• ベストアンサー

これ合ってる?宮崎駿氏松本零士氏、両先生の偉業…

宮崎駿『世界名作劇場、ナウシカ、ラピュタなど、日本人を非アジア的で知的な世界への扉を開いた』 松本零士『宮崎駿氏と同様、理想の女性像を日本国民に覚醒させる。日本人にとってメーテルの存在は母であり恋人である』

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tomban
  • ベストアンサー率26% (2616/9772)
回答No.3

宮﨑駿さん等がリードしてきた、日本アニメ界の特質としては 「西洋の原題を、日本人にわかりやすく見せる」ことには、大きくウエイトを載せてきたと思います。 西洋の方から見るなら、日本アニメのキャラは「のっぺら顔でありながら、目は青く、髪は金髪」だったりして違和感は大きかったでしょう。 しかし、日本人に「彫りが深い顔のキャラ」を見せたところで、愛される存在には成り得ない。 アニメで重要な事は「身近さ」であり、親愛さを感じるかどうか、です。 これは現在でも変わらずで、アニメの世界は「日常から少しはみ出した舞台」というものを設定されている場合が多いですね。 世界名作劇場も、ナウシカも、ラピュタなどはもちろんそうですが、みな「浪花節」です。 日本人が大好きな「義理人情」に貫かれた世界観です。 「非アジア的」なのではなくて「原作をアジア的に内容をメタファーした、似てるけど違う物語」が、日本のアニメーションであり、宮﨑駿さんたちが作ってきたものです。 無論、それはちゃんと意味があってのことで、作品としてみて卑下すべきものであろうはずがありません。 ただしこれは「進化」ではありません。 あくまでも「分化」なのです。 「メーテル」は、松本零士さん独自の「女性キャラ」を濃密に出しているキャラクターで、ある意味一番、松本さんの「心の原風景」に近い存在だと思います。 「理想の女性像」というのは、松本氏個人を指してのことならば納得はできるかもしれませんが、その対象が国であるとか、日本人の総意という意味であるならば、横暴な書き回しだと思います。 これには到底、承服できるものではありません。 松本さんのアニメ(原作ももちろんですが)に、大きな影響を与えているのは「お父さんの存在」です。 帝国陸軍のパイロットであり、戦後に自衛隊への再編が進んでいった中でも、あくまでも「日本のパイロット」としての姿勢を貫き、飛行機に乗らなかった方のようです。 こういった要素が、ヤマトの「沖田艦長」やハーロックに繋がっている。 …そういった父親の姿を見、また、付き従った家族の姿や、自分の想いが作品にはストレートに描かれているのでしょう。 …ですので、メーテルは「優しくて強い女性」であり、母親であるという「設定」なのでしょうね。 松本氏の経験からの設定ですから、それはそれ、その世界観を好きな方はそれでいいわけですが、嫌いな方もいらっしゃるということであり、無論、それは「国民の総意」であるはずもありません。 戦後の時代に、清く、己を貫いて生きた人や家族ばかりじゃないのですから。 ほとんどの方は、曲がりながら、何かにすがりながら、時の流れに乗ってズルズルと生きていくより仕方がなかったはずです。 そういった大半の方の「戦後」のほうが、私にはずっとリアルです。

その他の回答 (2)

  • dogday
  • ベストアンサー率29% (2314/7952)
回答No.2

どちらも好きでよく知っていますが、 両者、日本の歴史上の社会現象にはなっていますが、日本人全世代へは影響を与えていないのです。 今のコア世代だけに強い影響を与えている。 世界名作劇場、ナウシカ、ラピュタ、これにカリオストロの城は、ハイジを除き公開時にオタク的には話題であったが、興行的には失敗をしている。トトロまではイマイチで、魔女の宅急便あたりからまとまったテレビの再放送で過去の作品が再評価されて今があるのです。 今の10代はメーテルを知らない。999はエターナルファンタジーの興行不信で続編が頓挫してから、21世紀以降はOVAやプラネタリウムなどスピンオフしか作られていないし、ヤマトやハーロック、エメラルダスなどの松本世界全体を知らないと理解できない。だから劇場版3Dハーロックにメーテルが出てこない。 東映の松本アニメで育ち、東映まんがまつりで一緒に宮崎アニメに触れ、ジブリアニメで青年期を迎えた80年代~バブル経験世代だけが、自分の子供にジブリ作品を見せて世代交代したことで、日本文化の代表になっているが、 ヤマト世代を外れ、バブル以降に生まれた日本人には、流行は知っていて洗礼は受けても、価値観に特別な影響は受けていないのです。 幼少期がもののけ姫や千と千尋では、ナウシカやラピュタは、テレビで毎年見る、すでに評価が定まっている、生まれる前の昔の作品だから。 このコア世代にとって、ジェームス・ディーンやオードリー・ヘプバーンやビートルズが、洗礼は受けて知識としては知っていても、すでに存在自体がポピュラーな過去の人で、さほど価値観に影響は与えていないのと同じ感覚。 ビートルズ世代の前と後、その子供に伝えた親の教育で、海外文化に憧れるか、アニメ文化に影響を受けるか、交互に世代交代し、受け止め方に違いがあると思います。

