• ベストアンサー

調査。各グループの代表の決め方。

stomachmanの回答

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.9

ANo.8へのコメントについてです。 > 「優勢」は漠然としていますが、それが言わんとするところの判定は統計学的にどのように成されるのかということです。  「優勢」がどんな定義・判定法をもっていようとも、それがラベルである限りは、判定を行う手間を掛ける必要がありません。なぜなら、既に述べた通り、ラベルの付け方にいくら凝ってみても全くのナンセンスだからです。(ラベルの話はこれで終わり。)  要するに意味があるのは、クラスターのデータ(ラベルではなくその実体)を何にどう使うか、ただそれだけです。  さて、「データに基づいて『言わんとするところ』」というものが、たとえば「純血・混血」論議だったとすると、ミトコンドリアDNAを調べた段階で既に木に縁って魚を求むという状況であり、他にもっと重要なデータがあるというのでもない限り、そんなもん落第だろう。これも既に申し上げました。  ともかく、得られているデータについて何か話を続けようとするのなら、もっと別の、適切な「言わんとするところ」、すなわち検討すべき仮説を考案する必要があります。仮説を検討するための方法は何も統計学だけじゃありませんが、少なくとも、その仮説が数学の意味での命題に洗練されるまでは、統計学にも数学にも出番がありません。  じゃあどうやって仮説を考案するか。(これは、大した話にはなりませんけれども。)手元にあるデータだけでなく、関連する資料・文献が利用できるのであれば、そちらから仮説を考案しようとするのが普通のアプローチでしょう。さもないと、統計学的に有意だと言えたとしても、それで話がオシマイになるような、ツマラン仮説しか出てこないでしょうから。(もちろん、ご質問の分野でその作業がどのようになされるかについては、語るべきことを持っておりません。ですから、オマエが面白い仮説を考案しろとお求めなら、そりゃ無理です。)  一方、特に他の知識によらずにデータばかりをたよりにして仮説を考案するための手法としては、たとえば、クラスターであればクラスター間の距離が定義されていますから、この距離をユークリッド距離でできるだけ再現するようにクラスターを2次元あるいは3次元空間に配置して、グラフィック表示してみる、ということはよく行われます。デンドログラムを見ているよりも、相互の関係が直感的に把握しやすくなり、何かアイデアが出る切っ掛けになるんじゃないか、という手法ですね。   > 質問者の曖昧さを拒絶し続けられても困るのです。  いやいや、「質問者の曖昧さを拒絶し続け」ているわけじゃありません。それどころか、ご質問の意図や本のロジックを推察しようと、いささか度を越すぐらい努めた積もりですよ? ただ、繰り返し同じ質問をなさる。すると当然、答も同じであるしかない。それだけのことなんですから、変に勘ぐらないで下さいよ~

thegenus
質問者

お礼

科学リテラシーですね。あくまでも、仮説です、という。 この本では仮説という言葉ではなくて「系統図をよーく見ると」なんですよ。 ナンセンスと言われても、よーく見ているその時点で、筆者が筆者のセンスを働かせているのですから、センスはあるんじゃないでしょうか。 ご指摘のように、方法論の問題ですね。しかし単純に規模も小さいですしね。それでいてせっかちな感じで、つまみ食い的に地理を広げるのは生物がらみのフィールド調査の悪習慣だと思いますね。斉一性というのですか、何もかもそれで了解させてしまうような、聞き手の聞き分けの良さ頼みというか、内輪ネタ的というか。権威だろうが独裁者だろうがいかなる類の人のご高説を享受したとしても、他人の自己満足に便乗する願望は私にはありませんからね。山っ気しか感じられません。 私が問題にしているのは、反証可能性というよりも仮説を発表者自身が検証された可能性ですかね。この仮説はいけると思えたのでしょうからね。自分の勘を信じているというだけでは……次回の調査は保障されるんでしょうか。そのたびに事実がひっくりかえったりしたらどう責任取るんでしょう。もう故人ではありますがね。 私には本件はいわば出来レースに見えますね。 統計学が用いられていないのであれば、そのまんまにすぎませんよね?その人らがそうでしたという。

