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大昔 貿易 通訳

fumkumの回答

  • fumkum
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回答No.5

隣国同士は自然に繋がりができ、人の移住もあり(今よりも国境の意識が薄い)、規模の大小は問わず日常的な交易がおこなわれ、言語もそのような中で自然に両国語を話す人間が出てきます。また、中国・朝鮮半島にみられるように政治的な混乱・内乱・戦乱・異民族の侵入などにより大量の難民や政治亡命がおこったりたりします。さらに秦氏・東漢氏・西漢氏などのように平和的な?移住もあります。このような人々やその子孫が通訳になっている例が見られます。 未知の言語に会った場合は手振り身振りから入るでしょうが、人間により他言語の習得に驚異的な能力を持つものも少なくありません。必要は発明に母と言いますが、必要は言語の習得の母でもあります。交易に必要と思えば全ての人ではありませんが容易に多言語を習得する人間は出て来ると思います。 なお、大航海時代を含めてですが、通訳の通訳の通訳という方法がありますし、用例も多くあります。例えば、日本人がカンボジアの人と意志を通じ合わせるために、日本語を中国語に通訳する人間がいて、次に中国語をベトナム語に通訳する人間がいて、さらにベトナム語からカンボジア語に通訳する人がいて、やっと日本語からカンボジア語に話が通じるとする方法です。通訳が4人までの例は知っていますが、陸路を行くような場合は当然としても、陸伝いに航行することが多かった古代に海上交易などの交流にも利用されました。 ただ、遠隔地の交易は思いのほかに古くからあり、メソポタミアとインダスとの交易は古い例で、海上交易であったようですし、相当長期にわたり交易は続けられたようですので、相互に両言語通じる人間は育って行ったと思います。 さらに大航海時代ですが、中国からアラビア半島までの海上交易網は大航海時代以前から存在し、スペインなどのヨーロッパ人の交易はこの従来の海上交易網を利用した面もあります。沖縄が万国津梁として中間貿易の地として日本・中国・朝鮮と南洋諸国と交易を通して結びつけた時代も、大航海時代以前の時期です。この中では中国に近い地域では中国語(筆談を含めて)が共通語の役割を果たすことがありました。陸路のシルクロードの西域やペルシャを中心とする地域ではペルシャ語が共通語でした。西域の場合もう一言語、ソグド語が共通語でした。その後ウイグル語が取って代わったと思います。現在の英語のような世界的な共通語?はありませんでしたが、地域の共通語は存在しましたので、それを利用する方法もありました。ヨーロッパ諸国の共通語は長くラテン語でしたし、イスラム成立後はコーランの理解のために(コーランがアラビア語以外の翻訳を禁じているため)アラビア語が普及し、イスラム世界の共通語となっている。 余談になりますが現代中国が簡体字を制定・普及させたために、東アジア世界を中心とする地域の筆談という意思伝達機能が失われたことは大変残念なことです。台湾では従来の繁体字を使用していますので、筆談は可能で、利用することはあります。(中国の変化以外に当然のことですが、東アジア各国が韓国のハングルの普及のように自国言語の普及を促進させ、漢字離れが起こっていることもありますが。) 鞍作福利(飛鳥時代の通訳) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9E%8D%E4%BD%9C%E7%A6%8F%E5%88%A9 ソグド語 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%82%B0%E3%83%89%E8%AA%9E ラテン語 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%86%E3%83%B3%E8%AA%9E アラビア語 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E8%AA%9E 以上、参考まで。

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