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自由貿易と保護貿易
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自由貿易と保護貿易を使い分けることは出来ません。 現在149カ国(2005年11月)が参加し、その他多くの国がオブザーバを送っているWTOは1995年まで続いたガット体制を引き継いで強化した世界的な機関(単なる協定ではない)です。 WTOは自由貿易を前提としていますが加盟国がある産品について自由化により自国の同じ産品が大きな被害を蒙ると判断したときは一定期間に限り輸入数量の 規制(禁止ではない)を行うことを認めています。 質問にある「今の国際的なルール」とは何を指すのでしょうか。今のルールがまさにGattを引き継ぎ強化されたWTOだと理解していますが・・・ 詳しくは参考URLやWTOの公式HPを見てください。
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- tiuhti
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既に回答された方とは力点の置き方が違うだけかもしれませんが、 まず、ご存知と思いますが、WTOでも、まだ完全な「自由貿易」が実現している訳ではありません。例えば、日本にはいるコメには高率の関税が掛けられていますし、EUはかなりの額の農業補助金制度を持っています。しかし、「より自由な貿易」共通の大原則なので、補助金削減・関税引き下げの方向に向っています。 WTOの場で交渉する場合、日本のコメのように保護したい分野を持っている国でも、弱い分野の保護ばかりを主張するだけでは、誰も聞いてくれず孤立してしまうので、ある分野では譲り、ある分野では頑張ってみたりして、一番肝腎な分野については自由化をできるだけ先延ばししようとします。そういう状況を、「全体としては自由化促進だが、一部については保護主義的態度もある」とは言えると思います。但し、自国の利益を第一に考えるのは当然としても、妥協しないと先に進まない、という事もたいていの国はわかっていて、これを「経済戦争」と言うには、私は若干抵抗を感じます。 国際ルール(少なくともいわゆる先進国間)は、大雑把に言えば、WTOそのものという事になるので、「加盟国相互間の最恵国待遇・内国民待遇」、「緊急時の一時的なセーフガード発動は認める」、「WTOの勧告に従わない国に対しては、相手国は対抗措置を取れる」といったところでしょうか。当然、どの加盟国もそのルールにほぼ従って行動しています。「保護主義的」といっても、そういうルールの範囲内の話ですね。 >WTOなどの機関の決定が、世界の覇権を握っているのでしょうか?? もし、反WTO運動の見解などを念頭に質問されているのであれば、そういう人達はWTOの決定というよりも、WTOの理念を「自由貿易or経済性(利益と言うべきか?)一辺倒」と考え、それに対して異議を申し立てています。自由化によって危機にさらされる競争力の無い国の農民は勿論の事、環境団体なんかも反対しています。例えば、アメリカ産牛肉の輸入禁止措置を、アメリカがWTOに持ち込んだ場合、日本側不利の結論が出る可能性は結構あったと思います。WTOはそういった「非関税障壁」も取り扱います。日本人にすれば、「科学的根拠があろうがなかろうが、全頭検査された牛肉だけを食べたいんだから、ほっといてくれ」と言いたい所ですが、確かにWTOには、各国の個別の社会事情や考え方を否定する所はあり、そういう「理念」が世界を席巻している、と言えない事もありません。
- jyamamoto
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WTO(世界貿易機関)はあくまで加盟国の行司役にしか過ぎません。加盟国間のトラブルが発生したときに仲裁を委ねる機関ですね。 貿易はある意味、経済戦争のようなものですから、国際ルールはあっても基本は自国の利益を守ることが第一と考えているのが一般的だと思います。 国連と同じように、WTOにあまり過度の期待をしても、究極は失望することになるのではないでしょうか。 やはり、国がしたたかに外交力を持つことの方が大切だと思いますね。
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