thegenus
質問者

補足

stomachmanさんには大変お世話になっております。サイトであなたのような方に出会えるのは本当になんと表現すればいいのでしょうか、感動的な体験です。 ただ私としては感謝するのが唯一の目的ではありませんので、感謝一辺倒の投稿が出来ません。非常に感謝感心しているのは事実なのでご理解下さい。重ねてご回答、ありがとうございます。 >『要するに意味があるのは、クラスターのデータ(ラベルではなくその実体)を何にどう使うか、ただそれだけです。』 単なる無意味の「ラベルである限りは、」そうなのですが、意味を持っている単語であり、その意味によって結論・考察を形成しているのです。データを何に使うかというその第一段が、優勢のものを決めるのに使われた訳ですよね。むしろ天然の生データはその時点で色づけ・加工されて、次の段階のための人工的な材料になっています。 >『さもないと、統計学的に有意だと言えたとしても、それで話がオシマイになるような、ツマラン仮説しか出てこないでしょうから。(もちろん、ご質問の分野でその作業がどのようになされるかについては、語るべきことを持っておりません。ですから、オマエが面白い仮説を考案しろとお求めなら、そりゃ無理です。)』 そこが私の質問の本願です。ただし「この分野」での作業をお聞きしているのではありません。また、考案していただいても有り難いのですが、分野を問わずご存知ありませんか、なんとなくでもいいし、想像で概説してもらえれば助かります。念押しさせて頂きますが、この分野に限定しておりません。 仮説の設定には関心がなかったのですが、結局のところ、(私は)意味を有している(と思う)クラスター名を割り振る、優勢者の判定作業自体が、統計学ではなくて、仮説であった、ということになりますでしょうか。 つまり、この研究や、似たような研究であれば、まるで、統計学的ではない、というのが正体になるように思います。単にサンプルを集めて数を数えただけ。しいて言えば、統計学の欠如した生物学・人類学の学説。 回答者さんには実際の読書をしていただけたらなと思いつつ、本書から引用します。 (本書p105) >『先に述べたように、日本人の機嫌については三つの主要な仮説――混血説、転換説、置換説――が提唱されている。ミトコンドリアDNAの塩基配列の多様性のパターンから、これらの仮説を検証してみよう。』 (本書p106)(中略) >『さらに、系統樹のクラスターの分析からは、中国人や韓国人の特異性を示すクラスターには、本土日本人の50%が含まれるが、アイヌや琉球人では平均すると19%しか入らないことが示された。これらの結果は、本土日本人のミトコンドリアDNAには大陸に由来する割合がかなり大きいことを示している。  これは弥生時代以降の渡来人によってもたらされたと考えるのが自然であろう。(以下割愛)』 この「クラスター分析」というのがどこからどこまでを指しているのか分りませんが、クラスター名を名づけた時点で(その後は単に割合を算数しただけですので、)結論は決まっています。 ★樹形図が出来た後におけるクラスター分析というのは、絵画鑑賞と同じ次元の作業なのですか?そうなると、科学というより美術文芸になって、権威の勝手になりますよね。決して個人の気まぐれの影響を受けないという科学の真髄の欠如している研究モドキが説得力も魅力もある最新科学として社会的評価を獲得するのは破廉恥な事件です。 適当な詭弁用語を思い出せませんが(論点先取?)、これは、できレース的研究じゃありませんかね。私にとってはそう見えます。統計学でも生物学でもいいのですが、クラスター名選び(=優勢選び)が科学的に一般性のある機械的手法で処理されたものでなければ。そういう代物を科学として受け入れるほど、自然科学が間口を広げて、はしたくなる必要はないと思います。 (No.9) >『すると当然、答も同じであるしかない。それだけのことなんですから、』 恐縮しております。

関連するQ&A

  • 琉球文化とアイヌ文化の違いはどこにあったのでしょうか?

