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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:ヘーゲルは国家を本気で神格化したのでしょうか?)

ヘーゲルの国家神格化とは?

old_shoの回答

  • old_sho
  • ベストアンサー率38% (20/52)
回答No.2

ヘーゲルの国家論を語るなどとてもできません、具体的にどう言っているかを示せませんが、ちょっと一言。 ヘーゲルをキモいと見るのは、同感です。しかし、 >「ヘーゲルは自説には何の疑問も抱かず、こういう思想を展開し続けた」 という見方は、まずいと思います。彼の論理は、現状の肯定とも読むことが出来るとしても、現状の否定をしないと見るのは、片手落ちで、皮相ではないか、と思います。 ヘーゲルの言う「個々人の最高の義務は国家の成員であること」を、国家=暴力装置論で返して、通じる者も居るとしても、それでは済まないのではないか。最近のように、他民族をけなし、「アホー」と言い、更には「殺せ」と叫んでデモをするような人々が登場する日本では、ことに。 「神格化」という側面は、日本で言えば「天皇」が神に祭り上げられた話になるわけですが、キリスト教の神は、イエスが現人神だったという形になるとしても、民族主義の象徴とは趣が異なりますね。天皇を神に祭り上げて、自分たち、軍人・官僚は神の意向だと言って好きにしたわけですが、ヘーゲルの神は自らが築き上げた「理性的」神ですから、非合理性をそのままに認めるものではなかっただろうと思います。 ちょうど日本では、国家官僚と政治家がぐるになって、自分たちの秘密を探ぐり、それを人々に知らせるということに厳罰を科すという法律を成立させようとしていますね。国家官僚たちが自分の裁量で指定した秘密情報を、市民が取得しようとすることも処罰の対象とする。あるいは、アメリカ軍がテロリストと認定したら、いつでも殺して構わないとテレビゲームのように無人機で人殺しをやるのも「許される」のですね。両者どちらも彼らの言い分は一つ、「お国のため」ですね。こういう側面は、「法律は守らなければないけない」という染みついた、あるいは染みつけられたモノ「規範・当為・etc」が、人間の社会生活で必要ということと不可分に結びついているでしょう。それは、官僚・政治家・軍人側においてだけではなく、選挙民の側も何らかの合理化をして己のモノとして受け入れたということでもあるのですね。こういった一種矛盾的事態を理性的に把握してみせることこそ、ヘーゲルの得意なのではないか、と思います。つまり単純に一方のみを見るという思想の持ち主ではなかった、と思います。

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