豚は食糧で犬は友達って考え方は正しいのでしょうか？

質問

豚は食糧で犬は友達って考え方は正しいのでしょうか？

イスラムでは豚は神聖な動物です。

犬を食べる人を軽蔑し、豚を食べる人は軽蔑しない人は差別主義者ですか？

回答No.6

雪中庵（@psytex） · ベストアンサー

僕は、西サモア（＝ポリネシア人）に半年、ソロモン諸島ガダルカナル島
（＝メラネシア人）に１年半、暮しました。
どちらも、第二次大戦前まで（戦後、欧米人が来てキリスト教で禁じるまで）、
食人の習慣がありました（太平洋の孤島は動物性タンパクが不足しがちだから）。

ソロモン諸島に異動した時、「あなたたちも戦前まで、西サモアと同じで、
食人してたんですよね」と聞いたら、ソロモン人は怒って、「西サモアの
連中は、自分たちの子供を料理するんだぜ！何と恐ろしいことだろう。
オレたちは、戦って殺した敵の勇士に敬意を表し、その力を得るために
食べるのだ」と力説しました。

確かに、西サモアででは、自分の村の子供を調理したという話でしたが、
それは、別の島の酋長が海をわたって来訪した時に、最高のもてなしとして
赤ん坊を差し出す、という話でした。
西サモア人に言わせれば、それは最高に社会的な行為であり、戦って殺した
相手を食ってしまうソロモン人の方が、よほど野蛮だと考えるでしょう。

しょせん文化なんて、こんなもんです。
ちなみに、ソロモン諸島は、島ごとに言語が違うどころか、大きな島では
表と裏では言語が違ったりしますが、ポリネシアは、広い太平洋の全域で
同じ言語を話します。
（西サモアで、ハワイのあいさつの「アロハ」は「愛してます」の意味）

ソロモン諸島のカヌーは、盾になる舳先に生首を抱いた彫刻を施したもの
なのに対し、ポリネシアのは、よく話題になるシンプルでアウトリガーの
付いた、遠洋航海のできるものです。
一見、戦闘的なメラネシアンの方が強そうだけど、実際に広い太平洋を
占めているのはポリネシアン、ていう。
メラネシアンが残っているのは、パプアニューギニアやソロモン諸島、
バヌアツなど、大きな島のみで。
大きな島なら、体が大きく好戦的なメラネシアンが有利だけど、
分散した小さな島なら、（自分の所の赤ん坊を調理してもてなすほど）
社会性が強く交流のあるポリネシアンが連携して、孤立したメラネシアン
の島を各個撃破したら、敵わないのも納得です。

お礼

強烈な経験談ありがとうございます。

＞しょせん文化なんて、こんなもんです。

文化は集団のアイデンティティですよね。
所詮アイデンティティなんて、こんなもんですね。
個人のアイデンティティも、所詮アイデンティティ程度のもんなんでしょうね。

猫が戯れでネズミを殺す。
人が戯れで人を殺す。
人は知性が高く、猫以上のアイデンティティをもっているから特別なんだという仮説で罪や罰を決めてきた。
それが文化、でもそれって所詮、文化。

戯れでネズミを殺す猫に罪を問えないとすれば、戯れで人を殺す人に罪は問えるか？
たぶん、別体系の文化においては罪は無いのでしょう、、、。

回答No.10

nahaha55

豚を食べる国では食用に品種改良していますから、神聖視されている国の
豚とは違う豚ではないでしょうか? （みた事ないですが）

犬食ってる国が批判されたのは、食用に改良されたわんこではなく救助犬を
食ったからだと思います。（たぶん）

品種改良されてようが、犬は犬、豚は豚と言われそうですが、みてみれば違いが
ハッキリ分かります。食用でないものは筋肉ばかりで食べるところ殆ど無いです。
全くの別物と認識して良いと思います。
そこから文化の違いに入るほうがスマートな感じがします。

お礼

ありがとうございました。

哲学のカテゴリーではさすがに「何々を食うやつは何々だ」と偏見を持っている人は一人もいらっしゃいませんでした。
やっぱり、捕鯨船に妨害をする人たちなどは、牛肉業界からのスポンサーをもらっていると考えるべきかもしれませんね。

