想定外」の津波で破壊されたんですよね。 この例から判断したら、少なくとも多くの人を納得させられるだけの資料は無かったのではないですかね? 他方(重複になりますが)技術屋のカンとしては「もっと安全に!」という感覚はあっただろうと想像できます。 >東電の原子力セクションには、日本の英知が集まっていると思います。 う~~~ん、最近ではどうなんでしょう......。 元身内の恥をさらすみたいでアレなんですが。 2000年辺りに電力自由化が発生して、電力会社も人員削減を断行したりコスト削減にシャカリキとなりましたので、それまでの「何が何でも安全第一。安全のためなら石橋をたたき割るまでチェックして良い。」って体質が薄まったとも言えます。 そうですね、どちらかと言うと「首を掛けても守り通す!」って気骨のある人間の多くは絶望して退職したり、配置転換をされたりしました。(配置転換は全てが悪意からではないです。そういう気骨ある人間でないと新しい分野で適応出来ないって側面はありました。) その当時から10年経過しましたか。 彼らが残っていたら、彼らが本店~現場までの縦のラインにキーマンとして散らばっていて、上下協力して物事を成し遂げる体制が出来ていたころなんですが。 もちろん現在の人々がダメと断定するわけじゃないですが、やはり文化や価値観が以前とは違う人が増えているとは思います。 回りくどい表現何ですが。 「英知=知識」だけじゃないと思うんですよ。 「英知=価値観と、それに支えられた意思、知識、行動力」なんじゃないですかね? 懐古主義者ではないですが、私が現職の時は確かにあったそれらが、今はあるとは断言できないんです。 >この自然エネルギーが基幹エネルギーとなるには >後、どのくらいかかると予想されます。 基幹とするからには安定度が必要です。 これが最も早く達成できるのは地熱発電で、立地点制限に関する法律さえ改訂されれば、10年前後で現有原子力の30%程度は代替し、運用方法も固まるでしょう。 太陽光はピーク用に役立ってもらえばいい!と割り切り、大規模な助成金を覚悟するなら5~10年前後である程度、そうですね、ピーク時には原発の5~10%前後を賄えるような存在になるだろうと考えます。 (太陽光を設置するだけでなく、太陽光から系統に送電するための保安装置の設置が時間面でのネックになりそうです。) 太陽光をピーク以外でも十分活用したいとなると、太陽光が設置される都市近くに揚水発電所を作るか、リチウム電池を含めた安価&安定した装置を作らなければならないので、10年以上が必要かと思います。 この場合は年間のメンテナンスコスト等の問題が相当シビアなネックになりそうです。 風力・波力はどこまで行ってもボーナス的立場を抜け出せないのではないかと思います。 それでも良いよ!となれば、10年以内には原発の10%程度は代替できるようになるのではないでしょうか。 >原発事故前の電力供給量を確保することが本当に出来るのでしょうか? >そのコスト賄う、国民理解を得られると思いますか。 単純に事故前の供給量確保なら、かなりの確度を持って「無理です。」と断言できます。 ただし、生活様式の変更を一人一人が容認し、経済界も「そんな日本を見捨てない」と決意すれば、「原子力なしで需要を満足させられる」可能性は五分五分以上に出てくるでしょう。 風光明媚な国土は守りたいですが、それと1億2千万の生活は両立出来そうにないと思うので、エネルギーとのバータとしての破壊は容認する。 それが嫌なら電力消費量制限を受け入れる。 併せて電気料金が2倍程度になっても容認する。 大電力を消費しながらも労働者数が少ないデータセンター類(サーバ等)は海外に移転する。 海外での利益に対しても国内で課税することを容認する。 しばらくは税金の投入をエネルギー最優先に切り替える。 外交面での孤立を回避するため、石油セキュリティ確保への協力として憲法9条の改訂して自衛隊派兵を可能にする、孤立回避のためにTPPを受け入れる。 痛みを覚悟しなけりゃ無理だと思います。 逆の表現なら「痛みを覚悟すれば出来る。」とも思います。

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