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子供が歴史について習うとき

tyr134の回答

  • tyr134
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回答No.7

歴史教育は、非常に難しい問題だと思いますね。 なにをもって「自虐史観」と言うのかは分かりませんが、日本の「歴史学」は「やれ客観だ!客観で無ければならい無い!!」などと良いながら、ヘーゲル・マルクス主義的な「進歩史観」がまかり通ってるのが現状ですね。 これは、「自虐史観ではない」派も「自虐史観だ」派も変わりなかったりします。 そもそも、「自虐史観」論争をする人は、たかだか日清戦争~第二次世界大戦(大東亜戦争)までの短い期間のみで語っていたりします。 また、「日本史」という非常に狭い視野で語ってたりします。 もっと大きな流れで物事を見たり、世界史的視点から眺めたりする視点が抜け落ちています。 そう言った意味では例え、「自虐史観」で無い史観を植え付けたとしても、無意味ですね。 また、この狭い期間は論争が絶えないので、まともに教えもせず飛ばしたりしています。 私も、小・中学では「受験にはあまりでないから」とか言って飛ばされましたね。(高校は世界史・地理を選択したので、世界大戦期は世界史で学びました) 「触らぬ神に祟りなし」が最近の傾向のようですよ。 そのおかげで「太平洋戦争」と「第二次世界大戦」が同じ戦争だということを知らない若者が急増中とか。 そもそも、日本では「歴史とは何か?」という「問い」が抜け落ちて「実証主義」がまかり通っています。 歴史に証拠を求めるのは、アカデミックで在る以上当然のことです。 しかし、「歴史の証拠」とは「過去」ではなく「過去の断片」でしかありません。 物的証拠であれ、状況証拠であれ、証言証拠であれ、「断片」であることに変わりはありません。 その「断片」をつなぎ合わせるのが「歴史解釈=歴史観」となるのです。 しかし、これは「主観的」でしか無いわけで、「真実」と言い切ることは出来ません。(ほぼ永遠に出来ないと思います) 例えば、「太平洋戦争(大東亜戦争)※名称なんてどうでもいい」一つをとってみても、断片の一面を見れば「侵略戦争」だし、他の面を見れば「防衛戦争」でもあります。 これは、結局個々人の思想・価値観にしかすぎません。 歴史教育で、本当に怖いのは、そのことを忘れて、「一つの歴史観」に固定されてしまう事です。 そして、その「一つの歴史観」を利用されて、国家や国民が一定の方向に導かれることです。 こうなると、「ファシズム」に近い国家のできあがりで、その先には(歴史に学ぶなら)戦争>滅亡への道を歩むことになります。 そう言った意味では、「日本の教科書は自虐史観だ」とかいってる勢力が作る教科書も「同じ穴の狢」です。 とはいえ、ナショナリズムを養うために歴史教育を利用するのは、どこの国でも同じなんですけどね。 ただ、EU圏をはじめとした国々は、徐々にナショナリズム教育から離れ「多文化主義」に向かい始めていますけどね。 つまり、「多様な歴史観」を認め、あえて議論することで、個々人の考える力・ディベート力・情報リテラシーを強化しようというモノです。 そして、これらは民主主義には欠かせない能力です。 「歴史」とは「真実」が無い分野なので、こうした教育に向いてる分野と言えます。 日本も、はやくヘーゲル・マルクス主義的な進歩史観や、実証主義偏重教育から、こうした「民主主義能力を養う歴史教育」を行うべきでしょうね。 ※「真実が無い」=「適当に歴史をでっち上げて良い」という事ではありません。 あくまでも、「証拠」に基づいた上で、どう解釈するかという点で、幅があるという意味です。

noname#130748
質問者

お礼

ひとつの価値観にとらわれるには確かに危惧を抱きます。しかし国家という立場がある以上は、それを維持する為の最低限の教育はなされるべきです。 昨今の教育は個人主義に偏るあまり問題が頻発しているように思います モンスターペアレント この手の保護者は数年前には問題になるほど存在しなかった、と思います。 行き過ぎた全体主義から行き過ぎた個人主義へと傾倒していった結果だと思います 目下の問題を解決するには、難しい理論を展開するすることでなく、子供たちの住みよい未来について議論するべきです

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