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トートロジーについて

Caperの回答

  • Caper
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回答No.9

● ANo.7 の 3)「 二等辺三角形は正三角形である 」という命題の解釈について。   二等辺三角形は次の 4種類 に大別されると、私は思います。  ・正三角形以外の鋭角二等辺三角形 (= <えい> )  ・鈍角二等辺三角形 (= <どん> )  ・直角二等辺三角形 (= <直> )  ・正三角形 (= <正> )   いま ( 二等辺三角形全体の集合 ) の中から二等辺三角形を任意に 1つ 選ぼうとします。任意に 1つ 選ぼうとする二等辺三角形が <正> であるか否かを、私は前もって判断することができません。ただし、任意に 1つ 選ぼうとする二等辺三角形が <えい>・<どん>・<直>・<正> のうちのどれかであることはたしかです。任意に 1つ 選んだ二等辺三角形が、<正> でない場合もありますし、たまたま <正> である場合もあります。   ですから、「 二等辺三角形は正三角形である 」という命題の真偽を問われるとき、私は答えるのにとまどいます。 ●「 ∀と∃に泣く 」p.81 に、「 偶数は合成数である 」という命題が取り上げられています。そして、次のような説明が添えられています。「 この命題は、主語と述語の分析を行なった上でないと、( この命題の ) 否定を作っても余り意味がない。なぜかというに、ある偶数は合成数なのか、すべての偶数が合成数なのかが問題になるので、述語論理の領域で取扱うのが望ましいからである 」   この説明は (p → q) の否定 に関する記述の中の一部です。しかし、そこには skoyan さん が抱える疑問の解消にも役立つ提案が記述されていると、私は思います。以下は、述語論理の領域における私の考察です。 ● いま、集合 A と 集合 B を次のように定めるとします。 1) A = {x | x は <正> である} = {x | a(x)}    = {<正>} 2) B = {x | x は二等辺三角形である} = {x | b(x)}    = {<えい>, <どん>, <直>, <正>}   A は要素が 1つ だけの集合です。B は要素が 4つ の集合です。きわめておおざっぱな集合の定めかたですが、不合理ではないと、私は思います。( 下記の添付画像を参照してください )   a(x) と b(x) は 条件 (= 命題関数 ) です。もちろん 3) a(x) = ( x は <正> である ) 4) b(x) = ( x は二等辺三角形である ) ということです。x しだいで、a(x) と b(x) はそれぞれ真か偽のどちらか一方になります。別の言いかたをすれば、集合 A は ( a(x) が真となる x 全体の集合 )、集合 B は ( b(x) が真となる x 全体の集合 ) となります。   そこで、合成された次の 条件 (= 命題関数 ) について考えてみましょう。   b(x) → a(x) = ( x は二等辺三角形である ) ならば ( x は <正> である)   上記において、x という文字が 2つ 出てきますが、x は同じものです。b(x) のかっこ内の x と a(x) のかっこ内の x が異なるということはないとしてください。 5) x∈A = {<正>} のとき、(b(x) → a(x)) は真。 6) x∈B - A = {<えい>, <どん>, <直>} のとき、(b(x) → a(x)) は偽。 7) x∈B でないとき、(b(x) → a(x)) は真。 という結果が得られるように、私は思います。5) が真となっていることで、skoyan さん が抱えます疑問は解消されませんでしょうか。もちろん、x∈A = {<正>} のとき、(a(x) → b(x)) も真になります。 ● もっともらしく私は記述してまいりましたが、その内容の確かさについて私は自信が持てません。まちがっていましたら、ごめんなさい。   恐れ入りますが、ANo.7 の 1), 2) の記述については、もう少し時間をください。

skoyan
質問者

補足

 ありががとうございます。 しかし、貴方様の捉え方は私の疑問とは無関係な誤解です。  このように書かなくても、この集合の包含関係は当然です。  最初の私の疑問を読み返して下さい。三角形の例題はA⇒BとB⇒Aがトートロジーを根拠にして、同一前提から導かれたり証明されるはずはない、という単純な例題です。

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