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江戸川乱歩の「暗号記法の種類」についての質問
主に暗号の「寓意法」や「置換法・媒体法」の件で質問です。 江戸川乱歩の「続・幻影城」に載っている「暗号記法の種類」を読んでみましたが、その中にある「寓意法」ってのが、よく分からないのです。これってどういう暗号なんですか。 とりあえず十一例あるうちの一つである「黄金虫」(エドガー・アラン・ポー)を読書してみたものの、薄っすら分かりそうにはなりましたが、やっぱり『うん? つまり寓意法って何?』という始末です。 つまり「解法がフニャフニャでしっかりしていない暗号」なのか「自分一人にしか通じない暗号」なのか分からないのです。それとも両方の解釈のどちらもが間違ってるのでしょうか? う~ん…… それに「黄金虫」でウィリアム・ルグラン君は「低能な人間の知能や心理に合わせた推論」で見事に謎解きしてみせてますが、こんなのどうやって解けばいいんでしょう? こういうのを紐解く秘訣って何でしょうね? 「暗号記法の種類」に話を戻しますが「置換法」と「媒体法」の違いも不明瞭です。特に置換法の中にある「窓板法」と媒体法との差が理解できません。この「置換法と媒体法の違い」とは何なのでしょうか? あと寓意法についてなんですけど、この暗号を作成する時のコツを教えてくれませんか? このタイプの暗号を作ってみようかと思っているのですけれど、頭が固いせいか、どうにもこうにも一歩踏み出すことすら叶わないのですよ(寓意法がどんな暗号なのかハッキリ分かってないくせに〔笑〕)。 だから皆さんの知恵でわたくしの石頭を溶かしてほしいのです! ……いや、頭が溶けそうになってるってことは、暑さでボーッとしている訳だから余計不味いのですよね(笑)。えっと、柔らかくして下さいませ。 ちなみに「黄金虫」の感想も、無理して答えなくて良いのですが、皆さんからの忌憚のない評価を聞いてみたいです。私にはいまいちパッとしない作品でしたので(汗)。もう一度いいますが、書きたくないなら書かなくても構いません。 質問を整理しましょう。このどれか一つしか回答をしないというのでもOKであります! ◆質問1.寓意法という暗号は何なのか? ◆質問2.寓意法暗号を解くための神髄とは? ◆質問3.置換法と媒体法の差異は? 特に窓板法を重点に置いた説明を所望 ◆質問4.寓意法を利用した暗号作成のコツ ◆質問5.皆さんの「黄金虫」の感想(注:無理はしなくて良し) 回答を心よりお待ちしております。
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1について 乱歩の類別トリック集成を読んだことがないので、よくわからないんですが、寓意法暗号ならわかります。 乱歩の最高傑作「孤島の鬼」に登場する謎の言葉ですね。この作品はとにかく面白いのでぜひ読みましょう。 「金田一少年の事件簿」あたりにもよく出ていたと思いますが、宝の場所を示す謎の呪文みたいなものです。 その言葉を都合よく解釈すると、ズバリお宝にありつけるような文章。 文章自体は禍々しい呪いの文だったり、全く意味不明の文言だったりするのですが、名探偵にかかると鮮やかに解釈されてしまうのです。 まぁも言われてみればそうかもね、といった調子で暗号と言えるのかは疑問ですね。 暗号というよりも見立てみたいなものです。 2と4について まぁ、それ一つで短編ミステリーが一つ出来るくらいなものですから、柔軟な発想力、ウィット、博学的知識・・・・といったものが必要でしょう。 3について 半分くらいは判る気がしますが、曖昧なので別な方に解説願いたいです。 5について 忘れました。多分、面白くなかったでしょう。「黒猫」の方が覚えてますもの。
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お礼
早速の回答、ありがとうございます。 >乱歩の最高傑作「孤島の鬼」に登場する謎の言葉ですね。 ほう、最高傑作とな? 長編小説だからすぐに読了できそうにないのですが、面白そうなので近々読んでみることにします。寓意法暗号があるようですしね。 >「金田一少年の事件簿」あたりにもよく出ていたと思いますが、 ……あ~、そういえばありましたねえ。「金田一少年の殺人」の後半部分とか、モロに寓意法ティック。 >その言葉を都合よく解釈すると、ズバリお宝にありつけるような文章。 >言われてみればそうかもね、といった調子で暗号と言えるのかは疑問ですね。 >暗号というよりも見立てみたいなものです。 これを読んだあとにもちょっと考えてみたんですが。神がかり的なその場しのぎ、曖昧なソックリさと仮定の決め付け、名探偵ではない私達が誤読をせずに正解へ辿り着けるか怪しい代物。 ……こうして改めて見ると無茶苦茶だらけっスね(笑)。でも、その無茶苦茶が味わい深さを醸し出しているかのような気がしなくもありません。 >柔軟な発想力、ウィット、博学的知識・・・・といったものが必要でしょう。 ですよね~~~! ちょっとやそっとでは太刀打ちできない大人の遊び、それが寓意法なのかもしれませんっ!(決めつけ)。 >「黒猫」の方が覚えてますもの。 じ、実は「黒猫」も「黄金虫」も、新潮文庫の「黒猫・黄金虫」(訳・佐々木直次郎)で一度読んだことがあるのですよ。が、すっかり内容を忘れてしまっていたのです。 なので「黄金虫」の読書は今回で2回目なんですが、初めて読むような気持ちで読了を迎えた訳でして、えーと、だからつまり、黒猫のほうも、その…… どうもすみませんでした!(えっ?)。