• 締切済み

権利の哲学

●NHKさんの番組「変革の世紀」で  知的財産の所有権がディベートされています。  そもそも権利とは 自然界には存在しない概念で  現代社会のかかえる問題の多くがこの権利という  概念にかかわって発生しているように感じます。  人権・国の国土国民に関する権利・所有権  著作権・特許権etc どんな権利についてでも  かまいません みなさんのお考えを教えてください。  また 権利に代わる将来的な人類を救う概念がなにか  思い当たる方 その斬新な発想を教えてください。  わたしも みなさんのお考えに触れていろいろ  考えてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

みんなの回答

  • i-junkie
  • ベストアンサー率33% (25/75)
回答No.7

私も明快な答えを持っているわけではありませんが、少し考えてみました。 権利、自然界にはない言葉ですが、もともと日本にもない概念でしたよね。何語のどこに出自があるのか知りませんが、英語では“right”。「正しさ」に近しいものであって、権利というものもまた「価値観」であると思います。そのため、公益に資する権利というものと、エゴに係る権利というものの境界線は曖昧で、これまで何度も大きな紛争を引き起こしてしまいました。 しかし、「ここまでやりたいから、あなたもここまでやっていいよ」または「ここまでやりたいから、代わりにこれをやるよ」という約束・契約こそが、権利の本質ではないかと思います。すると、権利が発明されて近代社会になったわけではなく、権利という言葉がある前から、権利という概念に近いものは存在していた。それを、社会を有効かつ円滑に機能させるために「権利」と定義したのではないでしょうか。ですから、不特定多数の人間と交わる機会がさらに多くなっている現代においては、「権利」はますます不可避なものであると思います。 「不特定多数の人間と交わる機会がさらに多くなっている」とは、情報のやり取りのグローバル化を示していますが、そのことはつまり過去の時代に比べ、権利を持つものの相互関係が非常に複雑になっているということ。そのため、確かにこれまでの扱いだけでは、「権利」は機能不全を起こしてしまう、処理しきれなくなってしまうと思います。でもそこで必要となってくるのは、権利に代わる概念というより、如何にコミュニケーション、相互理解を促進し、相互に遵守できる権利関係を構築していくか、それが重要な気がしました。 考え考え書いてみたので、不備があれば補足要求をお願いします。

H_hoko
質問者

お礼

●権利という概念が発生する以前にすでにソレに似た  作用をするものがあったはずだ とはとてもいい  着眼だと思いました。それは 実は自然界にも  あるもので わたしはそれを恐れ・領分と呼んでいます。  もし 自然界のそれに権利を与える巨大な力をもった  人物が現れたなら 人間の社会の大部分が打ち砕かれる  であろうことは 容易に想像できます。  権利という概念を管理するシステムの問題ではなく  権利という概念そのものが 不自然なのです。  これは 時間が証明してくれるでしょう。  いずれ権利などという概念は 無くなると思います。  大切なのは 自然界にみるバランスのとれた  領分なのです。  ご回答ありがとうございます。

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  • asa-tuyu
  • ベストアンサー率0% (0/0)
回答No.6

 こう考えてはいかがでしょう?  確かに「権利」は自然界には存在しない概念です。 「権利」も「義務」も他者に対して、またその他者が人間である場合にかぎって発生する概念です。  たとえば、この世にただ一人の人間だとしたら、すべての権利はあなたに帰属するでしょう。 しかし、そのような権利はまったく無意味です。なぜなら権利を脅かす人間がいないのですから。  そして人間が二人になったとき、はじめて脅かされる危険が発生し、はじめて権利を主張する機会が生まれます。 と同時に相手にも当然、権利が発生し、あなたにはそれを守る「義務」も生じます。    なぜ「義務」か?  もし二人が「自由」という権利を主張し、勢いあまって一方が他方を殺してしまったとしたなら、その瞬間に権利を主張する相手を失い、権利はまた永久に無意味なものになってしまうでしょう。 相手の権利を尊重する「義務」、相手を殺さないでいる「義務」が、もう一方の「権利」の発生条件なのです。    このように「権利」は絶対的に存在するものではなく、何かとの相対的な関係で成り立つ概念なのだと考えます。 相対的なものであるがゆえに、おそらく100%満たされる「権利」は存在しえないでしょう。 「生きる権利」ですら死刑によって奪うことができるのですから。    現代においては確かに多くの問題が「権利」の周辺で発生していることは否めません。  しかし、その原因は「権利」という概念そのものにあるのではなく、それを取り扱う人間の能力、つまり調整する機関の抱える問題だと考えます。    その理由には、権利を縛るという行動に対して、多くの人がまだファシズムの匂いを感じ取り、過度に臆病になってしまい「義務」という表裏一体の概念を正当に主張できずにいるからなのではないでしょうか。   

