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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:儒教の負の部分)

儒教の負の部分とは?

koosakaの回答

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  • koosaka
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回答No.7

儒教というのは、中国の「士大夫」と言われる官僚階級のイデオロギーです。 上には武将から成りあがった皇帝がいて、道徳なんて無視、いたずらに、気まぐれに、官僚を処刑しました。 また、官僚の下には、庶民や農民がいて、絶えず反乱を起こして王朝を倒そうと虎視眈々とその機会をうかがっていました。 中国の歴史は王朝交代の歴史です。 姓氏が改まることを「易姓革命」と言っていました。 上には皇帝がいて専制君主で、道徳を無視したし、下には庶民・農民がいて、これも道徳を無視したし、その中間にあって、官僚はおちおちと安心して眠れませんでした。 だから皇帝には、道徳的であってほしいと願い、庶民・農民には秩序を守り、反乱を起こさないようにと願いました。 そうすれば、官僚の地位は安泰です。 儒教は言います、「修身斉家治国平天下」と。 言うところの意味は、道徳的に身を処せば、家が整い、もって、天下泰平、ということです だから中国では、政治論は道徳論にすり替えられます。 道徳・道徳、何でも道徳です。 道徳的であれば、政治はみんなうまく行く、政策論など不要、道徳・倫理だけあればよい、と。 儒教は、西欧のマキャペリが君主が、道徳的であろうと、なかろうと、君主の道徳的在り方は政治とは無関係と言ったのとは、まるで反対です。 私たちは儒教というと、「論語」をイメージしますが、日本人が「論語」が好きなのは、そこには「戒律」が論じられていられないからです。 日本人は昔から「戒律」が大嫌い! 仏教が日本に伝わった時、その「戒律」をすべて骨抜きにしてしまいました。 あまりにひどいので、中国から鑑真を呼び、「戒壇」を作って、大乗戒を施したくらいです。 でも、その後、最澄は「大乗戒」をふたたび骨抜きにして、簡略化してしまいました。 それほど日本人は「戒律」が嫌い。 でも、儒教で最も大切な経典と言えば、「礼記」です。 儀礼、儀式。 儒教は人間の「内面」を重んじません。 形だけあればいい、形が何よりも大事です。 そして儒教は形を、秩序重んじるから、身分の違いを重んじます。 身分に相応しい行動・行為を、そして父と子の分を、君主と臣下の身分を守ることを厳守することを求めます。 親には孝行、君主には忠誠です。 儒教は「仁」という徳目を最も重視します。 皇帝に忠誠、庶民・農民には身分に応じ、分を守れ、親には孝行といいます。 温故知新、古きに習い、前例を重んじ、新しいことは古い規範に照らして、何事も行ないます。 保守の思想。 新しいことを嫌います。 新しいことに対処できない。 そのために、中国は近代化に遅れました。 その点では、日本人は「戒律」が大嫌いだから、古いことにとらわれず、前例を重んじず、その場その場で、コロコロ変わり、融通無碍、すぐ新しいことに飛びつく。 その点では、李氏朝鮮も、同じでした。 中国よりも、もっとひどい儒教国でした。 近代化に遅れ、日本の侵略を招きました。 日本の侵略によって、儒教ではいけないことに気が付きました。 朝鮮・韓国は日本の戦前の侵略行為を非難していますが、日本はそれに気づかされた、むしろ恩人というべきです。

mamayuki
質問者

お礼

なるほど。日本人って戒律嫌いだったのですね。タブーがなく節操もなく適当でめちゃくちゃで(笑) とても参考になりました。ありがとうございました。 日本の「侵略」ではなくて「併合」ですけど、日本に「併合」されていなかったら当の昔にロシア領になってしまっていて、今頃は南北朝鮮など存在せず、現中国内の朝鮮民族のようにロシア内朝鮮民族になってしまっており地獄を見ていたのでしょうから、感謝されこそ恨まれる筋合いは全然ないと思います…にも関わらずこれだけ恨まれなければならないのは、これこそ儒教的考え方のなせるわざなのでしょうか…。

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