• ベストアンサー

フィリップ・K・ディックの短編で・・

フィリップ・K・ディックの短編だったと思いますが、タイトル及び収録本を失念してしまいました。 ある男が昔、カエルみたいな小さな宇宙人を助けた。 宇宙人は侵略者だったが、男が存命中は地球を侵略することを中止していた。 男は今、死の床にあり、地球侵略軍が地球に近づきつつある・・・みたいな感じの話だったと思うのですが、一体、この話は何という話だったのでしょう。 心当たりのある方教えてください。

  • jasko
  • お礼率98% (578/584)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

未訳作品ではありませんよね? フィリップ・K・ディックの翻訳短編は全部持っているのですが、おそらくその記憶は(本に関しては実によくあることですが)微妙に変形しているのではないでしょうか。 「消耗員」という短編(ハヤカワ文庫ディック傑作選1『パーキー・パットの日々』所収)では、蟻や蛾が自分を襲おうとしていることに気づいた主人公が、クモのコンタクトによって、昆虫たちが地球の先住民で、人間が侵略者であることを知ります。昆虫対人間の戦争の末期、人間はクモを育種して、昆虫の繁殖を防がせた。昆虫がふたたび地球を自分たちの手に取り戻そうとしているいま、クモは、小鳥やカエルとも共闘して、人間と一緒に闘おうとしている。圧倒的な数の蟻を前にして、危機に陥っている主人公が、君たちはほんとうに自分を救えるのか、と聞いたのに対し、クモは人類という種を救おうとしているのであってあなた個人ではない、と答える、という最後の皮肉が効いた話。 > 小さな宇宙人 というのは、なんとなく地球侵略を企てる間抜けなフヌール人を思わせます。フヌール人は60センチほどで人間になりすまそうとしている。おバカで笑える話です。「フヌールとの戦い」は『まだ人間じゃない』(ハヤカワ文庫ディック傑作選4)に所収されています。 あと、カエルが出て来るものといったら、ゼノンのパラドックスをカエルで実験しようとする『不屈の蛙』があります。これは新潮文庫から出ている『模造記憶』所収。たぶん、これはちがうでしょうが、わたしが好きな短編なので(笑) 未訳作品でしたら、わかりません。

jasko
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 いろいろ探してみて、やっとわかりました。 なんのことはない。「追憶売ります」でした。 どこが、どうなってカエル宇宙人になってしまったのか、自分の記憶が信じられなくなりました。(リコール社の陰謀か?) お騒がせして申し訳ありません。「不屈の蛙」と混ざってしまったのですね。「模造記憶」(新潮文庫)が正解でした。

関連するQ&A

  • 昔の短編小説の作者と題名が分かれば...

    30年近く前に読んだ短編小説です。作者と題名が分かれば教えてください。 1.男女3~4人で車に乗っている。 土砂降りの中、渋滞にはまり男が1人様子を見に外へ出ていったきり行方不明になる。 1年後、偶然同じ場所でその男以外のメンバーが同じように土砂降りのなか渋滞にはまる。 そうこうしているといきなりドアが開いて行方不明だった男がついさっき出て行ったかのように戻ってくる... 2.ある男の頭の中に宇宙人の声が聞こえ始める。 その声の主は、悪い宇宙人を追って地球に来たとのこと。悪い宇宙人に乗っ取られた人を殺さなければ人類が危なくなるので、彼らを殺すのを手伝って欲しいと頼まれる。 なんだかんだで怖がりつつも何人か殺して人類を救ったはずだが、警察に捕まるか撃たれたかする最後の場面で、自分は正しいことをしたんだよねと声に聞くけどもうなんの声もしなくなっていた... 以上、2篇です。下手なあらすじですみません。細部はあやふやですが大雑把にはこんな話でした。 日本人作家ではあると思います。都筑道夫か小松左京のような気がするのですが、思い違いかもしれません。 その作家の短編集に収録されていたものを読みました。(複数作家のアンソロジーではなかったと思います。) ご存知の方がおられれば、と思いまして質問しました。

  • 筒井康隆さんの短編だったと思うのですが…。

    記憶が定かではなく、確か、筒井康隆さんの短編だったと思うのですが、「男が互いの家に立て篭もり、相手の家族を人質に取る」という話を探しています。 題名と、収録されている文庫本の名前を知っていう方はおりませんでしょうか?