回答No.1

「非アジア的で知的な世界」というのは西洋の古城とかが出てくることを指しているのでしょうか?むしろ、後期の作品はアジア的なものへの回帰が強く見られますし世界的にはそちらの方が評価されているようにも思えます。 松本零士の説明の、「宮﨑駿氏と同様」というのがよくわかりません。宮﨑駿の書く理想の女性像というのはパンチラが頻発することから容易に想像が付きますが、完全なペドフィルであり、異常性愛です。松本零士の書く女性像は非常に特徴がありますが、作品全体から見ればそこだけに着目するべきでしょうか。 松本零士の描く女、というテーマでの説明なら納得できますが、どちらかと言うと作品には戦争、メカや兵器のイメージが強い感じがします。 もちろん、質問者様が感銘したポイントとしてあげられることには異論はありませんが、アーティストの一般的な説明としてはどちらも不適当であると考えます。

関連するQ&A

  • 宮崎駿

    宮崎駿の作品には「縦の構図」というものが、うまく使われていると聞いたのですが、(ラピュタ、ナウシカ、千と千尋、etc・・・) 「縦の構図」とはどういったものなのでしょうか?? また、どのような意味合いがあるのでしょうか?? よろしくお願いいたします。

  • 宮崎駿先生は、西洋物以外は描かないほうが良い…

    西洋物(ナウシカやラピュタ、紅の…等)以外は描かないほうが良いと思いませんか? なんとなくですが… 感動されたかたには申し訳ないですが、『もののけ姫』もなんだか陰気臭いというか終始ジメジメしてるし、『千と千尋』もどう感動したら良いのか今持って不明だし。 今回の『風立ちぬ』も、ラスト、むりやり零戦は美しいと「言わされ」てるし。 宮崎駿先生は、西洋的なセンスが日本一なんですから、そういう方面での知的なアニメを作って欲しいです。 こう感じてるのは僕だけでしょうか?

  • 松本零士さんの作品名を教えてください

    松本零士さんの作品で、日本が世界の敵になってしまいどこかの惑星に避難?するようなストーリーがあったような気がします。 作品名がわからないのですが、どなかた教えて頂けますでしょうか? よろしくお願いします。

  • 白人って、ホント羨ましいよね?

    やる事なす事全てが歴史になる... 語り継がれる.... 強がり抜きで、マジ白人に生まれたかったと思います。 日本人の心の故郷、メーテルと鉄郎の関係なんて絶対にあり得ない;; 松本零士、宮崎駿両先生方は大嘘吐きだ! 変な希望抱かせんな!

  • 宮崎駿さんだけではないと思いますが

    宮崎駿さんだけではなく、他の映画アニメでも芸能人を使うのは集客や宣伝の為と言うことを良く聞きますが、この動きに自民党・公明党あるいはアメリカ、特定アジアも加担しているのでしょうか? それと何故日本政府はアニメーターや声優を始めとするサブカルチャー文化に資金援助をするなどの政策をしないのでしょうか?

  • 宮崎駿の画風は誰の影響力が強いのか?

    宮崎駿のマンガ「風の谷のナウシカ」の画風、タッチは誰の影響が強いんでしょうか? ナウシカはメビウスの影響力が強いとのことだったので、メビウスかと思ったんですが、 http://ghibli.jpn.org/news/edena/ このサイトによれば、 アルザックは確か1975年でしたか。私が出会ったのは1980年頃ですが、たいへんな衝撃をうけました。日本のマンガ界全体がそうでした。残念なことに、私の絵はその頃には固まっていたので、彼の絵をうまく自分の中に生かせなかったのですが。 と発言していますので、メビウスの影響を受ける1980年の前に、タッチを固めてるみたいです。 どなたかご存知の方がいたらよろしくお願いします。

  • スタジオジブリの第1作って?

