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勢力均衡

また質問です。すみません。勢力均衡という言葉がありますが、これは世界の安全のための一つの策ですが、これについて1つ質問があります。 勢力均衡は第一次世界大戦前までの平和にするための方法なので国連のようなものがないのに、どうやってそれを行っていくのでしょうか?

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回答No.2

 勘とフィーリング  今もそうですが、勢力とか国力といったイメージを正確に測る方法はありません。そのため、国境(らしき辺境)の連中が、「最近隣国の連中よく見るな~」とかいうイメージが引き起こす不安や圧迫感が、相手とバランスをとろうという動きにつながります。  当然、正確な分析や理解からではないので、軍備などを強化しても不安は残り、これでもかと強化をエスカレートさせてしまいます。そのため、このまま安定することを納得できない連中が起こした、小さないざこざが拡大して戦争になった例は枚挙にいとまがない。  そこで安全保障策として、互いの手の内を見せ合おうと言い出したのが冷戦後期のアメリカ。これを信頼性醸成と言います。時折、合同演習や軍人の相互訪問が外交課題になるのはそのためです。つまり普段から近所付き合いをしっかりやっておこうということです。  さらに勢力均衡というのは、地政学が第一時世界大戦前後に大流行りした時に、物理学のイメージを地図上で使ってみたものです。つまり国家という一体化された集団が、おしくらまんじゅうをしているといった感じです。  ところが現代のどの国も、内部にはナントカ派とかいって、内と外を見ている連中がバラバラに混在している状態で、現実の理解はあいまいです。というよりも現実が分かり始めているということか。歴史上見ても、国が一体化していたのは、第二次世界大戦終了辺りまで、つまり近代国家の初期だけです。そのため安全保障に関しても、シンガポールがオーストラリアで訓練やったり、日本がアメリカへ出かけていったり、昔では考えられないような状況になってきています。  そして現実を理解しようとする意識が強いのもやはりアメリカ。ですから~リポートとか、~報告書というのが毎年たくさん出てきています。質問者の、「世界」というのはほとんど隣国か、もう一つ向こうの国程度の話。それでも交渉をしないとトラブルが治まらないので、使者を立てて交渉するようにしています。このとき、確かに相手政府からの使者かどうかの証文が、フランスがはじめたと言われるパスポート。  さらに欧州では、当時エリザベス1世を軸とした、積極的な王室外交が行われていました。これがいわば交渉の緩衝装置として働いていたようです。

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  • tanuki4u
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回答No.1

国連って言っても要は 常任理事国+アルファ = G8 の力の保証があってのこと。 典型的な勢力均衡は 1 ウィーン会議 1815年 欧州列強が集まって、ナポレオン後を話し合ったわけですが、これの主題が勢力均衡 議長はメッテルニヒ 2 ベルリン会議 1878年 議長はビスマルク http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E4%BC%9A%E8%AD%B0_(1878%E5%B9%B4) 要は欧州列強が、露土戦争後に関して、露土戦争で直接干戈を交えていない列強が、露土戦争に直接関係するバルカン諸国を参加国としないで、決着を決めた。

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