  • 村上春樹の短編小説の名が思い出せません

    質問1 数年前に学校で読まされた村上春樹の短編小説が気に入ったのですが題名を忘れてしまいました。 内容はカップルが車内で過去の彼女の恋人?の話をしている。過去の男をスパナで殴ったような記述があった気がします。日産かどこかのスカイなんたらという車の記述もありました。男は彼女に自分もスパナで殴られないかと考えていたと思います。 ・この短編の題名を教えてください。またできればこの短編が収録されてる本の題名も教えてくださるとうれしいです。 質問2 ・お勧めの村上春樹短編集を教えてください。 質問1と2のどちらかだけでも構いません。よろしくお願いします。

  • 短編小説の作者とタイトル

    今から10年ほど前に読んだ短編なのですが作者と収録されてる本のタイトルをご存知の方がいれば教えて下さい。 質問の性質上探している短編のオチをネタバレしてしまうことになるのはご了承下さい。 内容: ・殺人事件がおきる ・ハードボイルド調の語り口で主人公の探偵(か刑事)の一人語りで話が進む ・被害者は長い航海を終えて港に帰って来たばかりの船長 ・小松左京の作品だったような…(自信なし) (以下オチ) ・当初はハードボイルド小説の語り口だが解決編辺りから主人公の口からSF用語が飛び出しまくる ・実は船長とは「宇宙船」の船長であり、殺人のトリックもSFネタを用いたものであった ・最後は主人公が宇宙船の窓から宇宙空間を物憂げに眺めてフェードアウト ご存知の方、回答よろしくお願いします。

  • フィリップ・K・ディックのお勧め作品を教えてください。

    フィリップ・K・ディックのお勧め作品を教えてください。 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『ユービック』『流れよわが涙、と警官は言った』『マイノリティ・リポート』は読みました。それ以外でお勧めを教えてください。 それ以外のSF作家でお勧めも教えてください。 アーサー・C・クラーク、アシモフ、ハインライン、ブラッドベリ、ウィリアム・ギブスン、ブルース・スターリングは経験済みです。 日本のSF作家でもいいです。小松左京と貴志祐介は少しだけ読みました。

  • 本の題名が分かりません

    文庫本で2冊、題名の分からない本があります。SFの短編がいくつか収録されているスタイルの本で、宇宙やロボットなどの未来の話がたくさん書かれていたと思います。一つは捨てられた機械(ロボット?)が年月を経て沼の主になるという話が載っている本で、もう一つは地球で育った少年が月に転校したとたんにスーパーマンになるという話が載っている本です。 もし分かりましたら教えてください。よろしくお願いします。

  • もし宇宙人がいて地球にやってきたとしたら、友好的でしょうか?

    一昔前のSF映画では、未知との遭遇とかETとか、友好的な宇宙人を描くものが多かったのに比べ、近年では侵略者として描かれることが多いような気がします。 現実的かどうかは別にして、もしも宇宙人が地球を訪れることがあったら、それは友好関係を求めてくると思いますか? それとも、侵略目的だと思いますか? 私が以前何かで読んだ話では、はるばる何光年もの旅をしてやってくる宇宙人がいるならば、すごく科学技術が進んでるわけだから野蛮人のはずがない、従って友好的であろうという推論でした。 一方わが地球上では、異文化の接触は、黒船にしろ、ピサロのインカ征服にしろ武力や威嚇を伴うことが多いので、宇宙人がやってくるとしても、やはり侵略目的の可能性もあるような気もします。 でも、これは罪深い地球人だけの論理かも… 皆さんはどちらの可能性が高いと思いますか? なお、宇宙人などいない、あるいは、いても地球までやってこないというご意見もあろうかと思いますが、ここではやってきたと仮定してのご意見に限らせて頂きます。

  • フィリップ・K・ディックの与えた影響

    フィリップ・K・ディックに影響を受けたアーティストなど、御存知でしたら教えて下さい。宜しくお願い致します。

  • 「時は乱れて」フィリップ・K・ディック

    フィリップ・K・ディックの「時は乱れて」という本が欲しいのです。 サンリオ出版から出ていたのですが、廃刊です。 どのようにすれば探せるのでしょうか? 貸していただくのでも良いのです。 お知恵を貸していただきたく、よろしくお願い致します。

  • 捜査隊や警備隊がどうして…。

    「ウルトラマン」の科特隊は、「科学特別捜査隊」ですよね。国際警察の中の、異常現象に関する捜査を担当する部署です。 「ウルトラセブン」のウルトラ警備隊は、地球防衛軍極東支部の一部署です。宇宙人の侵略を「警備」するための部隊です。  つまり、飽くまで「捜査」や「警備」を担当するのみであり、怪獣の出現や宇宙人の侵略を察知したら、本格的に軍隊が出動して敵と戦う…そういうシステムであるはずです。  ところが、怪獣や宇宙人が出現すると、いつも科特隊やU警備隊が先頭に立って戦い、その後マンやセブンが現れて怪獣を倒します。  いったい、地球防衛軍なりなんなりの主力部隊はいつも何をしているのでしょう?