    スタジオジブリの第1作作品って、「天空の城ラピュタ」ですよね? 確かナウシカは宮崎駿の第1作目の監督作品であって、 ジブリじゃなかったと思うんですが・・・。

  • 千と千尋の神隠し見た人へ・・・。

    ずばり面白いのでしょうか?自分は宮崎駿さんのアニメは大好きだったんですが、最近はなんか違うなーという感じなんですよね。自分的には昔のラピュタとかナウシカとかカリオストロとかが好きなんですが、紅の豚のあたりからなんかあまり面白く感じれなくなってしまったんです。やっぱり結局は見にいきたいとは思うんですが皆さんの意見はどうですか?

  • 松本零士氏の、銀河鉄道物語と、銀河鉄道999とまたメーテルについて。

    松本零士さんの作品はまだ一つも観た事も読んだ事もないので、検討中ですが、 レンタルショップとかで見て気になったのですが、 あの銀河鉄道物語と、銀河鉄道999は、世界は何か繋がりと言うか接点はあるのでしょうか?それとも矢張り関係ありませんか? 名前は銀河鉄道繋がりでも別物でしょうか? 古い漫画では、あの妖怪人間ベムを観て気に入った為、銀河鉄道999辺りも見れば楽しめるかなと頭の中で適当に色々想像して検討中なまでですが。 ただ、あの漫画は何だか渋そうですね。面白いのでしょうか。 SF、ファンタジー、(時代劇等の類を覗く)勧善懲悪ものは私は基本好きですが。 ところで、詳細質問を僅かばかり宜しいでしょうか? あの謎の美女メーテルは、主人公の星野鉄郎の母親と風貌と似ているとか書かれていますが、メーテルの正体とは一体何者でしょうか? 母の生まれ変わりの天使か女神か何でしょうか。 銀河鉄道999では、一つの星を制覇して敵を倒す度に、仲間が次々と死んで行くと聞きますが、 まさか生き残るのは何だかんだ言って主人公とメーテルぐらいとかってシチュエーションではないでしょうね?そうであれば、洋画パニックのアクションやホラーと似てますが。 では、こんな私に御勧めかどうか御願いします。 新しい漫画・アニメでは、「苺ましまろ」とか「英国恋物語エマ」、「ドラゴンクエスト」(これは比較的古いですね)、「あずまんが大王」、「らきすた」、「おジャ魔女どれみシリーズ」、「デジキャラットシリーズ」、「ぴたテン」、「ぬーべー」、「あさりちゃん」、ジブリ、世界名作劇場等が好きです。 残酷過ぎるものも、ほのぼのとし過ぎてヘボいのも苦手ですが、 多少残酷でも勧善懲悪ものや冒険ファンタジー、ほのぼのとして可愛らしいものも気休めに見るのは好きです。 好きな作家は、村上春樹、安部公房、筒井康隆、星新一、小松左京、橋本治、江国香織、遠藤周作、ゲーテ、ドストエフスキー等です。 好きなジャーナリストは立花隆です。

  • 宮沢賢治さんに詳しい方!教えて! 月 サンタマリア etc...

    オツベルと像 と シグナルとシグナレス で 月を サンタマリア と呼んでいますが、 月を サンタマリア と呼ぶのは何か元ネタのようなものはあるのでしょうか??? ネットで調べようとするとユースケ・サンタマリアばっかり出てきてうまく調べれません。。。助けて~ どなたか知っている方お願いします。 あと 銀河鉄道 という発想は宮沢賢治さんがオリジナルと思ってよいのでしょうか??? つまり 銀河鉄道999 は 銀河鉄道の夜 からヒントを得ていると思って良い? あと オツベルと像 の最後と 風の谷のナウシカ の最後はなんとなく似ている感じがしますが、これも宮崎駿さんは オツベルと像 からヒントを得たと考えて良いでしょうか?(まあこれはこじつけかもしれない。というか宮崎駿さん本人にしか分からん質問ですね。オツベルと像 よりも前にこれに似たようなものがあったら知りたいです。外国のものでもよいので)

専門家に質問してみよう