世の中、信念をもって活動している人か、商業的に活動している人化は、本当に区別付けにくいです。

ありがとうございました。

回答No.9

mmky

豚は食糧で犬は友達って考え方は正しいのでしょうか？

まあ何が正しいかということは難しいですね。でも世界を鳥瞰すると、確かに大きく分けて２種類の人類がいますね。
「牛や豚」を主な食べ物とする人類と穀物を主な食べ物とする人類ですね。宗教も食べ物の考え方によって変わるということでしょうね。
さて、哲学的には何故、このように２種類の人類が存在するかにさかのぼるのでしょうね。おそらく歴史をさかのぼれば違う人類の歴史があるのでしょうね。
地球は水の惑星ですから、鯨や魚と同時期に存在した人類はそれを食するはずですね。でも当然、穀物が主体であったと思われますね。
鯨や魚を食べないという人類は海がない、とか牛や豚しか食せない環境に長くいた人類でしょうね。これは、明らかに地球にいた人類ではなく外来生物ですね。
・・のように考えると、人類にもいろんな生き物が混ざっていると考えることが出来ますね。
だから、いろんな食文化があるのでしょうね。何が正しいかは地球のこれからの長い歴史で決まっていく問題でしょうね。

お礼

地球外生物ですか！

ユニークなご意見ありがとうございます。

偏見をなくすためには子供の時から食べさせると良いそうです。
ハンバーガーや甘味炭酸水を子供の時に与えると、一生、その食品を食し続ける可能性が高いそうです。
おまけのおもちゃやコマーシャルフィルムが子供向けにしてあるのは深慮遠望があるのですね。

オーストラリアの小学生を日本の小学校に短期留学させ、給食でクジラのソテーを食べさせる。
この努力を30年ぐらいつづけると、オーストラリアの世論もかわるかもしれませんね、、、。

回答No.8

pupurr

＞＞豚は食糧で犬は友達って考え方は正しいのでしょうか？
個人の考え方です。
その逆もありますが。人それぞれで、正しい正しくないは関係のない話です
　イスラムの宗教的な戒律であって、信仰によるものですから、関係ない人は豚を食べるでしょう。
　自分たちの戒律を他宗教の人に押し付けていれば、それは逸脱に当たるのではないでしょうか。
　宗教はあくまでも個人の問題ですから。
　差別はいけません。
　東南アジアでは爬虫類が神聖だったりします。
　人間の命は神聖なものですが、それでも犯罪で亡くなる人はいます。
　常識がない宗教は邪教です。

お礼

回答ありがとうございます。

宗教に立ち入ると個別的複雑な話になりますね。

ある宗教では、「すべての動物は、人間のために神がおつくりになった」と教えており、ウサギや子牛をおいしく食べるにもかかわらず、クジラやイルカを食う、日本人やノルウェー人、韓国人は動物以下だと考えるそうです。

仏教みたいに何人にも均等に「殺生を戒める」宗教が普及すれば差別はなくなるのに。

回答No.7

noname#122427

＃３です。
悪戯のような意地悪のような回答で申し訳ない様に思いましたので、お邪魔致します。

動物園、特にちびっこ動物園と言うような「動物に触れます！」と言う場所で豚（主に小さい種類）を見ると、ちゃんと可愛いと思うし触りたいと思います。
柵の向こうの大きないつもの？豚さんは、距離もある所為かちゃんと「いつも食べている豚肉の豚」と意識してしまいます。
近寄り難い。。。苦笑
でも、いちおう「ともだち感覚」はあります。

犬。。。
戦時中は食べていたんですよね。。。
で、おとなり朝鮮半島は食べますよね。。。あれ？中国かな。
でも、日本ではおもに「愛玩動物」です。

で、「ともだち」。。。
極限状態、例えば第二次大戦の硫黄島の玉砕時とか、
（昨日図書館の児童書コーナーから「空のない星」なんて借りて来てしまったので戦時中の想像が強まっているのでお許し頂きたいです）
友軍兵士を食べた話が残っています。
極限状態に於ける食人の正誤？についての議論は、古いものと思います。

食べられる側、生き残れず先に死んで行った人の側から、どう考えるかしら？と想像した事があります。
私なら。。。
どうせ生き残れなかったのだから、現状生き残れている人（それこそ「友」ですね）の命をつなぐ役目を負えるならば、喜んで負いたいものだ、と言う考えに至りました。

中庸状態では豚と犬とともだちを「選ぶ」事が出来て、
その選択結果から派生する意識もまた選ぶ事が出きます（差別主義か否か？等）。

尻切れとんぼですが、ひとまず。
子どもたちに夕食を食べさせねばなりませんので。
そう言えば今日は豚肉使います。。。＾＾

お礼

丁寧なお話ありがとうございます。

価値判断は、なにか長い横軸の関数のようなもので、普段は横軸を左右1メートルぐらいで言ったり来たりしている。
その横軸を一気に3メートルほど動かすと全然違う価値判断が正しいということになりますね。

