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儒教
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回答番号:No.3の補足です。 孔子が儒教の創始者でも、また完成者でもないだろうことは存じております。 長い伝統のある宗教や教えというものは、いえ短い歴史のものでも、人間(じんかん)にゆられれば、当然相互の習合や混合などはないと思うのはおかしなことです。キリスト教だって、民主主義だってそういう宿命をあるいてきているのでしょう。純粋なる○○教も、○○主義もあるわけがないのでしょう。 そういう中の一つの挿話として思い出すのが、白川静さんの孔子の話です。 孔子の出自は無論明確ではないが、白川さんの提示する話の一つとして、聖者によくある、婚外子とかの予想です。 母上はどうも巫祝(葬祭)関係、そういう職業集団に属するかたであったようだ。 そしてお父上はご家庭のある、武士(体格の立派なな、先陣をきって切り込む身分、つまりそれほど高位の方ではないようだ)という仮説であります。 巫祝(葬祭)集団、つまり祭祀童子(子どもということではない)、巫覡の仕事。 こういうことで思い出すのが、邪馬台国とかの卑弥呼と助手(御側係りの男性)の役割ですね。 こういう関係では少なくとも男尊女卑ということはがあるとは思えないし、あったとしてもあまり現代の様相とは異なるであろう、という事です。 先般、中国にまいりました。親族の葬儀(分骨、埋葬)です。 このうちも長く儒教の中での規律を家の旨としております。 でも民間での実際の、長い生活のなかでは、習合は当然に各所にあります。 呼ばれた一組の方はの女性の方は何度も《なもあみたぽつ》とか称えています。 手にしているお経をみると《南無阿弥陀仏》という字でした。 男性は線香を順々に順番の人に手渡し、段取りを運んでいくのがお仕事、その往復の車の運転、喪主側の幹事との調整です。 長老に聞くと、あぁ夫婦ですよ。葬儀屋。それだけ。 という説明でした。 日本人の無宗教という話があるけれどもど、どこも民間って、こんなものであるし、習合しているのだなぁと存じました。 そして、何か、白川さんの仰せの巫覡のお仕事というものを直に拝見した、つまりその当事者に出会った気がして、とても納得しました。 彼らには男尊女卑などは、決して存在しないのですね。 儒教の偉大な祖のお一人である孔子のおかぁさまも、あるいは古代で、こういうお仕事集団だったのかなと、感じました。 だからってこういう方々も、決して宗教性がないとか、それを尊重してないということではないと思います。 霊の重要性についても、一般より割り切っていることもありましょうが、もっとよくその真実性も経験していると存じます。 こういう女性的脳機能(左右)の世界では男尊女卑は無いのではないかと存じました。 仮にあったとしても、現代の男尊女卑とは異なるのでしょう。 古代の教えがそういう不可視の世界に無関係で、物象物証と理論で終始することはありえないと存じます。 そういう世界では男尊女卑はない。 特殊な感受力と子を生むことの出来る女性は神秘であったと存じます。
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- LN-TF
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他の方の引用している「女子と小人は養い難し」ですが、「小人」は小者まあ日本で云えば下男とか時代劇の渡り中元あたりを想像すれば大体雰囲気はわかるでしょう。問題は「女子」です。この場合は「女性」はではないようです。どうも日本で云う「女中」ではないかと思われます。記述の仕方として「女性」と「身分の低い者」と云う意味の記述かどうか疑問があります。 そうなると「使用人」と云うものでも「女中」や「下男」ではとなります。同じ使用人でも「家令」位になれば「分」を弁えていると云う事になるのでしょう。 「論語」でこれ以外にはっきりと男尊女卑を云っているところはないので、逆に不自然に思えます。 但し、当時の慣習として女性より男性を重んじるとか云う事はあったでしょうが、そうなると「論語」(儒教)だけをことあげするのはおかしな事でしょう。 「大学」(曽子とされる)とか「中庸」(子恩子)とかにも明言していた記憶はないです。「孟子」(仝)はどうだったか記憶不確かですが。 従って、後世の朱子学あたりとなるとこれは別でしょうけれども、四書では多分特にことあげする程の関連性はないのでは。
- a_tomo
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それなりに可愛いちょっと好みの女がいた。付き合い始めた当初は、おとなしかったが、親しくなるにつれあれこれ言い始めた。面倒なのであしらうと、文句を言い始めた。 「ああ、女と詰まらん人間てぇもんは扱いにくいものだなぁ。親しくするとつけあがるし、遠ざけると怨まれる.....。」 それでも別れられないのが男と女。孔先生も女性には苦労されたのでしょうな。世の旦那方には誰にでも身に覚えのある話し。まっ、男にとって永遠のテーマなんでしょう。それを男尊女卑というのは野暮というもの。昔は野暮な奴が多かったようですな。
