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この詩をよんでどう思いますか?
この詩をよんでどう思いますか?なんでもいいので感想聞かせてください こおろぎは… こおろぎが こおろぎの歌をうたっている 去年の秋 おととしの秋 百年千年前の秋と おなじふしで わたしはきょうも あたらしい歌をおぼえた ビラビラした服を着て 新人歌手が 黄金時間(ゴールデンタイム)のテレビでうたっていた歌だ でも明日になればすっかり忘れ去っていて 駅への坂道を急ぐ頃には もう 思い出しもしないだろう で おまえ自身の歌は? そう問われるのが一番おそろしい わたしの唇を日々かすめて通りすぎていった歌は どれもこれも 他人の歌 単調なくり返しの 変哲もない歌であるのに はじめて聞くもののように夜更けに冴え返って わたしは 壁の中の声に耳を傾ける こおろぎは こおろぎの歌をうたっている
- ice-last-resort
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- korokoro1980
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〔引用開始〕 詩でも何でもないまことに詰らぬものをいい加減に改行して、詩らしく見せかけようといふ卑しい魂胆 典型的な例を一つあげよう。東京書籍の『新しい国語』六上に出ている『港』である。 港には、きょうも、 魚群探知機のついた 新造船が一せき うかび始めた。 島を空でつなぐ、美しい鉄の橋。 その下をかけ回る、高速モーターボート。 港は、日に日に、 新しいよそおいをまとっていく。 けれども、 波だけは、むかしのままの子もり歌を、 きょうも、歌いつづけている。 ザブラン、ザブラン。 ザブラン、ザブラン。 ああ、 かもめが、ほら、 ゆりかごをゆすっている。 構成は弱くて脆く、イメージはぼやけて濁つている。音の響きは不快だし、言葉づかひはいちいち適切を欠く。まつたく箸にも棒にもかからぬ駄作で、こんな代物にこれ以上つきあつている暇はわたしにはない。 詩は言葉の魔法である。「力をも入れずして天つちを動かす」技術である。 詩で大事なのは理解することではなく陶酔することであり、教材としての詩の最大の意味は、言語の働きの極限のすがたをまのあたりに示すことなのである。 〔引用終り〕 丸谷才一『日本語のために』 ご質問文の「詩」と称するものも、この引用文の詩と少し似ている。やはり「詩でも何でもないまことに詰らぬもの」と評するしかない。
- cyototu
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第二節と三節がくどくて理屈っぽい。そこを落して、後は鑑賞者に委ねる。 こおろぎが こおろぎの歌をうたっている 去年の秋 おととしの秋 百年千年前の秋と おなじふしで 単調なくり返しの 変哲もない歌であるのに はじめて聞くもののように夜更けに冴え返って わたしは 壁の中の声に耳を傾ける こおろぎは こおろぎの歌をうたっている しかし、これだけくどくど言うよりも、思い切って簡潔に表現してみたらどうか。たとえば、 身にかへて秋やかなしきりぎりす今宵の聲も去年の夕暮れ あるいは、 思ひつつ来てぞ聞きつる今宵しも聲をつくして鳴けきりぎりす のように。
昨日、若い人のマンガ作品展を見てきました。 こおろぎは… に、共通するものを感じました。 それは、それらのマンガの背景や、あなたの言葉の奥にある思索、感覚、気持などが、上手く書かれているのですが、一本調子なので、味わいが深くないのです。 甘かったら最初から最後まで、甘いだけなのです。 辛いだけなのです。 しっかり甘いけれど、美味しいわけではないのです。 もちろん不味くはないと思います。 不味くはないから、返事しました。 でも、決して、他人には、おいしい料理ではありませんでした。
- ゆのじ(@u-jk49)
- ベストアンサー率30% (1233/4073)
テーマとしては甚だしく陳腐です。思想的にも浅く、今日では、小学生にも嗤われる類と思われます。「こおろぎ」の本能、その生存信号をヒトの「歌」と同義に捉えようとする傲慢さがやり切れませんでした。ヒトって、そんなに偉いんでしたっけという感じです。しかも、その「歌」というのが、ゴールデンタイムのアイドルの「歌」なのですから、何をかいわんやです。あるいは、和歌、漢詩ならば、ヒトの「歌」としての考察は可能でしょうが、アイドルは、人生観(哲学・思想)を考える上で引き合いに出してはいけません。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
- ベストアンサー率20% (605/2887)
人と違っている経験をしているのだろう、こおろぎなどの虫類や植物たち。 自己の本然を変えたり修飾のための被せもなく。 それに引き換え、文化とやらを持つ人間の自己性はどこに求められるのか。 鳥たち、人間と[生活]する猫も犬もその他の動物も人間の意識が見つめ、人間と関り、いつしか 自己性を一歩出ているかのようだが。 こおろぎの声は万古から変わることなく、自己できている。 人間の文化性は功なのか罪なのか。 人間はこおろぎのようにはなれないし、なるべきではない。 なれば人間は自己の本然をどこに確認する経験を重ねるのか。 それは存在という宿命を覚悟し心得て、自己の当為を大事にして瑣末に拘泥しないことか。
第一節はすばらしいです。 どきどきしました。 1番様の感想に近いですが 最初と最後の節だけで充分完成度の高い詩になっていると思います。 失礼しました。
- hunaskin
- ベストアンサー率30% (1855/6063)
伝えたい気分や言いたいことはわかります。 が、二段目の言葉選びが今日的過ぎるのとイメージかありきたりつ説明的過多でいささか鼻白みます。 この段落が無いほうが普遍的な詩になると思います。
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