    北海道も沖縄も、元々は日本ではありませんでした。 共に日本に吸収された本土とは異なる民族という特徴を有しますが、北海道と沖縄には根本的に異なるものがある気がします。 まず、沖縄の方言である沖縄弁は琉球語をほぼ引き継いだ形となっています。沖縄の風習も琉球王国時代の風習が色濃く残っており、食文化などに流暢に現れています。このように、沖縄の文化には琉球王国時代の名残が大きく残っていると思います。 ですが、逆に北海道の方言はアイヌ語を引き継いでいるわけではありません。本土から移住してきた和人の言語を引き継いでいるために、他の地域と比べて特異性がある方言というわけでもありません。これは風習や文化でも同じです。沖縄の文化がネイティブから引き継いだものであるのに対し、北海道の文化はネイティブから引き継いできたものではありません。 この違いは一体何なのでしょうか? また、北海道民には混血を含めてアイヌはそんなにいないように感じられます。逆に沖縄県民における琉球人の割合は大半を占めるように感じられます。 この違いは何でしょうか?それとも私の気のせいですか?

  • 中国が過去の日本のアイヌや琉球政策に学べない理由

    独立を認めない方向で動くにしても動き方というものがあると思います。 日本の琉球やアイヌ対策、占領地の諸民族に対する皇民化政策のような平和で健全で平等な同化政策があるということが中国では知られていないのでしょうか。 世界史の授業が日本では必須でありますが、中国では時刻の歴史こそが世界一であり他国の技術や手法は劣ったものと考えられているのでしょうか? チベット対策で中国が人権重視でかつ独立を認めずかつチベットと今後も仲良くやっていくというような行動に出ない理由を教えてください。

  • どうして中国は日本の少数民族政策を見習わない

    日本ではアイヌや琉球民族の文化や人権は保護されていますし、 彼らが望めば彼らの言葉で高等教育を受けることすら可能です。 集会や言論自由が法律によって保障され運用もそのとおりである日本において、 戦後何十年もたちましたがアイヌや元琉球のひとたちが日本政府に対して不満を漏らしたことは一度だってありません。 デモも一度も起きたことがありません。 アジアで最も成功しているのではないでしょうか。 中国が中華思想を改め、 たとえ日本そのものは嫌いなままだったとしても、優れたところだけは認める、見習うのはいつごろになりますか?

  • 琉球民族は存在しますか?

    ニュースで、国連のB規約人権委員会が「琉球民族」を日本の先住民族と認め「アイヌ民族」と共に必要な措置を取るよう日本政府に勧告して来たそうです。 それで質問なんですが、「琉球民族」とは存在するのでしょうか? 私自身も良く分からないのでお願いします。

  • 「アイヌ民族」は存在しないので「アイヌ差別」も存在しないのでは?

    「アイヌ民族」は存在しないので「アイヌ差別」も存在しないのでは? 日本は単一民族国家です。 以前、「北海道ウタリ協会」が「北海道アイヌ協会」に改名して、 少しだけ話題になりましたが、現在日本には「アイヌ民族」なる 民族は存在していなく、この団体とはアイヌ民族の子孫の人達による 趣味のサークルの様なものらしいです。 なお、ここでは詳しく書きませんが、この団体に所属していると 生活上の色々な特典を受けられる制度もあるみたいです。 彼らは日常生活においては、日本語を話し日本食を食べて、日本の 学校を卒業した完全なる「日本人」と言えます。 ちなみに私は札幌市の者です。 この「アイヌ民族」存在に対し、道外の方々はまるで在日韓国人の ような存在に考えているような節を感じますが、何か違うような気が します。 アイヌは主に白老・平取・阿寒等に古くからの集落を有しておりますが、 それは大阪市における鶴橋の韓国人街のような地域とはちょっと違います。 ちなみに札幌市に「アイヌ居住区」はありません。 (聞いた事ないので多分無いでしょう) あと、私は札幌生まれ札幌育ちですが、アイヌだと言う人を見た事が ありません。 また、「アイヌ差別」というものも存在しません。 例えば、知り合いが「実は俺…韓国人なんだ」と言うのと 「実は俺…アイヌなんだ」と言うのでは受け止め方が全く異なります。 「韓国人」である事に対しては色々と思う事もあるかと思われますが、 アイヌにである事をカミングアウトしても特に何も無いでしょう。 アイヌは徒党を組んで悪行を働いたりはしませんし、 パチンコ屋等の一部の産業を牛耳っていたりもしません。 ですから、むやみやたらにアイヌに対して、「かわいそうな民族」として 見るべきではありません。 仮に学校や職場で「アイヌに対する差別がある」と言う人がいれば、 それはその人がアイヌである事以外の問題であると考えられるため、 それは民族問題ではなく、別次元として教育問題・労働問題として 考えるべきでしょう。 アイヌ語を日常的に流暢に話す事の出来るactive speaker は絶滅しました。 したがって、この日本には「アイヌ民族」は存在していないというのが私の 見解です。 アイヌ民族はウィルタ民族同様、既に絶滅した民族だと言えるでしょう。 「アイヌ民族」なる民族は存在しません。 ゆえに「アイヌ差別」もありません。 異論はありますか?