- gadovoa
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私もNo.3さんがおっしゃったように、 「儒教自体や仏教や老荘思想には、男尊女卑はどはないと考えております。女子と小人は云々というのは、受け取り方の持次相でいろいろありますが、私は男尊女卑をいっては居ないと存じます。」 全く私と同じです。 日本では武士道を正当化させるために「忠」を拡張解釈して利用しました。韓国では男性優位の社会を実践させるため「孝」を利用したものと思います。 韓国では悲しみを表すのに葬式においては「泣き女」なるものがいますが、これは孔先生が言ったことを間違って解釈し形骸化した愚かな結果です。宗教は指導者によりよくも悪くもなります。その時代に翻弄された人民が可愛そうですね。我々はルターを見習いましょう。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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男尊女卑も、西洋と東洋、習俗的キリスト教社会、儒教や仏教の社会習俗では内容もあり方もずいぶん異なるのでしょうね。 個人個人でも様々だと存じます。 儒教自体や仏教や老荘思想には、男尊女卑はどはないと存じます。 女子と小人は云々というのは、受け取り方の持次相でいろいろありますが、私は男尊女卑をいっては居ないと存じます。 少なくとも、思想であるならば、少しでも真剣に人生を、この世界を、この意識界生きよう、尊敬し、感謝しようとするものであるし、そういう事に、多少とも傾倒した人なら、同じ人間を尊卑にみないし、万物に思いを抱くのが当然です。 日本思想としての、日本人としての儒教は長く勉強をさせていただいてきておりますが、原初の、あるいは本家の儒教は存じません。 キリスト教もヒンドゥも仏教も日本の思想としてのものを、自分なりには根本に掘り下げてきてはおりますが、その限りでは、思想とは尊卑を云々はしません。 どの思想も、みなもっと謙遜謙虚です。そうあらざるを得ません。 男尊女卑は社会風俗でしかないと存じます。基督国であれ、儒教国であれ、仏教国であれ。 男女的本性の神が、その観念で女性の神をなし、それから、万物をはぐくみ、世界が意識に現象してきている、これはどうも世界創造の共通のような気がします。 女性からいろいろ生まれてきていて、大元の女性、母をその子どもの私達男性がどうして、女性たちを卑しいなどといえましょう。 母はどんな母も、どんな生物の母も私には神々しく見えますが。
論語~陽貨第十七・・・子曰、唯女子與小人為難養也、近之則不孫,遠之則怨。 「孔子が言われるに、女子と小人は養い難し。近くにありては謙虚さを忘れ、遠ざければ不平を言う。」 孔子の活躍した群雄割拠の春秋時代、この世を平和に納めるには上に立つ者が絶対的権威者でなければならない、という発想が儒教の原点になっています。そこで主人に対して「忠」、親に対して「孝」、妻は夫に対して「貞淑」であるべきだといった序列とその秩序が厳しく保たれる「礼」をその教義としました。 しかも上記のように女はどうしようもない生き物だという孔子の言葉があって、儒教では男尊女卑の基礎が形成されたのです。この思想は序列と統率を重んじる軍国時代にも便利なので、明治政府が教育の基礎としたため、現在もこの価値観が残っています。 しかし、他の方が言われるように男尊女卑は儒教の専売特許ではありませんよ。キリスト教(旧約聖書)でもイブは一人で寂しがっていたアダムを哀れんだ神が、そのあばら骨を一本引き抜いて作ってあげたということが書かれてあり、そのことから女は男の従属物であるというのがカトリックの公式見解です(いまだに女性司祭は認められていません)。先の大統領選挙でヒラリー・クリントンが破れたのものこの価値観がまだ根強く残っているのが一因だと言われているし、その際にヒラリーが「女子もここまで来た」という旨の感慨を述べたのもそのためです。
私が思うには、無関係ではないにしても、希薄ではないかと 思います。 例えば、キリスト教圏のアメリカでも、ウーマンリブが起こる までは女性の制約はいろいろあったかと思います。 我々が思う男女平等の原点は。 P.F.ドラッガー氏の言葉を借りれば、 灌漑技術による食料生産力のアップ ->定住化 ->余力による国家の誕生、役職の誕生(士農工商) ->社会化 …となったあたりで「家事労働がかなり多い」「子どもを生むと しばらく授乳などが必要=家」=女性、それ以外=男性という 流れがそこそこできて。 ->近代化 ->家事からの解放 ->ウーマンリブ・ブルーカラーからホワイトカラーへ ->女性の進出 と言う流れのような気がします。 現在の男尊女卑の感覚は、1970年代の家庭像が名残で。 「男性は終身雇用。低賃金だが企業従属ポリシーが高い」という 日本の雇用体系による影響が多大であり。 今回の経済危機で、ワークシェアリング、副業促進などが進めば、 すこしづつ、男尊女卑などイメージ、雰囲気は変わってくると思い ます。 ライフスタイルの価値観は、得てして、その時代のテクノロジーや 経済環境、雇用環境に作用される部分の方が大きいかと。
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