僕は、その横軸を物理的な距離で考えるのも好きです。
つまり、右に行くとどんどん解像度が上がってゆき、百万分の１メートル、一億分の１メートルという尺度で物が見えるようになる。
犬も、豚も、人間もたんぱく質にしか見えない。
こちらのたんぱく質を食ったら罪で、あちらのたんぱく質を食っても罪は無い、なんて理解できない。

時間軸でも横軸をとっても良い。
地球ができたころには人間はいなかったし、人間が現れたころの人間は、人間だった=殺しちゃいけなかった、か？
今から数千万年、生物進化に十分な時間を経た時間に軸をずらしたら、今の人間の子孫は、他の進化生物の食糧として飼育されてていてもおかしくない。
SF的になってしまいまいしたが、この世界ではデブほど価値が高い！

価値観、なんと相対的なものよ！

回答No.5

k_ort

>質問を重ねて申し訳ありませんが、
>「無知による文化の無理解者」が核兵器の発射許可ボタンを持っている場合、
>その人を暗殺するのは人類のためになりますか？
>それとも、その人が実際に核兵器を発射した後でないと、暗殺は正当化できないのでしょうか？

話題がずれてしまいますが、核兵器の発射ボタンを持った人がとんでもない敵対的な人だとして、さまざまな可能性の中で暗殺のみを選択するのはなぜでしょうか？

差別主義者が被差別者を殲滅する場合には、もし誰も従わなければ起こらないのに、実際には起こります。ホロコーストのように。これは人間本来が持つ性質によるもので、核兵器にしても然りです。核を発射するのは一人の判断ではなくて、みんなの作業ということです。
相手を理解し、一人ひとりが正しいと思う判断をすれば、凄惨なことは起きないはずです。無理ですけどね。

お礼

重ねてありがとうございます。

＞さまざまな可能性の中で暗殺のみを選択するのはなぜでしょうか？
異質な人（最初は犬か？豚か？程度の差です）に対して、嫌悪感や恐怖感などの「感」が先行し、理性で話し合うことを忌避し、誤解が増幅し、妄想となり、妄想が人間をして暗殺せしめるのかなと思います。

異質な人々との交流は「感」を抑えて「理」で対応しなくちゃいけないのでしょうね。

ありがとうございました。

回答No.4

konata508

補足要求 　… 回答するために不足している情報などを質問者に質問する

＞豚は食糧で犬は友達って考え方は正しいのでしょうか？
こちらを提唱した書物や作者を教えてください。哲学であれば通常は物事を引用として提唱させますのでそちらの持論を読まないと議論できないと思います。一番いいのは提唱した人に聞くのがよろしいと思います。
なお、他の回答者も「哲学」のカテゴリーですので動物愛護や差別主義を持ち出してもあまり意味はないと存じます。

お礼

ありがとうございます。そしてごめんなさい。

動物愛護とかｘｘ主義に関して質問したいわけではなくて、視点の相違や、一見相違するものの同質性を考えたりするのも哲学的な領域かと思って、、、。

回答No.3

noname#122427

いや、豚も友だちだし、犬も食糧になります。

お礼

僕の場合は犬は食糧になったことがなくて、豚は友達になったことないです。
でも、子牛が食糧になったことがあります。
ドイツ人と一緒にフランスの食堂でVEALという肉を食いました。
僕の記憶力が悪いだけかもしれませんが、日本の英語教育ではVEALを教えてくれなかったような気がします。
子牛を殺して料理するのは西洋では普通で、単純に成牛よりも肉感が柔らかいから、だそうです。

回答No.2

sensor1997

【味の素触媒騒動】にあったように
豚は汚いもので食べ物でもない国や
食用の犬を飼育している国もあります。
珍味として猿を食べる国もあります。
鯨類は哺乳類ですが、日本では食べます。
イヌイットはアザラシを食べます。
逆にペットとされている豚もいます。
鯨とアザラシは保護も必要ですし、
押し付けはいけませんが、
それぞれの習慣を理解することが
真に国際的で
大切な考え方でしょう。

お礼

ありがとうございます。

実際、同じ人間なんですが、犬をおいしそうに食べてる人には近づきがたいし、とんかつをおいしく頂いている自分の姿がある人から見たら「とんでもない」卑劣行為に映っている。
そんなこと考えると、国際社会ってのは神経がすり減りますね。

回答No.1

k_ort

差別主義者というよりは、無知による、文化の無理解者と考える方が適切かと思われます。
多文化を尊重しあえば、軽蔑までは行かないのかと。

お礼

回答ありがとうございます。

質問を重ねて申し訳ありませんが、

「無知による文化の無理解者」が核兵器の発射許可ボタンを持っている場合、その人を暗殺するのは人類のためになりますか？

それとも、その人が実際に核兵器を発射した後でないと、暗殺は正当化できないのでしょうか？