  • アイヌ民族と琉球人

    私は北海道に住んでいます。琉球人(沖縄県人)とアイヌ民族はそっくりだと思います。この日本列島で北と南でその中間はみんな同じですが、そのルーツを知りたいのです。

  • 朝鮮民族について

    大和民族は主に渡来系と原住民の混血によって形成された言いますが、歴史的経緯や地理的な要素を考えると、朝鮮民族についても蒙古系やツングース系や中国系(中国も混血が多いですが…)との混血が考えられるんですが、 ①朝鮮民族はどのような過程(混血の経緯)で形成されたか? ②朝鮮民族が最も強い影響を受けた民族はどの民族か? ③南北朝鮮国内における朝鮮民族の地域的多様性はどのようか?(日本を例にすると、近畿地方に渡来系要素が強く、沖縄に原住民系要素が強い、という感じで) の3点について、存じている人がいたら教えて下さい!!

  • 沖縄と琉球民族について。

    現在、日本(沖縄)に住む琉球民族の人口を教えてください。 「沖縄に住む人」=「琉球人」なのでしょうか? それともこれらの定義は全く別のものですか? 例えば北海道に住む人が全員アイヌ人ではありませんよね? それと同じように、沖縄に生まれ育ったからといって、琉球人とは限らないのか、それとも沖縄の人(沖縄出身の人)はみんな琉球人なのでしょうか? また、沖縄の人=琉球人でない場合、現在琉球人は沖縄人口の何割を占めるのか教えてください。

  • 『日本人のルーツ』科学の表現と解釈の正確さ。

    (宝来聡著『DNA人類進化学』岩波書店の7ページ目より>『引用』) >『、いま、ミトコンドリアDNAの塩基配列をヒトとチンパンジーで比較すると、約九%ほど異なっていることが知られている。ところが、ミトコンドリアではなく核のDNAにおいて、二種間の同じ遺伝子配列を調べると、わずか一%しか相違がない。共通の祖先から分岐した後の時間はミトコンドリアも核も同じであるから、その間に蓄積された塩基置換数はミトコンドリアDNAのほうが核DNAより九倍多いことになる。』(引用終わり) 「塩基置換数が9倍多いこと」になるのですか? また、宝来聡(京大動物学科卒。医学博士)の研究成果の話題から始まる以下のHP(作者は日の丸を否定しているグループ)によると、(『日本人のルーツを探れ』(NHK出版)も参考にしていると思われますが) >『ここ百年あまりで刷り込まれた「単一民族神話」と決別し』 (http://www.ne.jp/asahi/manazasi/ichi/syakai/ikutumono0102.htm) とあるのですが、宝来氏の方は「単一民族でない」などと言っていませんよね。それこそ、その決別が、ここ50年あまりの人らが刷り込みたがっている『神話』であり、現実の科学・国語との決別にすぎませんよね。 「日本人は単一民族である」は神話なのですか?「日本人は他民族である」が科学なのでしょうか?

  • 琉球民族を先住民族と認めないのは

    琉球民族を先住民族であると日本政府が認めないのは中国を意識しての事ですか?