H_hoko
質問者

お礼

●たいへん分かりやすい例を挙げていただいて  ありがとうございます。つまりasa-tuyuさんの例で  言えば権利と義務はその規範を了解しあった中の  人間に於いて機能しているということになります。  もともと権利など無いわけですから 世界の多くの  イデオロギーのなかで権利などと謳うこと自体  所詮無理があることなのかもしれません。  だから どうするかということなのです。  世界中のだれもが ひとつの規範で示された  権利と義務を承知したのなら なんら問題などないのです。  あらゆる権利がいま 危機なのです。  asa-tuyuさんは危機感をいだかれませんか?  アメリカは テロに核の使用も手段として排除しないと  明言しました。いったいどんな権利があってそんな  残酷なことを言えるのでしょう・・・。

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  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.5

>●無権利状態をつくるという発想は > ひとつの選択肢でしかないと思います。 > 権利のない自然界のような状態でどう社会を すみません。「無権利状態」と「権利のない状態」はちがうんですか? ※「義務」については、「お互いの権利を守るためのルール」としてうまれたものであって、対立するものでも背反するものでもないと思います。対立するとしたら、権利とワガママを取り違えている。

H_hoko
質問者

お礼

●「無権利状態」と「権利のない状態」は似たような  ことだとおもいます。  義務とは一つの規範のなかで謳われる 権利と対に  なった仕組みにすぎません。わたしが問題を感じている  権利とは 強者が弱者をねじふせるがごとくに  主張されるものを指します。NHKの知的財産の  所有権についてのディベートもその点が問題ではないか?と  社会の仕組みへの変革の兆しがでてきているこが現状だと  わたしは認識しております。

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  • nika
  • ベストアンサー率14% (66/470)
回答No.4

あなたには、いくつかの権利があるのは、認めます。 しかし、あなたには、いくつかの義務があるのです。 切り離したら、権利だけを主張してもらっては困るのです。 狭義にものを述べているのでは、ありません。 具体的に権利を主張してください。あなたが果たすべき義務を述べましょう。 また、権利に代わる将来的な人類を救う概念がなにか  思い当たる方 その斬新な発想を教えてください。 について 広くは、自由であること自由である権利が重要でしょう。 しかし、世の中自由では、ありませんよね。なぜでしょう。 それが、答えですよ。

H_hoko
質問者

お礼

●では 既得権益者の問題  武力で制圧した領地の既得権を主張する者の  義務とはなんでしょうか?

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  • nika
  • ベストアンサー率14% (66/470)
回答No.3

よく権利といえば義務も発生してくるでしょう。 権利を主張する場合、徹底して義務を責められることになるんじゃないですかね。 義務は、税金だけじゃない、人間として果たす義務も多く存在すると思われますから、 結果的には、誰も権利を主張できなくなるはずです。 なぜなら、人間は義務を果たさない場合が、あまりにも多いからです。 義務を果たした上での権利の主張は、誰も納得いきますから。 これを切り離して議論すれば、偏ったルールができると思います。

H_hoko
質問者

お礼

●権利と義務といういいまわしは  管理者が披管理者に言うことと認識しております。  アメリカの創成期 インディアンはその権利も  無視され追放されつづけました。そこに先住民を  無視したあたらしい権利が打ち立てられたのです。  その権利に義務などなにもありません。  おおくの権利は義務の伴わないのが現状だと  わたしは認識しております。だから問題もおおいと・・・。  権利と義務を切り離す云々よりも 現実をどう認識し  どのような問題意識を持っているかがまず必要です。  nikaさんの問題意識は かなり狭いワクのなかの  ようです。ワクをひろげてみてはいかがですか?  ご回答ありがとうございました。

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  • Singollo
  • ベストアンサー率28% (834/2935)
回答No.2

> 権利とは自然界には存在しない概念で > 現代社会のかかえる問題の多くがこの > 権利という概念にかかわって発生して > いるように感じます 逆に言えば、社会は権利を保証/調整するために存在し、権利が保証/調整されるから社会が成り立つ、とも言えます 権利の保証/調整されない世界では、『現代社会のかかえる問題の多く』は、解決するどころか、むしろ悪化すると思います

H_hoko
質問者

お礼

●たしかにおっしゃるとおりだと思います。  わたしが 希求する世界は 権利という概念を  無くして尚 社会が機能する世界を構築し得る  あたらしい概念です。  ご回答ありがとうございます。

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  • nozomi500
  • ベストアンサー率15% (594/3954)
回答No.1

自然界には「権利」は存在しませんね。 弱肉強食ですから、弱者には「逃げる権利」(権利じゃないだろう)しかない。 これによって問題が発生しているとすれば、権利のぶつかり合い(限られた土地にたくさんの人が領土権を主張したらあふれてしまう)でしょう。 「権利に代わる」というのは、無権利状態を作ることで、特定者には都合がいいけど、それで人類が救えるか?疑問ですね。 (地球が滅んでも、一部の人間が脱出できれば人類を救ったことになる、というような場合には言えるかもしれないが)

H_hoko
質問者

お礼

●無権利状態をつくるという発想は  ひとつの選択肢でしかないと思います。  権利のない自然界のような状態でどう社会を  管理運営していくかが ポイントだと思います。  ご回答ありがとうございました。

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