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トートロジーについて
Caperの回答
- Caper
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●「 合成命題 」「 トートロジー 」「 導く 」という 3つ の言葉の意味を、私は次のように認識しています。 1)「 合成命題 」 命題 A, B, C, … などが ∧ や ∨ や → などの記号によって結ばれることによって、新たに生成される命題。 2)「 トートロジー ( もしくは、恒真命題 ) 」 命題 A, B, C, … などによって生成された合成命題のうち、A, B, C, … のそれぞれの真偽がどんなであろうとも、真であるような合成命題。 例) A∨¬A, (A∧B)→A, B→(A→B) など 3)「 α は β を導く ( もしくは、α は β を導出する、含意する <※> ) 」 命題 A, B, C, … などによって生成された 2つ の合成命題 α, β があって、α→β という合成命題が A, B, C, … のそれぞれの真偽にかかわらずつねに真であるということ。 α が β を導くときには、α⇒β と表記される <※> 。 まことに申しわけありませんが、「 α は β を導く、すなわち α⇒β 」ということとと、「 α→β はトートロジーである 」ということが同義であるのかどうか、私は詳しく知りません。 ただし、次の 2つ の Web ページ における記述によれば、同義であるように私は思います。まちがっているかもしれませんが … 。 http://www.ss.u-tokai.ac.jp/~ooya/Jugyou/Old/6KRonri/ronri03.pdf p.10 定理 3.1 (a) http://www.cs.miyazaki-u.ac.jp/~bisu/DIS/11/11.pdf p.3 推論 (inference) ( α が β を導くとき、すなわち α⇒β であるとき、「 α⇒β は有効な推論である 」と言うことがあるようです ) α が β を導くとは、すなわち α⇒β であるとは、「 α が真であるとき、β は必ず真となる 」ということであると、私は思います。( 上記の p.10 定理 3.1 (a) の直前に、そのことに触れた説明がなされているようです ) ● ((A→B)∧(B→C))→(A→C) という合成命題はトートロジーであると、私は思います。 そして、(A→B)∧(B→C) は A→C を導く、すなわち ((A→B)∧(B→C))⇒(A→C) であると言うことができると、私は思います。 ● 石谷茂 著「 ∀と∃に泣く 」( 1980年06月10日 9刷 ) という本が、私の手元にあります。背理法については、その本の中に記述される次の 2項目 などをご友人に読んでいただいてはいかがでしょうか。 p.72 第11章 p→q の否定は p→(q の否定) か p.82 第12章 条件文再論 上記の 第11章 に誤植ではないかと私が思う所がいくつかあります。あくまでもご参考までに。 p.78 上から 5行目 ( 下の添付画像をごらんください ) p.80 上から 7行目 これは (7) に似ているが … これは (5) に似ているが … p.80 下から 3行目 … (10) 全体を p とおけば (11) は … … (8) 全体を p とおけば (9) は … p.80 下から 1行目 … 述語とみて (10) を p(6) で … … 述語とみて (8) を p(6) で … p.81 上から 1行目 ( 下の添付画像をごらんください ) p.81 上から 8行目 … その 1つ を x とすると (12) は … その 1つ を x とすると (10) は p.81 下から 6行目 ( 下の添付画像をごらんください ) p.81 下から 5行目 ところが (12) の否定を (10) の否定にならって … ところが (10) の否定を (8) の否定にならって … p.81 下から 2行目 ( 下の添付画像をごらんください ) p.81 下から 1行目 となって (13) と合わない. … となって (11) と合わない. … ● <※> 1)「 含意する 」という言葉を用いるときの注意 命題を結ぶ記号 → に「 含意 」という呼び名があるようです。混同しないように注意する必要があるかもしれません。 2) → と ⇒ の使い分けについての注意 専門家の中には、この使い分けをしないかたもいらっしゃるようです。 http://math.cs.kitami-it.ac.jp/~kouno/kougi/jr07_01.pdf p.2 を参照してください。 ● もっともらしく私は記述してまいりましたが、その内容の確かさについて私は自信が持てません。まちがっていましたら、ごめんなさい。
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皆様、御忙しい中を即ご回答いただきありがとうございます 。 途中省略 >● 石谷茂 著「 ∀と∃に泣く 」( 1980年06月10日 9刷 ) という本が、私の手元にあります。背理法については、その本の中に記述される次の 2項目 などをご友人に読んでいただいてはいかがでしょうか ---------------------------------------------------------------------- 実はこの本を見つけたのもこの友人との論争途中でした。 元々は憲法第9条の論争で、延々とメールで遠距離討論をしていました。 憲法論争の私の論点は「背理法」という、間接的で卑怯な方法であるとのことから、彼は「背理法」の広辞苑の定義から批判してきました。言葉だけではなく、彼も数学が得意で趣味との事から、A⇒Bという命題を証明するときに背理法ではと・・・始めました。私は尤も多く用いられるのは¬Bから出発し、¬Aに至り¬B⇒¬Aとして得られたものから、その対偶としてA⇒Bを証明するとしたのです。この説の正しさは機会があれば記述しますが・・・ ところがインターネットも含んで、「背理法」と対偶は違うという説が多いので、それを背景に反論し¬(A⇒¬B)を言えば(A⇒B)が¬(A⇒¬B)⇒(A⇒B)のトートロジ性から出るものである、としてきました。 延々4年越しの論争です。そこで彼の誤解がA⇒Bの否定がA⇒¬Bと思い込んでいるらしいと感じ、偶然石谷茂さんの本を見つけて購入し、その本の紹介とともに第11章「p⇒qの否定はp⇒¬qか」のコピーまで送りました。 ところがこの本には誤植も多く(誤植の訂正を出版社に送ったら複雑系の本を贈呈されましたが)、石谷さんももう現役でないのでか、その論旨を理解しようとせず、決裂しています。 従ってこの欄に投稿する時にも「哲学」欄がいいのか迷いましたが、記号論理として「数学」に投稿したのです。 トートロジーは「真理」を表すものと言う説は、哲学者ウイットゲンシュタインの前期の思想でもあります。それ以来私にとっては、トートロジーが重要な未解決課題として残っております。 もしその他のご見解がありましたらご教授下さい。