心のよりどころについて

質問

日本の有力者(経済界や政界に強い発言力を持つ人物)は基本的に何らかの宗教を信仰していると聞きました。
私には宗教＝アレフを始めとしたカルト教団というイメージがあります。
また、私の周りでは宗教という単語を聞くと身を固くする傾向を良く見受けます。

確かにしつこい勧誘や、強引な御布施の要求に困っている経験があるので分からにないのですが、

外国からは日本人は信望するものがないため、意志薄弱で自信を持ってないでいる。
たとえばイスラム教徒であれば、イスラムの教えに従いそれに殉じて生きるため、絶対譲れない物を持っている。

といった記事を読み少し納得した部分もあります。

しかし、先にも記載させていただいたしつこい勧誘や、強引な御布施の要求があるのも事実です。
昭和時代の御寺の和尚の堕落ぶり(札束を胸ポケットに入れ夜の街を遊びまわっていたなど)は噂にも聞いたことがあります。

東北大震災で、宗教団体が救いの手を差し伸べたという報道も聞きません。

宗教について少し私見を入れてしまいました。

質問としては３つです。
日本や世界で活躍する人の多くはやはり何かしらを信望している(宗教に入信している)のでしょうか。
また、入信する人は人生のどのようなタイミング(学生時代、入社時代、ある程度のステータスを持ってから)に入信するのでしょうか。
最後に、倫理観の高い日本人と世界でも名声が高いと言われている日本人は、何故こと宗教に関しては倫理観が低い(宗教＝搾取というイメージが強い)のでしょうか。

最近心が弱くなっていて、思うところは私には心の支えとなっているもの(実績や新年)がなく、すぐに挫折してしまいます。
宗教の教えだけを読むと心に響くものがあります。

カルト教団に入る気はないのですが、食わず嫌い的に避けていた宗教というものに対し、少し勉強をしてみようかと考えていますが、その際沸いた質問です。
（なんか私が書いた文章でありながら、カルト教団に入信する人の心の流れがこうなのかなぁ～なんて思いもしましたが、宗教に対するイメージの悪さがここまで根付いているのは何故なのか分かりません。）

詳しい方いらっしゃいましたら、回答のほうよろしくお願いいたします。

回答No.1

noname#147856

詳しい知識はないながらも、親戚が宗教に入っていた経験を元に回答させていただきます。

日本の偉人さんたちの宗教事情は分かりませんが、宗教が根付いている国ではやはり、偉い人が神を信望していることが多くなってきます。しかしそれは文化としての信望であって（日本人が食事前にいただきますを言うような感覚なのでしょうか）、偉い人であるから神を敬っているかといえば、そうではないと思います。
偉人にも様々な人がいます。自分の気心で偉くなった方もいます。文化的に宗教を信仰する方もいます。母国は宗教大国ではないけれど、自分が好きで信仰している方もいます。逆に、偉人としてのプレッシャーに負け宗教に走る方、または何かに目覚めてしまう方もおられるのかもしれませんね。恐らく、偉人が宗教を信仰しているからといって、宗教が偉いわけではないのだと思います。

入信するタイミングについてです。親戚は、社会人になってから入信しました。親を亡くすという不幸が続いていた最中のことでした。また話を聞いている限りでは、親戚の知り合いの方々も、ショックな経験を抱えておられる方が多かったように思います。その宗教施設には、年配の方から20代の方まで、広い年代がいるようでした。また、その親戚の子供は物心つかない内から宗教施設に通っていたようです。ですから、生まれつき信仰なさっている方もおられるかもしれません。
他に、私の友人は校内で勧誘され、二三回集会のようなものに連れて行かれた、と言っていました。中にはそのまま入信される方もおられるでしょう。
このようにタイミングは、案外人それぞれです。

日本人の宗教に対する倫理観の低さについてです。
過去にオウムなどの大きな事件があったことは大きいと思います。メディアで長年放送され続けている話題ですから、元々決まった宗教に触れることのない日本人にとって、未知なる存在の「宗教」＝「怖いもの」のイメージとして定着してしまう可能性は高いでしょう。
また、実際存在する宗教関係の人々のマナーが悪いこともあげられるでしょう。全ての人がそうではありませんが、家に押し掛けて強引な勧誘する方も中にはいらっしゃるようなので。

ではなぜ、宗教関係の方々がこのような行動をとるかということなのですが…。
私が考えるのは、宗教に関わる人に限ったことではない出来事なのではないか、ということです。親戚を見ていて思うのですが、宗教に入る方ってやはり、不幸が重なり精神的に苦しい方が多いのです。人は、精神的に追いつめられると、思いもがけない行動をとることがあります。きっとあまりに苦しくて、周りが見えない状態にあるのでしょう。もしくは倫理観を破壊されるような出来事に出会ったか、どちらかです。自分の倫理観を信じられなくなりますと、今しようとしている行動が、相手にとっていいことなのか悪いことなのか分からなくなります。冷静な判断ができなくなるのです。心のありどころを求めて途方に暮れている方々が集まり易い場所だから、そういうことも起こり易いのではないかと思います。
親戚も結局、内部の方の悪口がひどく、ずいぶん前に行くのをやめました。ひんぱんに、集まりに来ないと地獄に堕ちるなどと言われていたようです。その方は洗脳された云々ではなく、心の余裕がなかったのだと思います。恐らく学校のいじめと同じ感覚でしょう。宗教を逆手にとったいじめですね。しかし、未だに熱心な友人から集会に誘われたりしているようですよ。

ここに記述したことはあくまで私の周りにあった宗教なので、考えに少々偏りがあると思います。悪質ではない宗教に入れば、いざこざは多いかもかもしれませんし、世間の目は厳しいと思われますが、悪いことばかりではないかもしれません。あくまで参考までにと思い、回答させていただきました。失礼しました。